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仕事は楽!清掃係の仕事を大公開
今回、筆者が採用された職種は「客室清掃」と呼ばれる仕事です。求人によっては、「裏方業務」と記載されています。名前のとおり、ホテルの客室を清掃する仕事です。ホテルで清掃用カートを操作するスタッフを廊下等で見かけたことがあると思いますが、この仕事になります。
客室清掃は、朝9時頃から各客室をまわりはじめ、15時頃に終了します。その後、収納庫などの掃除をして1日のすべての業務が終了という流れです。
客室清掃の仕事を体験してみて、筆者ははっきり言って「めちゃくちゃ楽な仕事」という印象しかありません。もちろん勤務先によって仕事内容や仕事量に違いがあるでしょうから、一概に清掃係の仕事はすべて楽とは言い切れません。
しかし、今回筆者は客室数300室以上の大型ホテルで、かつ繁忙期のゴールデンウィークに働いたのに「楽」という印象です。そう考えると、客室清掃はリゾートバイトの中でも初心者向けで比較的楽な業務と言えるでしょう。
客室清掃の仕事へ興味を持ったという方のために、具体的な仕事の内容を以下に紹介します。
ベッドメイキング
宿泊後のベッドを掃除し、次のお客様のためにベッドメイキングします。具体的には、シーツを剥がし、ベッド・布団を整えて、新しいシーツを綺麗にはめるだけです。はじめはかなり難しかったのですが、10部屋も経験するとすぐに慣れます。
掃除機がけ
客室の床に掃除機をかけます。掃除機がけは体力を使う仕事でした。掃除機をかけるときは中腰になるので、数時間続けて掃除機がけをしていると腰が痛くなります。重さもあるので、持って移動するときも手が痛くなってきます。
ただし、1日中掃除機がけだけをするわけではないので安心してください。数人で分担して、交替しながら行っていきます。
コップ等の食器洗い
客室のコップや急須などを全て集めて、部屋内の洗面台で洗います。個人的にはかなり楽な作業でした。もちろん汚れや指紋などを残すことは絶対にNGなので、やや神経質に、綺麗に丁寧に洗うことを心がける必要があります。
バスルーム・トイレ掃除
一番大変そうに思えて、実は楽だったのがバスルームとトイレの掃除です。
トイレについては、意外と綺麗に使っていらっしゃるんですよね。そのため、すべての部屋のトイレをブラシを使って洗うということはありませんでした。大抵の場合が汚れがないか軽くチェックをして終了。もし汚れがあったら雑巾で軽く拭き取るだけでした。
バスルームについても、筆者が働いたホテルには温泉があったためか、バスルームを使っているお客さんは少なかったです。そのため、多くの部屋ではバスルームにゴミや汚れがないか、水滴がないかをチェックして終了です。
清掃係の作業内容の中で、このバスルームとトイレ清掃が一番楽な作業でした。
アメニティやバスタオルの補充
アメニティやバスタオルの補充作業も簡単です。並べ方を覚える必要はありますが、すぐに慣れます。
ちなみに、客室清掃で働いているとアメニティをもらえることが多いです。直雇用のパートやアルバイトの方に「アメニティ貰っていいですか?」と聞くと、快く「いいよ〜、持っていきな〜」と言っていただけました。寮生活のために持参したシャンプーやボディーソープ等が切れても、もらったアメニティを使えるので生活費を浮かせられます。
リゾートバイトの食事は美味しい
今回の勤務先には、社員食堂が備えられていました。4種類の日替わりメニューの中から、1つを選ぶというシステム。もちろん食費は全て無料です。
メニューは定食、麺類などがあり、ご飯や味噌汁のお代わりは自由でした。また、嬉しいことに「作り置き」にも対応してくれました。
味も美味しかったです。ただし、働く勤務先によって差はあるようです。同じ寮に住んでいた大学生は以前違う勤務地でリゾートバイトを経験したそうですが、そこでの食事は美味しくなかったと言っていました。あまり味には大きな期待を持たない方が良いかもしれません。
休日は自由に過ごせる
休日の過ごし方も人それぞれで、寮でまったりしている人もいれば、観光に出かける人もいます。筆者は観光に出かけました。と言っても、筆者は移動手段をなにも持っていなかったため、寮から徒歩で回れる場所を巡りました。これはちょっと失敗したなと思っている点です。事前に寮の周りの観光地や移動手段を調べておけば良かったです。
また、働いているホテルの温泉に入って、まるで旅行に来たかのように過ごすこともできます。リゾートバイトは、休日に限らず、仕事後も温泉を無料で利用できることが多いです。温泉好きにもリゾートバイトはおすすめです。
リゾートバイトはコストパフォーマンスが高いアルバイト!
筆者はゴールデンウィーク期間中に合計7日間のリゾートバイトを体験しました。7日間のうち、1日は休日だったので、稼働日数は実際6日間です。6日間で稼げた給料は、合計58,800円でした。
内訳は次のとおりです。
- 時給 = 1,400円
- 1日の労働時間 = 7時間
- 1日に稼げた額 = 1,400円 × 7時間 = 9,800円
- 9,800円 × 6日間 = 58,800円
光熱費、寮費、食費、交通費は一切かからずに、58,800円の給料ですので、コストパフォーマンスの高いアルバイトだなと感じました。
リゾートバイトを終えての感想
はじめは「住み込み」というものにかなりの不安を感じていました。しかし、実際に働いてみると思ったよりも楽しかったです。
旅行のような「非日常感」を味わいつつ、普通に生活をしていれば出会うことがないであろう人々と出会えたことも良い刺激になりました。
次回は沖縄や北海道などの人気の行楽地でも働きたいなと思いました。有名な観光地の方が多様な人との出会いがあり、休日の過ごし方の幅も増えるようです。冬なら温泉地やスキー場のあるホテルも良いかもしれません。
ぜひリゾートバイトを体験してみてください。