今、女子旅人気急上昇の旅先であるモロッコは、どこを切り取ってもフォトジェニックな異文化の香り漂うエキゾチックな国です。そんなモロッコで食べられる本場のモロッコ料理は絶品揃い!よく知られてる定番料理からローカル色の強い料理まで、筆者が食べ歩いた必食のモロッコ料理BEST5をご紹介します!意外と知らないモロッコ料理をたっぷり堪能してください。
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モロッコ料理って?
モロッコ料理と言われてすぐに何が思いつきますか?ぱっと思いつかないものですが、日本人にも聞き覚えのあるモロッコ料理もたくさんあります。アラビア文化圏の国柄、スパイスを使う料理も多く、また地中海にも面しているので温暖な気候で栽培される野菜や果物を使った料理もあります。
もちろんレストランなどで食べることもできますが、観光都市であるマラケシュにあるフナ広場では夜になると屋台が立ち並び、いろいろな種類のモロッコ料理を味わうことが出来ます。
また、小さな都市でもマーケットの一角や人が集まる通りに小さな移動式のスタンドがあって、軽く食べられるものもあります。
- ジャマ・エル・フナ広場
- モロッコ / 観光名所
- 住所:Derb Chtouka, Marrakech 40008地図で見る
必食グルメBEST5
1. タジン鍋
日本でもブームになったタジン鍋。実はモロッコを中心とする北アフリカの定番料理の1つなんです。とんがり帽のような特徴的な蓋の鍋を使って、無水低温調理します。
モロッコでは一般的に肉や野菜のタジン鍋が多いですが、他にも魚やキノコ、豆といった食材のタジン鍋もあります。スパイスを使っていますが、クミンやパプリカなど辛さがないものを使用しています。
いろんな種類を食べ比べてみるのもいいですね。日本でもタジン鍋は手に入りやすい調理器具ですので、参考にして家で作ることもできそうです!
2. クスクス
世界最小のパスタと言われるクスクスも、北アフリカ~中東でよく食べられ、ヨーロッパや南米まで世界で広く食されています。モロッコでは、クスクスの上にタジン鍋で調理された野菜などが一緒に盛り付けられて食べることが多いです。
モロッコでは安息日である金曜日の昼食にクスクスを食べることが多く、朝に家族でモスクに行きその後のお昼にクスクスをみんなで食べるので、金曜日は「クスクスデー」と言われていたりします。この他、結婚式、誕生祝い、割礼、葬式など、人生の節目となる主要な行事でも食べられています。
3. ハリラ
イスラム教徒がほとんどのモロッコでは、ラマダンという断食が今も行われています。そのラマダンの儀式が明けた時によく飲まれるのが、ハリラという伝統のスープです。日本人の味噌汁的な存在です。
断食明けの空腹の体では一気に食べることはできません。ゆっくりとお腹をウォーミングアップさせるため、優しく栄養のあるハリラを食べます。トマトベースのスパイスの効いたベースに、野菜や豆、ショートパスタが柔らかくなるまで煮込まれています。腹ペコの体に染み渡る優しいスープは必食です!
4. オリーブ
地中海に面している北アフリカに位置するモロッコでは、他の地中海諸国同様にオリーブの栽培に適した環境です。
一般家庭で一番使われている油はオリーブオイルですし、良質なオリーブを使ったサラダもよくレストランなどで登場します。同じ国にはサハラ砂漠もありますが、砂漠のど真ん中でもオリーブはよく食べられています。
マーケットに行くと種あり、種なし、緑色のオリーブもあればブラックオリーブもあります。他にも少し辛い味付けをされたオリーブやレモンと一緒に漬けられているものまで、その種類の多さに驚いてしまいます。あまりモロッコ=オリーブというイメージがないですが、美味しいオリーブを是非食べてみてください。
5. モロカンミントティー
モロカンミントティーは、モロッコの生活で欠かせない飲み物です。通称ベルベルウィスキーとも呼ばれ、宗教上アルコールを飲めない砂漠の民ベルベル人たちにとって、ミントティーはみんなで集まって団欒するのに必要不可欠な飲み物です。
基本の緑茶にフレッシュなミントを入れ、大量の砂糖の加えて飲むので、何も言わずに注文するととても甘いお茶が出てきます。甘いの苦手な人は注文の時に砂糖少なめもしくは砂糖なしと伝えましょう。
ポットで入れる場合は高い位置から注ぎ入れ、それを何度か繰り返すことで、空気が入りまろやかになります。ツアーに参加するとガイドさんがことあるごとにミントティーを勧めてきてくれます。その一杯が旅の疲れを癒してくれ、いつの間にか1日に何杯も飲んでいて、病みつきになっていきます。