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多くの石炭を運んできたベルトコンベア
発掘、精製された石炭は貯炭場にたくわえられます。貯炭場まで石炭を運ぶ際にはベルトコンベアが使われており、今でも支柱だけが残っています。
残された数少ない鉱山施設、第二竪坑坑口桟橋跡
ほとんどが瓦礫の山と化した鉱山施設。かろうじて残っている数少ない遺構が、深さ600メートルを超える第二竪坑に行くための桟橋の階段部分です。作業を終えた多くの人がこの階段を通ったため、階段の中央が黒ずんでいます。
鉱山の中枢だった総合事務所
灰色の瓦礫や廃墟の中でひときわ目立つ赤いレンガの壁。これは総合事務所の跡です。鉱山の中枢をになう重要な場所であり、炭鉱の作業員の共同浴場もありました。
軍艦島を訪れるにあたって
大人気の軍艦島ですが、訪れる際に知っておくべき注意点がいくつかありますので以下にまとめます。
- 軍艦島に行くにはツアーへの参加が必要です(地元の漁船と交渉し独自に渡る人もいますがお勧めはできません)。
- どのツアー会社も似たようなプラン、価格ですが、飛び入り参加はできず、事前にネットで予約が必要となります。予算としては大人1人あたり3,600円~4,200円程度(別途軍艦島の施設使用料300円がかかります)、所要時間は2時間30分~3時間20分ほどです(いずれも軍艦島の上陸時間は約1時間)。
- ツアー会社によって年齢の下限は異なりますが、小さい子どもは参加できないので気をつけましょう。
- 波が高い時には出航中止、あるいは上陸中止となることがあります。事前に天気予報や波の高さを確認する他、上陸できなかった時の代替プランがどのような内容かもチェックしておくと良いでしょう。
- ツアーに参加する際は「立ち入り禁止区域には立ち入りません」という内容の誓約書を提出する必要があります。誓約書の内容の通り、島では見学用通路から出ることはできない点も注意です。
上陸できるかは天候しだいであり運がからんでしまいますが、日本の近代化を支えてきた歴史的な遺産は、一生に一度は見る価値があるものです。ぜひあなたの目で確かめに行ってみてくださいね。
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- 住所:長崎県長崎市端島地図で見る
- Web:https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/51797