佐賀県唐津市にある呼子(よぶこ)の港。朝市や天然の透き通ったイカ料理が有名な呼子の街ですが、近隣は豊かな漁場でもある玄界灘の海に囲まれており、沖合に浮かぶ島々の光景とともに、美しい自然の景観を作り出している風光明媚な観光名所でもあります。今回は、そんな呼子の街から気軽に巡ることの出来る波戸岬(はどみさき)と、加部島(かべしま)にある風の見える丘公園の2つの観光スポットを、ショートドライブプランという形式でみなさまに紹介していきたいと思います。
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日本本土最北西端の岬へ!波戸岬へGO!
呼子の港より車で約15分。まずは玄界灘に突き出た波戸岬を目指しましょう。波戸岬は、東松浦半島の先端に位置し、本州、四国、九州、北海道を含めた日本本土最北西端を名乗る岬です。
こちらが日本本土最西北端を示すモニュメント。沖合に浮かんでいる塔のような建物は、豊かな玄界灘の海を海の中から眺めることの出来る、日本海側では唯一、ここにしかない海中展望塔です。
このほか、波戸岬周辺には海水浴場やキャンプ場、玄界灘で獲れるサザエの壺焼きなどを楽しめる浜小屋がいくつか立ち並んでいますが、同時に広がるのはこちらの素晴らしい海の景色!
海中展望塔の向こう、手前に見えるのが次の段落でも紹介する加部島で、奥に見えるのが加部島の沖合約3kmに浮かぶ小川島です。
見る方向を変えれば、同じく玄界灘の沖合に浮かぶ加唐(かから)島や松島、馬渡(まだら)島などを見渡すことが出来、天気の良い良く晴れた日にはさらに遠くの壱岐島まで眺めることが出来ます!
ハートのモニュメントがある波戸岬は恋人の聖地?!
波戸岬を玄海海中展望塔よりさらに先へ歩いて散策すると辿り着くのが、こちらのハートのモニュメントです。こちらの波戸岬は、「はどみさき」→「はーとみさき」→「ハート岬」の語呂合わせから、平成20年(2008年)に恋人の聖地サテライトに選出されています。
特に岬の西へと沈んでいく夕陽の時間帯は、景色も格別なモノが広がりますので、ぜひともカップルで“ハート岬”を散策してみてはいかがでしょうか?
呼子大橋を渡って加部島の風の見える丘公園へ!
さて、続いて紹介するのは、先ほどの波戸岬の段落でも少し触れた、加部島にある風の見える丘公園です!呼子の港から北の沖合すぐの場所に浮かんでいる加部島は、呼子の港からは車でおよそ10分ほど。
フェリーで渡るのではなく、九州本土と加部島との間には呼子大橋が架かっていますので、車で直接行き来することが可能です。
こちらがその呼子大橋。橋の長さは727.8mで、平成元年(1989年)に開通しました。まるでハープのように美しく弧を張った形が特徴的なPC斜張橋で、橋の両側たもとには駐車スペースも設けられています。
途中で緩やかにカーブしながら本土と島とを結ぶ呼子大橋は、近くで見ると一層迫力がありますので、時間に余裕があれば車を駐車場に停めて見学してみるのも良いかもしれません。
そんな呼子大橋を含めて、美しい呼子の景色をバッチリと楽しむことが出来るのが、風の見える丘公園。加部島の高台に位置する風の見える丘公園からは、複雑に入り組んだ地形をしている名護屋浦の様子や、呼子の港町の風景をまさに一望することが出来ます。
反対側にある加部島の集落の様子も良く見渡すことが出来ますので、呼子周辺を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてほしい観光スポットです。
まだまだあります呼子の観光名所!
呼子周辺を巡るショートドライブの旅はいかがでしたでしょうか?今回は、車で気軽に回ることの出来る呼子周辺の2つのおススメ観光スポットについて紹介しましたが、例えば呼子の港から発着している遊覧船に乗車すれば、今度は海の上からその美しい風景を楽しむことも出来ます。
朝市などが開催される呼子の港には、有料の臨港駐車場も整備されていますので、車を停めて呼子の港町をゆったり散策してみるのもおススメですよ!