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新選組隊士の刀傷跡・三条大橋
三条大橋のかたわらにある弥次喜多像のたもとから歩いて2本目の擬宝珠(ぎぼし)には、池田屋騒動の時に新撰組隊士が付けたものと伝わる刀傷が残っています。
傷自体はそんなに大きな物ではありませんが、記念に触っていく人が多いためか傷の部分が変色しているので、すぐに見つけることが出来るはずです。
佐久間象山(しょうざん)遭難の地
動乱の京都で開国佐幕派の策士として活動していた佐久間象山。幕末きっての思想家、兵学者であった象山の教え子には、勝海舟(かつかいしゅう)、吉田松陰、坂本龍馬などが名を連ね、象山の思想や知識に多くの影響を受けていました。
しかし、元治元年(1864年)、三条小橋にほど近い場所で、尊王攘夷派の刺客によって暗殺されてしまいます。
石碑は三条通木屋町、三條小橋のたもとにありますが、実際に暗殺された場所はもう少し北のほうだそうです。
- 佐久間象山・大村益次郎遭難の碑
- 二条・烏丸・河原町 / その他スポット
- 住所:二条木屋町下る一之船入町地図で見る
古高俊太郎(ふるたかしゅんたろう)邸宅跡
薪炭商、古高俊太郎が升屋を構えていた跡地です。古高は商人の立場を利用して諜報活動や武器類の調達に奔走しましたが、その結果、新選組に捕まり拷問されてしまいます。
激しい拷問の中、ついに古高は御所に火を放ち天皇を強奪する計画があることを自白してしまい、それが池田屋騒動のきっかけとなったのでした。
終わりに
今回ご紹介したコースは、すべて徒歩圏内でまわることが出来るお散歩コースとなっています。河原町界隈に行く機会がある幕末ファンの方は、是非一度立ち寄ってみてくださいね。