【シドニー】世界一のインスタ映えケーキ「ブラックスター・ペイストリー」

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• シドニーの人気ケーキ「Black Star Pastry（ブラックスター・ペイストリー）」
• サブカルの街「Newtown（ニュータウン）」発祥
• パリのパティスリーのような明るい店内
• 映えるスイーツとして大人気のスイカケーキ
• シドニーに訪れたら絶対食べたい！

シドニーの人気ケーキ「Black Star Pastry（ブラックスター・ペイストリー）」

• 写真：Mayumi Iwasaki

オーストラリアにもケーキ屋さんはあれど、デパ地下や商店街にケーキ屋さんが林立する日本ほどは多くありません。その代わり街中に美味しいカフェがたくさんあるので、甘い物が食べたい時はカフェで甘いパンケーキやパイなどをオーダーするのが一般的です。

• 写真：Mayumi Iwasaki

そんなオーストラリアのシドニーですが、美味しいケーキ屋さんもちゃんとあります。シドニー近郊にあるNewtown（ニュータウン）発祥の「Black Star Pastry（ブラックスター・ペイストリー）」は、シドニーを代表するケーキ屋さん。今回そんなブラックスター・ペイストリーのニュータウン本店にあるカフェと美味しいケーキをご紹介します。

サブカルの街「Newtown（ニュータウン）」発祥

• 写真：Mayumi Iwasaki

本店があるニュータウンは、劇場や古着屋さん、アンティークショップやレコード屋さんなどが並び、通りの壁にはたくさんのグラフィティが描かれている街。「サブカルの街」と言われていますが、美味しいレストランやカフェが並ぶグルメの街でもあります。店名はそんな街の雰囲気にインスパイアされ、イギリスのロックバンドRadioheadの名曲「Black Star」に因んで付けられたそうです。

• 写真：Mayumi Iwasaki

ニュータウンはシドニーのシティから電車でわずか15分程度。お店は駅から歩いてわずか2分とアクセス抜群の立地にあります。以前は店舗裏手にある路地に小さな店舗を構えていましたが、ニュータウンの目抜き通りKing Street（キングストリート）沿いに2021年に移転しました。

パリのパティスリーのような明るい店内

• 写真：Mayumi Iwasaki店舗は1885年建設の元銀行だった建物

新しい店舗はキング・ストリートと、Eliza St（エリザ・ストリート）との交差点にあります。因みにこの建物は1885年に建設された元銀行だった建物で、市の文化財にも指定されています。

• 写真：Mayumi Iwasaki大理石を多用した明るい店内
• 写真：Mayumi Iwasakiパティスリーらしく綿棒のシャンデリア

以前の店舗はラスティックな剥き出しのブロック壁がニュータウンらしさ満載だったのに対し、新しい店内は白で統一されてエレガントな雰囲気。高い天井と大理石のカウンター、大きなアーチ型の窓などシックで洗練されたパリのパティスリーのようです。

• 写真：Mayumi Iwasaki

ここでケーキを食べるなら、窓から柔らかい光が差し込む窓際のカウンター席がおすすめ。カウンターに座って外を眺めているだけで、いつまででも過ごせそうです。窓の外には人や車が忙しなく行き交っている中、壁を一枚隔てるだけでそんな喧騒から離れた居心地の良さがあります。

映えるスイーツとして大人気のスイカケーキ

• 写真：Mayumi IwasakiイチゴとスイカがフレッシュなStrawberry Watermelon Cake ($9.00 / ¥725)

ブラックスター・ペイストリーの代名詞的と言えば、シドニーだけでなくオーストラリアで知らない人はいないと言っても過言ではない程有名な、Strawberry and Watermelom Cake（イチゴとスイカのケーキ）でしょう。ニューヨークタイムズ誌で「the world's most Instagrammed cake（世界一インスタ映えするケーキ）」とも賞賛された程人気のケーキです。

• 写真：Mayumi Iwasaki誕生日やパーティ用は4人〜45人分まで

イチゴの上にバラの花びらとピスタチオが散りばめられ、スライスしたスイカが丸ごと入った鮮やかな色合いのケーキは、インスタ映えするのも納得の可愛さ。味も文句なく美味しいので、筆者は友人の誕生日やパーティのお持たせなどに使っています。華やかな見た目でパーティ映えするのもそのはず、元々はオーナーがウェディングケーキとして作ったものを、その評判の高さから商品化したものだそう。

• 写真：Mayumi Iwasaki見た目が美しい分、美しく食べるのは少々難しいです。

ふわっと軽いアーモンドベースのスポンジとバラのクリーム、ジューシーなスイカ。見た目のレイヤーだけでなく、奥行きのある深い味わいが楽しめます。心地よい甘さもありつつ、フレッシュなスイカが入っているせいか後味は想像以上にさっぱり。フォトジェニックなのはもちろん、何個でも食べられそうな繊細な軽さと深い味わいが人気の秘密です。

• 写真：Mayumi Iwasaki波紋も描かれた黒胡麻風味のZen Cheesecake ($9.00 / ¥725)

こちらは日本の枯山水をイメージした新メニューの「Zen Cheesecake（禅チーズケーキ）」。グレーの黒胡麻チーズクリームにはしっかりと波紋が描かれていて、トップにはちゃんとマカロンの石が置かれています。黒胡麻の香ばしい香りが凝縮されたチーズケーキは、濃厚ながらも甘すぎずバランスも抜群。食べているだけで瞑想できるかも？

• 写真：Mayumi Iwasaki

他にも「Mango Yuzu Cake」や「Ume Forest Cake」など、所々に「和」にインスピレーションを受けたケーキが多いのも面白いです。

• 写真：Mayumi Iwasakiクロワッサンやソーセージロールもあります

元々はパイなどの焼き菓子をメインに扱うパティスリーだっただけあり、店内にはクロワッサンやビーフパイ、ソーセージロールなどもあります。カフェではコーヒーも飲めるので、お腹が空いていればここで軽くブランチも良さそうですね。

シドニーに訪れたら絶対食べたい！

• 写真：Mayumi Iwasaki

シドニーを代表するケーキ屋さんですが、生物なのでお土産にできないのが残念です。実は最近ブランドイメージを一新して、日本人イラストレーターのNoritake氏による新しいキャラクターも登場しました。オリジナルアパレルも展開しているので、Tシャツやエコバッグなどはお土産に喜ばれるかもしれませんね。

• 写真：Mayumi Iwasakiカーテンをめくったようなデザインの、タウンホールにある「CBD店」

現在はシドニーに4店舗、メルボルンに2店舗、最近では上海にも出店し海外進出も果たしています。シティにはタウンホールにあるショッピングビル「The Galeries（ザ・ギャラリーズ）」の1階にケーキショップがあります。ケーキだけ持ち帰るなら、ニュータウンの本店に行くよりこちらの方がアクセスしやすいです。

• 写真：Mayumi Iwasaki

カラフルで目にも美味しい「世界で一番インスタ映えするケーキ」。是非シドニーに訪れたらブラックスター・ペイストリーで味わってみませんか？