東京散歩にオススメの世田谷区の豪徳寺をご紹介します。豪徳寺の見どころや、招き猫発祥の地と言われるようになった理由、かわいいお土産などをご紹介。猫好きさんは勿論、自然が多く四季を楽しめるこのお寺は、誰もが楽しめるスポット。日常から少し離れて、癒されてみてはいかがでしょうか。
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豪徳寺とは
東京都世田谷区にある、曹洞宗のお寺です。一説では招き猫発祥のお寺とも言われていて、外国人観光客や猫好きに人気のスポットとなっています。また、桜田門外の変で暗殺された井伊直弼のお墓があることでも有名。世田谷城の跡地でもあります。都内にありながら自然も多く、四季折々の景色が楽しめるオススメのスポットです。
豪徳寺へのアクセス
小田急線の豪徳寺駅から徒歩10分。新宿駅から1本なのでアクセスしやすいです。また東急世田谷線宮の坂駅からは徒歩5分。東急世田谷線は都内では珍しい路面電車。折角なので、路面電車でコトコトと街の景色を楽しみながら行くのもオススメです。
豪徳寺駅から豪徳寺方面に行く途中には商店街があるので、行きと帰りで両方のルートを楽しむのもいいですね。
豪徳寺の見どころ
招き猫発祥の地
商売繁盛をもたらす縁起物として、日本人に親しまれている招き猫。そんな招き猫の発祥の地とされるのが、この豪徳寺。
その昔、彦根藩2代目藩主・井伊直孝が豪徳寺の前を通りかかった時のこと。お寺の猫ちゃんが手招きをしてきたためお寺に入り住職とお茶をしていると、天気が悪くなり雷雨に。猫ちゃんのおかげで難を逃れたそうです。
これをきっかけに、住職がこの猫ちゃんを「招福猫児(まねぎねこ)」と称し、「招猫殿」を設置したそうです。また、この井伊直孝が井伊家の菩薩寺としたことから、豪徳寺は小さく貧しいお寺から繁栄することになったのです。このことから、招き猫発祥の地と言われることになったそうですよ。
招猫殿の横には、お願い事が成就して奉納された招き猫がずらり。大小様々な猫ちゃんたちが、所狭しと並んでいます。この猫ちゃん達の数だけ、色んな願い事が成就したということですよね。それだけで幸せな気持ちになる場所です。因みにここの招福猫児は右手を上げていて、小判などを持っていないのが特徴だそうです。
隠れ猫を探そう
境内を散策すると、所々で隠れた猫に出会えます。例えばひと際目立つ、三重塔には干支が彫られているのですが、なんとその中に干支にはいない猫が彫られているのです。ここではイノシシと牛の間に猫が彫られていて、猫の脇でネズミが小判をもっている様が彫られています。他にも隠れ猫がいるそうなので、行った際には是非探してみてくださいね。
猫の絵馬
豪徳寺に訪れたら注目したいのは、猫のイラストの絵馬。そこに書かれている願い事はペットの長生きをお願いする物や、病気が治りますようになど、猫に関することが多くあります。また外国人観光客が多いお寺なので、外国語で書かれた願い事も多いです。
オススメのおみやげ
豪徳寺のお土産としておすすめなのは豪徳寺駅から徒歩2分の商店街の中にある、東肥軒の吉祥最中。小判を形どった中に、招き猫が描かれたかわいい最中です。美味しい自家製あんは、こしあんと小倉あんがあり、1個120円。福を招く招き猫の最中ですから、贈り物に喜ばれること間違いなしですね!
- 東肥軒
- 下北沢・笹塚・明大前 / スイーツ / 女子旅
- 住所:東京都世田谷区豪徳寺1-38-7地図で見る
- 電話:03-3420-1925
- Web:http://www.kurufuku.jp/index.html
おわりに
招き猫発祥のお寺のご紹介、いかがでしたか。秋の豪徳寺では、紅葉もとても綺麗なのだそうですよ。訪れてみれば、福を招いてくれるきっかけになるかもしれません。ずらりと並ぶ招き猫に癒されに、是非週末の東京散歩の参考にしてみてくださいね。