ツンとしたにおいが特徴の「臭豆腐」は、日本人からの好みが大きく分かれるグルメの一つ。一般的に揚げ臭豆腐は臭みが弱めで初心者向けと言われているので、食べたことがある方も多いかもしれません。次は蒸したものや煮込んだものに挑戦してみたいという方におすすめのお店が、台北MRT公館駅近くのベジタリアン料理のお店「蒸夠臭」です。
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台湾の名物グルメ・臭豆腐って?
台湾の名物グルメ・臭豆腐は、発酵液に漬けた豆腐を揚げたり蒸したり煮込んだりしたグルメです。この発酵液のにおいは遠くからでもわかるほど強く、敬遠される方も多くいらっしゃいます。でも「思い切って食べてみたら意外とおいしかった!」という感想を抱く方も多いです。
一番よくあるタイプ、かつ匂いがそこまで強くないと言われているのが「炸臭豆腐」で、カットした臭豆腐を揚げたものです。夜市や街中の屋台では定番のグルメで、多くのお店でいただくことができます。
蒸し臭豆腐のおすすめ店!台北MRT公館駅近く「蒸夠臭」
揚げ臭豆腐の次は蒸したものに挑戦してみたい!という方におすすめしたいお店が、台北MRT公館駅近くにある「蒸夠臭(ゼンゴウチョウ)」というお店です。
ここは「素食店」と呼ばれるベジタリアン料理のお店で、どのメニューにもお肉や魚は使われていません。台湾では宗教上の理由や健康上の理由で肉類や魚類を食べない方が一定数いらっしゃるため、街には素食店がたくさんあります。
こじんまりとしたお店ですが、ピーク時間帯にはお客さんがひっきりなしに訪れます。店内は席数が少ないので、相席になる可能性も高いです。
メニュー兼注文票
まずはメニュー兼注文票に記入し、先に会計を済ませます。イートインの場合は「内用」、テイクアウトの場合は「外帶」と書かれたものに記入します。同店の名物グルメは、お好みの辛さを六段階で選べる蒸し臭豆腐「現蒸臭豆腐」です。筆者は小辣で注文してみました。
ピリ辛のスープがクセになるおいしさ「現蒸臭豆腐」
しばらくすると料理が運ばれてきます。「現蒸臭豆腐」は大きなお椀の中に、約10cmほどの四角い臭豆腐が二つ。しいたけや豆なども入っています。注文を受けてから蒸してくれるため、熱々でもくもくと湯気が出ています。価格は75元(約312円)。
一般的に蒸し臭豆腐は匂いが強めと言われていますが、この臭豆腐の匂いはそこまで強くは感じません。スープは酸味を感じるとともに、ほんのりピリ辛でコクがあります。お豆腐は少し固めでほろっとしていて、一口いただくたびに旨味がじゅわっと広がりました。台湾バジルや生姜も薬味としてよく効いていて、味のアクセントになっています。
魯肉飯のようだけど肉は入っていない「素香飯」
蒸し臭豆腐とセットで注文するのにおすすめしたいメニューが「素香飯」です。ご飯の上に豚そぼろがのった魯肉飯のように見えますが、同店はベジタリアン料理のお店なのでこれは肉ではないのです。
お肉のような食感でありつつもお肉ではないという、なんとも不思議な食べ物。上にのっているものは豆製品で作られているのか、お肉より硬めのしっかりとした食感です。醤油ベースの味がしっかりついていて、ご飯がすすみます。価格は30元(約125円)。
蒸し臭豆腐をベジタリアン料理と共に
「蒸夠臭」の蒸し臭豆腐は、お豆腐そのもののおいしさに加えピリ辛スープにコクがあり、お客さんが途切れないのも納得でした。蒸し臭豆腐に挑戦してみたい!という方は、ぜひ訪れてみてくださいね。
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※記事内の元から日本円への換算は2022年1月現在のレートを利用しています(1元=約4.16円)