『千と千尋の神隠し』の舞台となって以降、10年以上経っても未だ冷めやまぬ台湾ブーム。日本からも気軽にアクセスでき、LCCなんかでも気軽にいける海外として人気の観光スポットです。中でも「食べたいわん(台湾)」なんて言葉がでるほどグルメにあつい台湾。せっかく安く行けるようになった台湾ですから、食べ物も安くおいしいものに挑戦したいですよね。今回はガイドブックではあまり大きく取り上げていない食べ物であったり、そもそもネットで調べても食べられるお店が見つけられないような食べ物を紹介します。
この記事の目次表示
1.魯肉飯(ルーローハン)100円~
お腹にたまる格安台湾ローカルグルメ代名詞として外せないものが、魯肉飯(ルーローハン)。豚のミンチと肉のうまみが凝縮された、甘いだし汁でトロトロに煮られた丼ぶりです。牛丼文化が根付く日本人の私たちにとって、日本での牛丼チェーン店感覚で食べられるような代物です。
なんと驚きなのが、値段の安さ。小さなお茶碗に軽くよそわれたものがわずか25元〜(100円程度〜・2017年8月現在のレート)。小盛りなので女子旅なんかでも気軽に食べることができますよ。日本円で、+40〜50円程度で大盛りにもできます。さらにはトッピングの煮卵10元〜(40円程度〜・2017年8月現在のレート)との相性もバツグン。
意外にも日本人がこの食べ物を知らないのは、台湾旅行中におおよその人が訪れる夜市にはあまりないから。どちらかというと、老舗感あふれるお店にだいたい置いてあります。チェーン店でない限りはインターネットで探してもでてきませんが、実は本当に美味しいのは検索しても出てこなそうなこじんまりとしたお店。
繁華街を歩きながら看板に魯肉飯(ルーローハン)という文字を探すのも、名店の上手な見つけ方。
煮玉子以外にも写真のような目玉焼きや、小鉢なども同等の金額10元〜(40円程度〜・2017年8月現在のレート)で注文可能な場合が多いです。魯肉飯(ルーローハン)をスクリーンショットしたり、漢字を覚えておくと、確実にありつけるはず!台湾滞在中に一度は食べておきたい一品です。
2.水煎包(スイジェンパオ)・生煎包(シェンジェンパオ)60円~/個
水煎包(スイジェンパオ)は、お店によっては生煎包(シェンジェンパオ)と呼ばれたりもします。餃子と肉まんを足して二で割ったような食べ物です。価格は金額15元〜(60円程度〜・2017年8月現在のレート)と大変お手頃です。大きさはちょうど肉まんと小籠包の間のサイズ。
小籠包人気もあって、日本人にこれまた大きく注目されていない水煎包(スイジェンパオ)。でも実は、かなり日本人好みの味の名品です。小籠包のように蒸すのではなく、大きな鉄板で焼き上げます。中の具材はボリューミーで、ジューシー度は餃子クラスですので、少量でも十分食べごたえがあります。ピリ辛ソースと甘口のソースも合いますので、お好みにあわせかけて食べましょう。
水煎包(スイジェンパオ)は小腹がすいた時に最適!日本人が大阪でたこ焼きを食べる感覚と同じに考えていただければ、イメージがわきやすいかと思います。中の旨味がたっぷり詰まった肉汁スープでのヤケドにはくれぐれも注意!小籠包と同じく、中の肉汁スープはこぼさないように食べるのがコツです。
3.豆漿(トウジャン)80円~
日本で好んで豆乳を飲む人ではなくても、台湾に来た際にはぜひ挑戦して欲しいのが、台湾の豆乳である豆漿(トウジャン)。台湾では健康食としても親しまれ、朝食がわりに豆漿(トウジャン)を飲む人が多いです。
値段は20元〜(80円程度〜・2017年8月現在のレート)とお手頃。さらには冷たいものとあたたかいものとあり、どちらも全く違う飲み物に感じるほど風味も味も変わります。熱いものは深みがあるしっとりした体に染みる味です。冷たいものはさっぱりと気軽に飲める健康飲料といった印象。
この豆漿(トウジャン)は街のいたるところで売られていますが、やはり意外にも夜市で見ることは少ないかもしれません。魯肉飯(ルーローハン)と同様に下町のような雰囲気のある路地裏などに数多く存在します。大半のお店が手作りであることが多く、店ごとに味も違ったりするので、それも楽しんでみましょう。