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【5】馬の背・牛の背
鐘楼堂から納経堂までの道にある、「馬の背・牛の背」。
両側が切り立った岩場の尾根道になっていて、足が滑りやすく、平均台を渡るような感覚で、バランスを取りながら慎重に歩いていきます。
滑落してしまったら、岩や木に体を打ちつけながら、止まることができずにどこまでも滑り落ちていってしまいそうな危険スポットです。
投入堂まであと少しのところまで来ているこの場所は、最後の難関ともいわれています。
【6】クサリ坂(下山時)
最後の難関である馬の背・牛の背をこえ、無事に投入堂を拝んだら、下山が始まります。
ここ10年は死亡事故は起きていないとのことですが、滑落事故は毎年起きているとのことで、その多くが下山時に発生しているとのことです。
これまで紹介してきたスポットを下っていくことを想像してもらえれば、少しはその危険さが判って頂けるのではないかと思います。
下山のなかでも特に危険を感じたのは、はじめにご紹介させて頂いた「クサリ坂(下り)」です。
舞台造りになっている文殊堂の下部分を通り、登ってきたときとは逆に、一本の鎖に身を委ね、巨岩を下っていきます。
登ってきた時よりも怖さや危険が感じられ、より慎重さが求められます。
万が一、鎖を握る手が離れてしまうようなことがあれば、背面から落下する可能性が高く、死を想起させる危険なスポットです。
下山時は、前方や後方で待っている方がいたとしても、焦らず自分のペースで慎重に進んでいくことが大切です。
日本一危険な国宝と呼ばれる「三徳山・投入堂」ですが、くれぐれもケガや事故に気を付けて、参拝や絶景を楽しまれて下さいね。
- 三徳山三佛寺
- 鳥取 / 寺 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / ハイキング
- 住所:鳥取県東伯郡三朝町三徳1010地図で見る
- 電話:(0858)43-2666
- Web:https://mitokusan.jp/