沖縄に行きたい、もしくはもう行く予定があるそこのあなた!沖縄のビーチへ行こうと考えた時、沖縄ならビーチはどこでも綺麗だから場所は関係ない、と思う人も多いでしょうが、そんなことはありません。筆者がおすすめする沖縄の離島・渡嘉敷島の海は、なんと世界でも有数の綺麗さ。これほどの海は、日本中どこを探しても見つからないはずです。渡嘉敷島って?と思った人もいるでしょう。それもそのはず、最近になって知名度が上がり始めた、穴場の島なのです。
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渡嘉敷島とは
慶良間諸島の一つ
渡嘉敷(とかしき)島の名前は、あまり聞いたことがないかもしれません。那覇市の西30㎞に位置し、慶良間諸島の東端にある、長さおよそ8㎞程度の小さな島です。渡嘉敷(とかしき)、阿波連(あはれん)、渡嘉志久(とかしく)の3つの集落があります。
素晴らしい海
渡嘉敷島の一番の魅力は、その海です。他にも見どころはありますが、海のインパクトが強すぎるのです。海の透明度は、およそ50-60m。これは沖縄本島の綺麗なビーチのおよそ2倍で、ハワイの1.5倍、と時に言われます。
そんなビーチが、那覇からわずか35分の島にあるのです。これは行くしかないですね!
アクセス
島へは、那覇市内の港「とまりん」から、高速船でわずか35分。フェリーだと70分の距離にあります。フェリーは1日1往復(片道1,660円)、高速船(片道2,490円)は日にもよりますが1日2-3往復しています。
- 那覇泊港
- 那覇市 / 港
- 住所:沖縄県那覇市前島3丁目25地図で見る
- Web:http://www.tomarin.com/
1泊2日のおすすめプラン
渡嘉敷島は那覇からの日帰りも可能な距離ですが、島の魅力は1日では味わいつくせません。さらに、渡嘉敷島の夕日や星は素晴らしいので、日帰りではなく、島に泊まるのがおすすめ。ここでは、1泊2日で訪れるおすすめプランを紹介します。
出発は、那覇で観光を楽しんでから
夕日の時間に間に合うよう、とまりん16:30発の高速船で向かいましょう。とまりんへは、那覇空港からも直通バスが出ています。レンタカーを借りていた人は、返却してから向かってもよいでしょう。
高速船でわずか35分です。徐々に傾いていく日を横目に見ながら、海の風景を楽しんでいるとあっという間についてしまいます。
阿波連ビーチで夕日を眺めよう
到着したら、宿の送迎バス、またはレンタルスクーターで夕日を見るために阿波連に行きましょう。阿波連は渡嘉敷第2の集落で、フェリーが付く渡嘉敷集落とは島の反対側にありますので、宿の送迎バスを利用して移動するならば、阿波連エリアにある宿をあらかじめ予約してください。
宿に送迎をお願いするのももちろん良いですが、行動の自由度を考えると、小回りの利くスクーターをレンタルするのがおすすめ。スクーターで渡嘉敷集落から阿波連の宿まで移動して、一旦荷物を置いたら、阿波連展望台へ。眼下には、美しい海に浮かぶ慶良間諸島が広がります。春~秋であれば、ちょうど夕焼けの時刻に当たるはずなので、のんびりと沈む日を眺めましょう。
夜ご飯は、「喰呑屋バラック」で!
夜ご飯は、阿波連集落の中で食べましょう。いわゆるコンビニは1つもなく、商店が1つあるのみです。おすすめは、安価なのにとてもおいしいご飯が食べられまる「喰呑屋バラック」。飲み屋でもあるので、一杯呑んで宿へ戻るのも乙ですね。
- 写真:トラベルライター阿波連集落にある「喰呑屋バラック」。Google mapにも載っていない、地元の隠れた食堂です。
- 写真:トラベルライター刺身の酢みそ和え定食(900円)。さっぱりとしていて、疲れた体にはぴったり!
夜ご飯の後は満点の星空を堪能しよう!
夜ご飯を食べた後は、ビーチへ星を見に行きましょう。阿波連地区の宿からビーチまでは、なんと歩いて30秒ほど。最高ですね。特に夏の晴れた夜には、上空いっぱいに広がる天の川を楽しめます。
翌日は渡し船で無人島へ行き、透明な海を満喫
翌日は無人島へ行きましょう!無人島。響きだけでロマンがありますね。無人島への渡し船を、わずか1,000円で出してくれます。向かうのは、阿波連ビーチの沖合に浮かぶハナリ島。行く途中には、海中遊覧もしてくれます。透明度が高いので、ボートからの遊覧だけでもたくさんの魚を見ることができます。
帰る時間を船の人に伝えたら、後は自由時間。無人島では、自分次第で自由になんでも楽しめます。おすすめは、ハナリ島の岩山の上まで登ること。素晴らしいビーチの絶景が眺められます。こんな景色は、日本でもここでしか味わえないはず。
シュノーケルをもっていくのもよいでしょう。そこにいるのは自分たちだけ、という空間で、世界でも有数の海を満喫してください。簡単にはできない無人島体験が手軽に味わえますよ!
島へ戻って、阿波連ビーチも楽しもう
島へ戻ったのちは、阿波連ビーチでアクティビティ。今流行りのマリンスポーツSUP(スタンドアップパドル)などを楽しみましょう。多少値は張りますが、ダイビングやシュノーケリングもおすすめです!海はどこまでも透明ですから、まるで海に浮かんでいるかのような気持ちになれますよ!
夕方の高速船で那覇に帰ろう
渡嘉敷発17:30の高速船に乗ると、那覇着は18:05。港から空港まではバスでわずか25分程度でつきますから、この日のうちに沖縄を離れることも可能です。
筆者の場合は、20:00発の東京行きのフライトを予約していましたが、空港についてから飛行機に乗るまでに、お土産を買う時間も十分にありました。そして東京には22:00過ぎには到着です。翌日から仕事でも、夕方まで素晴らしい海を楽しむことができます。
どうでしたか?
これほど良さを知ってしまうと、どうして今まで知らなかったのだろう、と思ってしまいませんか?
混んでいるだろう…と思って、諦めてしまうかもしれません。ところが、まだ知名度がそれほどでもないので、夏休み中も、ハイシーズンを除けばゆったりとした離島の雰囲気が楽しめます。夏以外にも、3月~4月などは、沖縄は海に入れる暖かさですし、人も夏よりは断然少ないのでお勧めですよ!
すでに沖縄での旅のプランを決めてしまった、というあなたも。まだ遅くはありません。沖縄旅行の最後に1泊足して、素晴らしい島へ行ってらっしゃい!
- 渡嘉敷島
- 渡嘉敷村(島尻郡) / 島・離島 / 夏のおすすめ観光スポット
- 住所:沖縄県島尻郡渡嘉敷村 渡嘉敷島地図で見る
- Web:http://www.vill.tokashiki.okinawa.jp/