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【青森】一度は行きたいロマンと歴史溢れる温泉宿4選

取材・写真・文:

宮城在住
訪問エリア:32都道府県

2024年3月14日更新

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青森県内にはなんとも風情がある秘湯がたくさんあり、古くから湯治客を癒してきました。今回は、中でも温泉ファンがこぞって訪れる人気の温泉宿4つをご紹介します。人生で一度はこんな温泉宿に泊まってみたい!そんな願いを、一歩前進させてみませんか?

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1.浴底から源泉が湧き出る【蔦温泉】

平安時代から続く秘湯「蔦温泉」は、源泉がプクプクと足元から湧き出す「源泉湧き流し」と呼ばれるスタイルで、空気に触れることなく源泉に浸かることのできる珍しい温泉です。数種類ある浴室は、それぞれがこじんまりとしており、男女入れ替え制もしくは男女別で楽しむことができます。

  • 写真:dory趣ある蔦温泉外観

周辺には八甲田山系の豊かな自然やブナ林を満喫できる蔦七沼トレッキングコースが整備されており、運動後に日帰り温泉として浸かるのもおすすめです。また、宿から数分のところには、赤く染まる沼で有名になった蔦沼もあります。

紅葉が美しいことでも有名で、シーズン中には予約困難な宿になっているため、紅葉時期の宿泊を検討する際には早めの予約がオススメです。

  • 出典:www.flickr.com紅葉が始まった蔦沼。全体が赤くなった見頃の早朝は湖面さえも真っ赤に染まる。
蔦温泉旅館
青森 / 温泉旅館 / ホテル / 日帰り温泉
4.7 (118件の口コミ)
料金(目安):16,150円〜43,888円
宿泊時間:15:00〜10:00
住所:青森県十和田市大字奥瀬字蔦野湯1地図で見る
電話:0176-74-2311
Web:http://tsutaonsen.com/

2.贅沢なヒバの香りを楽しむ【酸ヶ湯温泉】

「酸ヶ湯温泉」といえば、総ヒバ造りの大浴場「ヒバ千人風呂」という混浴の大浴場が有名です。柱一本ないヒバ造りの異空間が圧倒的で、まるで時代を跳び越えたかのような気持ちになり、初めて見る者を驚かせます。160畳もの浴室には源泉が異なる4つの浴槽があり、湯治客を癒し続けてきました。

300年以上にわたってたくさんの人々を癒してきた酸ヶ湯温泉。湯治客の中には、世界的に有名な版画家の棟方志功や、世界最高齢エベレスト登頂者となった登山家の三浦雄一郎なども名を連ねています。

  • 出典:www.flickr.com冬は豪雪地帯として知られている

標高925mにあるため、夏の暑い日でも20度を上回ることが少なく過ごしやすい気候ですが、逆に冬は豪雪地帯として知られており、付近の道路が雪によって通行止めになることもしばしばあります。

毎年春には雪の回廊を歩くイベントが行われるなど、冬場はより一層秘境感がある、歴史溢れる温泉宿です。

酸ヶ湯温泉
青森市 / 日帰り温泉 / 紅葉 / 観光名所 / ツーリング / 温泉地
住所:青森市荒川南荒川山国有林酸湯沢50地図で見る
Web:http://www.sukayu.jp/

3.海岸と一体化した絶景露天風呂【黄金崎不老ふ死温泉】

西津軽地方、世界自然遺産・白神山地の麓にある「不老ふ死温泉」は、日本海を目の前に、しかも波打ち際ギリギリにある絶景露天風呂が有名な温泉宿です。高潮の際は閉鎖されてしまうほどの距離にある露天風呂は、海岸と一体化しています。この露天風呂を目当てに、日本全国各地からお客さんが訪れています。

  • 日本海を目の前に絶景が広がる

荒々しい日本海の絶景、潮風を感じながら浸かる温泉は格別ですが、照明がないために、入浴時間は日の出から日没までと限定されています。日帰り入浴もできますが、16時までとなっており、それ以降~日没までは宿泊者限定の時間帯になります。日本海に沈む夕日と移り変わる空の景色を眺めながら、極上の時間を楽しめます。

  • 空気に触れると赤褐色に変わる鉄分を多く含む泉質

景色もさることながら、温泉の色も特徴的です。湧き出た瞬間は透明ですが、鉄が多く含まれているため、空気に触れると酸化して赤褐色になるという泉質を持っています。

  • 写真:doryマグロをはじめとする新鮮な地元深浦産の海鮮も魅力

また、地元深浦町で水揚げされたマグロなど、新鮮な地元食材を使った料理も魅力の一つです。人気のため予約が取りにくい宿ではありますが、一生に一度は訪れたい温泉宿です。

黄金崎不老ふ死温泉
青森 / 日帰り温泉 / 春のおすすめ観光スポット / インスタ映え / ツーリング / 温泉地
住所:青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15−1地図で見る
電話:0173-74-3500
Web:http://www.furofushi.com/

4.デジタルデトックスで心身リラックス【ランプの宿青荷温泉】

  • 写真:doryランプの宿青荷温泉の帳場

昭和4年に開湯された「青荷温泉」は、青荷渓谷の豊かな自然を楽しめる、風情のある秘湯です。宿には電気がなく、ランプの明かりだけで一夜を過ごします。もちろん部屋にテレビはなく、さらに携帯電話の電波すら届きません。

自然の音だけがこだまし、日常から完全にシャットダウンされた場所で、デジタルデトックスも体験できる温泉宿になっています。

  • 写真:dory山の幸を贅沢に味わう晩御飯

夜になると、ランプの灯りが暗闇を優しく照らしてくれます。山の幸の美味しいご飯と4つのお風呂を存分に楽しんで、心も体もスッキリできる癒しの温泉宿です。

ランプの宿青荷温泉
青森 / ホテル / インスタ映え
3.9 (34件の口コミ)
料金(目安):9,720円〜20,250円
宿泊時間:15:00〜10:00
住所:青森県黒石市大字沖浦字青荷沢滝ノ上1-7地図で見る
電話:0172-54-8588
Web:https://www.aoninet.com/pc-index.html

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この記事を書いたトラベルライター

まだ知らないイロドリミドリな世界へ
元海外在住、元外資系豪華客船員ライター。学生時代からふつふつとしていた旅欲を満たすため、年々フットワークが軽くなり国内外問わずあちらこちらにすぐ顔出します!定番から少しだけ外れてるけど、マニアック過ぎない、いつもより少し旅を楽しくするノウハウお伝えします!
http://irodorimidori.blogspot.jp

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