大仏だけじゃない!ガイドブックに載らない鎌倉の巨大観音「大船観音寺」

この記事の目次表示

• みんな驚く、観音様と初顔合わせスポット
• 観音様までのアクセス
• 全国でも珍しい上半身だけの観音様
• 大船観音建立までの歴史
• 貴重な観音様の胎内拝観
• 実力派の御利益アリ。あの人もここで幸運ゲット。
•    その1、観音様の胎内にあるノートに子宝祈願を書く。
•    その2、子宝のお守りを買う。
•    その3、絵馬に願いごとを書く。
•    その4、慈光堂でお願いする。
•    その5、子授けのお地蔵様にお願いする。
• お土産に観音様をかたどった最中はいかが?
• 大船観音寺関連情報
•    大船観音寺
•    等雲伝統木彫技術協会

貴重な観音様の胎内拝観

それではいよいよ観音様をお参りしましょう。観音様の正面で静かに手をあわせた後は、周囲をぐるりと取り囲む小道を右に進みます。

途中、「縁結びめおと桜」がありますので、ここでご縁もお祈りしておきましょう。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto縁結びのめおと桜

さらに進むと観音様の真横に周り込むことができます。厳かな表情と、やっぱりその巨大さに圧倒されます。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto観音様の横顔

そしてさらに周り込むと、観音様のお背中から胎内に入ることができます。胎内には20分の1サイズの観音様がいらっしゃいます。

胎内にあるのでご本尊かと思いがちですが、どうやらそうでもないそう。今まで見てきた真っ白な観音様と違って、こちらは金色の観音様です。

観音様の前にはお浄財の箱がありますので、そっとお布施をし（胎内はお金を投げ入れる音が結構響くので、他の方に配慮してそっと入れましょう。）、膝をつくためのクッションもありますので、そこで静かに拝みます。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto胎内の金色の観音様

金色の観音様の右側には手乗りサイズの小さな小さな仏が沢山いらっしゃいます。

「千体仏」と名付けられたその仏様たちが、小さな段々の上にびっちりと並んでいます。実はこれ、木片から仏様を彫っていく講習会が定期的に行われていて、誰でもmy仏を作ることができるんです。

講習費は無料で、掛かるのは材料費の1,200円だけ。講習では2体の仏様を作成し、そのうち1体をここに奉納します。

自分で作ったものが奉納されるってなかなか体験できないことなのでは？予約制なので大船観音参拝のついでに・・・とはいきませんが、ぜひ体験されることをお勧めします。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto千体仏

実力派の御利益アリ。あの人もここで幸運ゲット。

さて、ここまで大船観音寺についてご紹介してまいりましたが、そろそろ「大船観音寺っていったい何の御利益があるの？」と思われるはず。大船観音寺には「平和」「縁結び」「子宝」「延命」といろいろな御利益があります。

オールマイティーな感じなのですが、バシッと実力を示したのはズバリ「子宝」です。というのも、ジャガー横田さんのご懐妊で、大船観音の御利益が一躍有名になりました。

ジャガー横田さんは44歳の時に自然妊娠でご懐妊され、45歳で出産されています。大船観音にお参りした後に見事ご懐妊されたということで、それ以来、毎年行われる節分のイベントにご家族で参加されています。

大船観音寺の寺務所には、節分イベントでのジャガー横田さんの写真が飾られています。

私も以前テレビで、この話を知って「すごい！」と衝撃を覚えました。ちなみに、妊娠中もプロレスの試合に出つつ、無事出産されたという話を聞いて、またまた「すごい！すごい！」と思ったものです。

ということで、実際に「子宝」祈願をしてきました。御利益を得る方法は諸説あるので、いくつかご紹介しておきましょう。

その1、観音様の胎内にあるノートに子宝祈願を書く。

先ほど入った観音様の胎内の入り口付近に机があります。その上に大学ノートが置かれていますので、そこにお願いごとを書きましょう。パラパラとページをめくってみると、やはり子宝祈願に関する願いごとが数多く書かれていました。

胎内は薄暗いですが、机の上には卓上電気スタンドがありますので、灯りをつけてしっかり願いを書いてください。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto胎内入り口付近に置かれているノート

その2、子宝のお守りを買う。

大船観音の真ん前にお守りを取り扱っている所がありますので、「子宝のお守りをください」と伝えて購入します。軒先にはお守りがいくつか陳列されていますが、子宝のお守りは並んでいません。中にいる方に伝えて購入してください。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto子宝のお守り

その3、絵馬に願いごとを書く。

お守りを買った所で、今度は絵馬を買います。購入時にサインペンを貸してくれるので、日付、住所、氏名とお願いごとを書きましょう。絵馬を取り扱っているところの真ん前に、休憩スペースとして椅子と机が置いてあるので、そこに座ってじっくり書いてください。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto絵馬

その4、慈光堂でお願いする。

絵馬掛け所の右側に細い階段があり、そこを下っていくと「慈光堂」があります。お布施をして鐘を鳴らして拝みますが、「鐘は、やさしく、うやうやしく、お鳴らしください」と注意書きがあるので、あまり気合を入れすぎず、やさーしく鳴らしましょう。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto慈光堂

その5、子授けのお地蔵様にお願いする。

「慈光堂」から下りる階段の途中に「子授け地蔵」がいらっしゃいます。右横に「おさいせん」とかかれた貯金箱のような箱がありますので、そこにお布施をして、子授けを願います。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto子授地蔵

お土産に観音様をかたどった最中はいかが?

さあ、ここまででかな～り大船観音寺を満喫しておりますが、最後にご家族、お友達へのお土産として寺務所で売っている観音様の最中はいかがでしょうか？

白、ピンク、茶色と3色入りで400円です。寺務所は休憩スペースとなっており、椅子とテーブルが置かれているので、その場でいただくこともできます。

なんとウォーターサーバーも置かれていますので、甘いものを食べて水を飲んでと、ありがた～くいただくことができます。若干、観音様を頭からガブッといただくには躊躇しますが、美味しいですよ。

• 写真：えいぶゆう/TossyPhoto3色最中

大船観音寺関連情報

いかがでしたか?なかなか奥の深い大船観音寺。最後に大船観音寺と、千体仏の情報をご紹介します。

大船観音寺

• URL：http://www.oofuna-kannon.or.jp/

• 住所：〒247-0072 神奈川県鎌倉市岡本1-5-3

• 電話：0467-43-1561

等雲伝統木彫技術協会

• URL：http://homepage2.nifty.com/touun/index.html

• 住所：〒231-0849　横浜市中区麦田町1-2

• 電話：045-227-4266