神戸というと、何かと三宮や北野、ハーバーランド、メリケンパークといった華やかな場所が取り上げられますが、同じ市内とは思えないくらいとっても自然豊かな北神戸が、今アツイ場所になってきているんです!その北神戸にあるおすすめスポットの一つが「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢」。1993年に開園した「神戸市立 フルーツ・フラワーパーク」が2017年、道の駅としてリニューアルした施設で、同時に“地産地消”を謳う食の複合施設「FARM CIRCUS」もオープン。その魅力に迫ります。
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「FARM CIRCUS」のある「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢」とは?!
「FARM CIRCUS」をご紹介する前に、少し「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢」について触れたいと思います。と言うのも、「FARM CIRCUS」は「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢」の敷地内にあるからです。
元々は神戸市が「農業を盛り立てよう!」とした事業の一端
「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク 大沢」は、もともと神戸市が農業政策の一端として平成5年に開園した「神戸市立 フルーツ・フラワーパーク」でした。
でもおそらく観光客は、農業に触れる…というより “テーマパーク” のような感じで楽しんでいたのではないでしょうか。
パークの奥にはオランダ国立美術館をモデルにしたお城のようなホテルが鎮座し、その目の前には美しい庭園やフラワーガーデンが広がる造り。
他にも、天然温泉「バーデハウス大沢温泉」、BBQ会場、果物狩り農園、遊具のあるわんぱく広場、馬牧場、遊園地などなど…軽く挙げるだけでもこれだけの施設があり、ホテルではもちろん会議やイベント、結婚式も可能!
しかし老朽化が進み入園者数も激減していたことで、経営体制も含めての大きな見直しを図り、「元々のコンセプトだった“農業”に再び着眼点を戻そう!」ということで「道の駅」としての再編に踏み切ったそうです。
2017年にリニューアル!「道の駅」なのに甲子園球場の約8個分!
とは言っても、元の敷地や施設はそのまま残されているので、とてつもなく大きな道の駅ができたワケです。その敷地面積はなんと31ヘクタール!わかりやすく言うと、甲子園球場の約8個分です。
駐車場から一直線に伸びる道路の向こうに見える立派な建物が「ウェルカムステーション」。この奥に、ホテルやフラワーガーデン、BBQ会場、果物狩り農園など、さらに広い敷地が広がっていますが、今回はその「ウェルカムステーション」の手前にある施設「FARM CIRCUS」をご紹介します!
「FARM CIRCUS ファームサーカス」のコンセプトは“地産地消をあそぼう!”
2017年にリニューアルオープンする前までは “古くなったテーマパーク” という印象が否めなかったのですが、この「FARM CIRCUS」ができてから一気に勢いづいたように思います。
ほとんどの施設は以前と変わらずですが、「FARM CIRCUS」の建物だけは新たに建てられました。その名の通り、サーカスのテントのような建物が3つ並んでいます。1つはフードコート、もう1つはレストラン、そして3つ目は直売所です。
全体の敷地からしたら小さな一角かもしれませんが、これまでうまく伝えきれなかったであろう “北神戸の農業の素晴らしさ” が、私たち訪問者にとってダイレクトに分かりやすく体験できるようになっています。
入場料も駐車料も無料!立ち寄りやすさ抜群!
“あそぶ” ためには、気軽に立ち寄れることも大きなポイント。その工夫がたくさんあります!
入場料も駐車料も無料になりました
車でパーク内に入ると大きなゲートを通るので「何か料金がいるのかな?」と思うかもしれませんが、このゲートはリニューアル前の名残。以前はここで入場料を取っていたのですが、今はスルー!入場料も駐車料も無料 です。
駐車場のすぐ目の前にあります
「FARM CIRCUS」は駐車場のすぐ目の前にあり、とても立ち寄りやすい場所にあります。このような玄関口に魅力的な施設があると「もっと奥にも行ってみよう!」と思わせられます。
ETC割引もあります
面白いのはETC割引を始めたこと! 最寄りの「大沢IC」からETCで高速道路を出て、2時間以内で再入場すると、割引になる んだそうです。2時間であれば「ちょっとFARM CIRCUSに寄って、お買い物とランチでもして来よう!」と気軽に立ち寄れますよネ♪(詳細はこちら)
車椅子、ベビーカー、ペット連れも安心
FARM CIRCUSの建物内は動物は立入禁止なので、ペット連れの方でも安心して立ち寄れるようテラスには「DOG PARKING」があったり、車椅子やベビーカーのためにバリアフリーな作りになっていたりと、“痒いところに手が届く” ような造りになっています。また、smoking spaceもあります。
「ここで食べる」を楽しむ
3つの建物のうち、フードコートとレストランのどちらでも美味しい野菜がその場で楽しめます。
ピザは窯焼き、パスタは淡路製麺所の生パスタ!「Days Kitchen」
向かって一番右にある建物は、まるまる「Days Kitchen」というイタリアンレストラン。“Pizza & Vegetable” を打ち出している通り、窯で焼いた熱々のピッツァや地元神戸の野菜が大人気です。
緑いっぱいのまったりできる空間
店内はグリーンがいっぱい!テラスも含めると100席もあるそうですが、そんな感じのしない広々とした空間です。
席に通されると早速チェイサーとしてお水が運ばれます。これがまたオシャレで、中に野菜が!飲んでみると特に野菜の味はしないのですが、見た目に爽やかです。
ランチタイムはサラダバーがお得&美味しい!
メニューを見ると、地元の旬な野菜がふんだんに使われているPizzaやPastaがずらり。Mainも「神戸ポーク」や「六甲牛」、「兵庫県産すこやか鶏」など、地元産にこだわっているのが伺えます。
しかもランチタイムに限って、サラダバー&ドリンクバーが+600円(3〜6歳のお子様は+300円)でつけられるんです!
生のまま食べられる旬の野菜の他に、ちょっとした漬物もあります。この日はザワークラウト、キャロットラペ、だいこんピクルスでした。
嬉しいのは、生野菜にたっぷりかけたいドレッシングやトッピングも豊富に揃えてあること!ドレッシングをかけるもヨシ、オリーブオイルをかけて塩コショウするだけでもヨシ。
筆者としては、少量ずつ取って、様々なドレッシングやトッピングを何回かに分けて楽しむのがオススメです。
ドリンクバーも豊富な品揃え。もちろん、ホットコーヒーやホットティーもあります。
やっぱりPizzaが一番人気?でもパスタも美味しい!
Pizzaといえばテッパンの 「マルゲリータ 1,000円」。窯焼きピザらしく、とても薄い生地で、女性でも1枚はペロリと食べられると思います。
お子様に優しいメニューもいくつかあり、お子様におすすめのメニューには “男の子マーク” がついています。
Pizzaに男の子マークがついているのは 「男爵いもと自家製ツナのバンビーノピザ 1,000円」。 バンビーノとはイタリア語で「幼い男の子」という意味。マヨネーズソースがベースなので確かに子供が好きな味です。
パスタは、創業以来100年以上続く 淡路製麺所の生パスタ を使用しているそうです!写真は 「季節野菜のトマトパスタ 1,100円」 。 “本日の季節野菜” はその日によって変わるようで、黒板に書かれています。春めいたこの日はアスパラガス、カリフラワー、菜の花、大根でした。
なお、旬の野菜を取り扱っているので、メニューは季節ごとに変わると思います。
フードーコートの食もこだわりが見える!
真ん中の建物が、簡単に言えばフードコート。3つの店舗が入っていますが、1つ1つにこだわりが伺えます。
ケルン・ファームベーカリー
- 出典:fruit-flowerpark.jpFARM CIRCUS のホームページより出典
「KÖLN(ケルン)」といえば、神戸っ子で知らない人はいないくらい有名な、昭和21年に創業した老舗パン屋さん。そのケルンが監修しているベーカリーです。「旨味カレーパン238円(税込)」は、焼きあがればすぐ無くなるほど人気らしく、筆者が行った時も売り切れていました。
ファームサーカス食堂
- 出典:www.facebook.comFARM CIRCUS のフェイスブックより出典
神戸の農家で採れた野菜を使った家庭的な料理が味わえます。お味噌汁は、神戸市北区の特産品で無添加で作った手づくりの「北神みそ」を使っているそうです。
ファームサーカス・カフェ
- 出典:www.facebook.comFARM CIRCUS のフェイスブックより出典
珈琲発祥の地といえば神戸! そんな神戸の元町駅近くにある人気のロースター「Lima Caffee」の豆をハンドドリップで出すスペシャルティコーヒーや、米粉のジェラート、神戸老舗紅茶店のティーなどが楽しめます。