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【4】山吉肥料店
明治大正時代に養蚕業で財をなして建てた山吉家の蔵は、増田町で一番新しく大きい蔵。昭和18年に造られた台所は、今も現役です。こちらの蔵は、吉永小百合さんのテレビCM『大人の休日俱楽部』や、草刈正雄さんのTV番組『美の壺』でも放送されています。
蔵内部は非公開ですが、漆喰を守るための漆塗りの木枠など、繊細な組子の意匠が秀逸です。土間を通り抜け、裏門まで案内して頂けます。
定休日:不定休
見学料:200円
※要予約
【5】日の丸醸造
1689年(元禄2年)創業の醸造元で、現在の主力ブランド「まんさくの花」は、全国はもちろん、海外にも輸出されています。前蔵、中蔵、米蔵など多くの蔵を持ちますが、こちらで見学できるのは、1908年(明治41年)建築の文庫蔵。総漆塗りで、1尺間隔に青森ヒバの通し柱が配された、豪華で斬新なデザイン装飾に目を見張ります。
定休日:不定休
見学料:200円
※予約要、国登録有形文化財
- 日の丸醸造
- 横手市 / 酒蔵 / 日本酒 / 雨の日観光 / 酒蔵見学
- 住所:秋田県横手市増田町増田七日町114-2地図で見る
- 電話:0182-45-2005
- Web:https://hinomaru-sake.com/
【6】旧石平金物店 / 観光物産センター蔵の駅
明治大正期に金物商などを営んでいた石平家より横手市に寄贈された建物で、現在は蔵の駅として、増田町の観光案内所兼物産販売所を兼ねています。こちらでも『大人の休日俱楽部』が撮影されており、吉永小百合さんの立ち位置まで印付けされていますので、吉永さん気分で撮影ができますよ。ちなみにこちらにはトイレが設置されています。
定休日:12/29~1/3
見学料:無料
※予約不要
- 増田観光物産センター 蔵の駅
- 横手市 / 観光サービス / おみやげ屋 / 観光案内所・ビジターセンター
- 住所:横手市増田町増田字中町103地図で見る
- 電話:5311
- Web:http://www.city.yokote.lg.jp/kanko/page000107.html
【7】旧村田薬局
江戸時代から平成まで続いた、増田で最古の旧村田薬局。店蔵1階は土間で調剤室、2階は薬品を保管する倉庫として使用されていました。増田で唯一の地下室もあります。
定休日:不定休
見学料:200円
※要予約
【8】旧石田理吉家
戦前まで酒造業を営んでいた旧石田家は、町の中でも、ひときわ目を引く三階建て。木造の三階建ての住宅というのは、県内でも珍しい建造物だったそうです。
定休日:月曜日、12月29日~1月3日
見学料:310円
※要予約、市指定文化財
- 旧石田理吉家
- 横手市 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:秋田県横手市増田町増田中町95−2地図で見る
- 電話:0182-45-5588
- Web:http://www.city.yokote.lg.jp/tokusetsu/masuda/04_o...
【9】佐藤三十郎家
大型の座敷蔵がある佐藤家は、江戸後期までは増田一の豪商だった石田家の醸造元でしたが、江戸末期に佐藤家が購入し、家と蔵を建てて居住しています。内蔵は、この地区最大級の梁間を誇っています。
定休日:不定休
見学料:200円
※要予約、国登録有形文化財
【10】まちの駅「福蔵」
干し餅の製造・販売を行っている佐忠商店が、2014年にまちの駅として出店。内蔵は1879年(明治12年)、主屋は1885年(明治18年)のもので、古文書や帳簿、道具類が並べられています。自由に見学することができるほか、店内では、コーヒーやぜんざいなどがいただけます。
定休日:不定休
見学料:無料
※予約不要
- まちの駅「福蔵」
- 横手市 / カフェ・喫茶店
- 住所:秋田県横手市増田町増田中町94地図で見る
- 電話:0182-45-4190
- Web:https://ja-jp.facebook.com/hukkura4190/
【11】旧杏華堂石田医院座敷蔵
最初に紹介した「町並み案内所ほたる」の隣にあるのが、旧杏華堂石田医院の座敷蔵。石田家は昭和の末まで9代も続いた名医の家柄だそうです。診療棟や主屋は解体されましたが、座敷蔵だけが残っています。柱には、国産では最も堅いとされる栗の木が使用されています。
定休日:年末年始
見学料:無料
※予約不要
- 旧杏華堂石田医院座敷蔵
- 横手市 / 建造物 / 歴史的建造物
- 住所:秋田県横手市増田町増田字上町56地図で見る
- 電話:0182-23-6331
- Web:http://masudakankou.blog.fc2.com/blog-entry-84.htm...
【12】山中吉助商店
蔵は開放していませんが、店内には、足元から天井、壁のあらゆる場所に、昔の工具や取り扱っていた商品、雑貨などが所狭しと並んでいて、宝探しのような気分になります。
定休日:不定休
見学料:200円
※要予約、国登録有形文化財
【13】旬菜みそ茶屋くらを
美味しい麹料理や、麹茶が頂ける「旬菜みそ茶屋くらを」の奥には、お酒の仕込み蔵だった内蔵の躯体部分が残されています。提供されるランチメニューなどについては、前編の記事でご紹介しています。
定休日:水曜日
見学料:無料
※要予約、国登録有形文化財
【14】升川商店(旧栄助商店)
戦前は、炭や荒物を販売していた商家で、内蔵は明治から大正期に建てられたと言われています。現在は「升川商店」が所有し、和装雑貨店を経営しており、古着や民具、骨董品などを扱っています。
定休日:不定休
見学料:200円
※要予約、国登録有形文化財
【15】佐藤多三郎家
佐藤家は明治以前から反物を扱う商家でしたが、先々代当主が医院を開業し、昭和58年に閉院するまで地域医療に貢献しました。明治時代後期に建てられた座敷蔵は補修され、新築された家屋の中で現在も生活されています。
定休日:不定休
見学料:200円
※要予約、市指定文化財
【16】下夕堰(下関)
こちらは蔵ではありませんが、成瀬川の水を十文字町方面へ流している用水堰です。ちょうど町の中央部に位置しています。生活用水や防火用水に利用される増田には不可欠の堰で、もともとは増田城のお堀の水として活用されていました。
【17】増田町朝市通り
佐竹藩の公認で約360年前(寛永20年)から始まったと言われている朝市は、毎月2.5.9のつく日、7:00~12:00に、開催されます。かつては、増田城の武士達が日常生活を営むため、物資の調達が行われたものと言われています。朝市には近郊の農家や商店から50あまりの店が出店し、新鮮な季節の野菜が並びます。
【18】まんが美術館
1995年にオープンした、日本で初めて漫画をテーマにした「まんが美術館」。保存地区から間もない場所にあります。『釣りキチ三平』で有名な漫画家、矢口高雄氏が増田町出身であることから建てられています。2019年5月にリニューアルオープンしました。
- まんが美術館
- 横手市 / 子供が喜ぶ / 美術館 / 穴場観光スポット / 雨の日観光
- 住所:秋田県横手市増田町増田字新町285地図で見る
- 電話:0182-45-5569
- Web:http://manga-museum.com/
最後に
増田町観光協会の公式サイトには、公開家屋一覧や町のマップもあります。また、蔵の中には予約が必要な家、見学が有料の家など、見学条件に違いがあります。随時変更もありますので、事前に公式サイトをご確認の上、お出かけください。