旅の玄関口である国際空港。買い物、食事、リラクゼーションなど、搭乗までの過ごし方は人それぞれですが、より快適に過ごすためにラウンジを利用してみてはいかがでしょう。ゆったりと静寂した空間には、食事はもちろん、インターネット、電源環境、シャワーなどの設備が整っていて、使いこなせればとても便利です。今回は筆者が利用した東南アジアのマレーシア、シンガポールの空港を例に紹介します。ラウンジ旅も同時に行うようなイメージで、一緒に楽しみましょう。
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ラウンジを利用できるのは?
「ラウンジは敷居が高い」と思っている人が多いのではないでしょうか。ラウンジに入場できるのは、主に航空会社のファーストクラスやビジネスクラス利用時、空港運営会社やカード会社系が運営し、使用条件を満たした有料プログラム会員です。
主にLCC(格安航空会社)利用で万年エコノミーの筆者が、気軽に利用できる場所ではありません。しかし、新たな旅の楽しみを求めて、どうにかしてラウンジを使う手はないかと探ってみたら、有効的な方法を見つけました。
それが、世界最大のネットワークを誇る空港ラウンジ・アクセス・プログラム「プライオリティ・パス」です。楽天プレミアムカード会員になれば、サービスのひとつとして、ラウンジを利用することができます。
実際ラウンジに入るまではドキドキでした。しかし、いざ利用してみるとその快適さに感動です。時間を忘れてしまいそうですが、ここは慣れない空港。ラウンジを利用する前に心得ておきたいことをまとめました。
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搭乗口を確認
不安解消の第一歩。搭乗口をフライト掲示板で確認しましょう。乗り換えの場合、最初の出発地では経由地の搭乗口番号は確定していませんし、変更の場合もあります。また、遅延している可能性もあります。
搭乗口までの時間を逆算
迷わないように搭乗口までの経路と所要時間をチェック。案内板には「徒歩〇分」とおおよその時間が表記されている場合がほとんどなので、時間に余裕をもって行動しましょう。
移動時の食事はラウンジで
フルサービスキャリアの場合は食事や軽食が提供されますが、LCCの食べ物は基本有料です。ラウンジで食事することを前提に購入しないという選択もありです。ラウンジでは洋食をはじめ、その国の名物料理やドリンクを楽しむことができます。
利用したい設備を決めておくと効率的
電源、インターネット、雑誌、新聞、シャワーにマッサージ。様々な環境が整っていて、もちろんフリーWi-Fiも完璧です。その時に何が必要かを踏まえておくと便利です。
ラウンジ攻略旅の日程
今回の旅は以下の通りです。
- 1日目:深夜11時45分 ー 羽田空港発
- 2日目(1):早朝6時30分 ー クアラルンプール着(ラウンジ利用)
- 2日目(2):朝9時50分 ー シンガポール着(ラウンジ利用)
- 〜4日目:現地で観光を楽しむ
- 5日目:深夜0時55分 ー シンガポール発(ラウンジ利用)
早速、ラウンジ旅へとでかけましょう。
KLIA2(クアラルンプール第2国際空港)「PLAZA PREMIUM LOUNGE」
マレーシアを拠点に、その路線網を拡大しているLCCのエアアジア。東京・羽田空港国際線旅客ターミナルを深夜11時45分に出発し、翌朝6時30分(日本との時差は-1時間)に到着。シンガポールへの乗り換えで約2時間の滞在です。
小規模ですが、狭い座席に固定された体を開放するには十分です。また、併設のスパが営業中の時はマッサージを受けることもできます。ここから搭乗口までは徒歩15分と想定し、時間までくつろぎましょう。
さて、どこに座る?
フライト掲示板のすぐそば
搭乗口の変更や遅延などが起こった場合に備えて、不安な気持ちを少しでも解消できるでしょう。
異国の空を眺める
開放的な大きな窓があり朝日を望むことができます。また、飛行機の往来を眺めているだけで海外に来た期待感が高まります。
朝食のおすすめ
シリアルやオムレツなどの洋食、焼きそばや点心などの中華系と、数は少ないながらも十分なラインナップです。「PLAZA PREMIUM LOUNGE」で特におすすめなのがこちら!
アジア圏の定番朝食のひとつであるお粥です。こちらのお粥には、ピーナッツや搾菜などをトッピングしていただきます。
食事の間、スマホの充電を忘れずに。余裕があったら新聞や雑誌を読むことをおすすめします。英語の長文は理解しにくくても、写真や単語からその国の今を感じることができます。
- クアラルンプール第2国際空港
- クアラルンプール / 駅・空港・ターミナル
- 住所:64000 Sepang Selangor, Malaysia Airports Corporate Office, Persiaran Korporat KLIA地図で見る
- Web:http://www.malaysiaairports.com.my
さて、のんびりできたら次は目的地シンガポールのラウンジへ向かいましょう。