【イギリス・北ウェールズ】リゾート村・ポートメイリオン（Portmeirion）の魅力的な建物

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• ポートメイリオン（Portmeirion）とは？
•    どんなところ？
•    ポートメイリオンの生みの父「クラフ・ウィリアムズ・エリス（Sir Clough Williams-Ellis）」
• ポートメイリオン（Portmeirion）の不思議な魅力を醸し出す、建物たちを紹介！
•    その1.　トール・ハウス（Toll house / Tollty）
•       ヒツジの切り抜き（Sheep cut-out）
•    その2.　ザ・ベル・タワー（The Bell Tower / Y Twr Clychau）
•    その3.　ザ・ラウンド・ハウス（The Round House / Y Ty Crwn）
•    その4.　パンタイル・ロッジア（Pantiled Loggia）
•    その5.　ザ・パンテオン（The Pantheon / Gromen）
•    その6.　ザ・ピアッツァ（The Piazza / Y Sgwar Canol）
•    その7.　ザ・ブリストル・コロネード（The Bristrol Colonnade / Colofnres Bryste）
•    その8.　ザ・グロリエッテ（The Gloriette / Yr Orchestfa）
•    その9.　ザ・マーメイド（The Marmaid / Mor Forwyn）
•       ライオンの像（Statue of a lion）
•    その10.　ザ・エンジェル（The Angel / Yr Angel）
•    その11.　ネプチューン（Neptune / Neifion）
•       ガソリンポンプ（A National Benzole petrol pump）
•    その12.　トリニティー（Trinity / Y Drindod）

その7.　ザ・ブリストル・コロネード（The Bristrol Colonnade / Colofnres Bryste）

• 写真：Noz

ザ・ピアッツァにあるこのコロネードは、元々は1760年頃にイギリス西部の都市ブリストル（Bristol）に建てられたものです。戦時中に爆撃を受けて崩壊し、その後雨風などの影響も受けて倒壊の一途を辿りますが、1959年にポートメイリオン村へ移築されました。その後、1971年にイギリス指定建造物（Grade II）に指定されます。

200マイル（約322キロメートル）の距離の道を、数百トンもの精巧に造られた脆い石積みのコロネードが運ばれて、北ウェールズにあるポートメイリオンへ移設されたのでした。崖のふともに佇む姿には威厳があり、ポートメイリオン村の風光明媚で不思議な雰囲気を醸し出す重要な存在の一つです。

その8.　ザ・グロリエッテ（The Gloriette / Yr Orchestfa）

• 写真：Noz

ピアッツァの一部に組み込まれてデザインされたザ・グロリエッテは、元々ウェールズのネルクイス（Nercwys）という村にあったNerquis Hallという建物の玄関部分をポートメイリオン村に移設したものです。1964から1965年にかけて完成し、その後1971年にイギリス指定建造物（Grade II）に指定されました。

その9.　ザ・マーメイド（The Marmaid / Mor Forwyn）

• 写真：Noz

ザ・マーメイドは、元々1842から1858年の間は庭師の浴場（Gerdener’s bathey）として利用されていた建物です。1925年にこの建物を見つけたクラフ氏は「かなり老朽化が進んでいるが、18世紀のゴシック調のようだ」という印象を述べたそうです。そんなクラフ氏によって手が加えられた建物は1926年にザ・マーメイドとして誕生し、1971年にイギリス指定建造物（Grade II）に指定されました。

建物の内部を見ることはできませんが、1階と2階に分かれたフロアには、それぞれに寝室、浴室、居間のあるつくりになっているようです。

ライオンの像（Statue of a lion）

• 写真：Noz

庭園の脇にあるこのライオンの像は、1973年に90歳の誕生日を迎えたクラフ氏へ贈られたものです。17世紀に造られた像で、豊かなタテガミと、どこか優しさを感じる表情が印象的です。

その10.　ザ・エンジェル（The Angel / Yr Angel）

• 写真：Noz

丸みのある外観がとても可愛らしいザ・エンジェルは、クラフ氏がポートメイリオン村に初期に建てたコテージの一つです。1階の外壁に見える天使の浮き彫り細工は、コテージの名前の由来でもあります。

1926年に建てられたこの建物は1971年にイギリス指定建造物（Grade II）に指定されたのですが、現在でもセルフケータリングのコテージとして利用されています。6名まで宿泊することが可能で、ダブルベッドの寝室、ツインベッドの寝室が2部屋、浴室、居間、ダイニングルーム、そしてキッチンのある間取りになっています。

その11.　ネプチューン（Neptune / Neifion）

• 写真：Noz

1926年に建てられたネプチューンは、ザ・エンジェルと同様に、ポートメイリオン村に初期に建てられたコテージの一つです。1971年にイギリス指定建造物（Grade II）に指定されました。宿泊スペースは2階部分で、1階はアイスクリームショップになっています。

元々1階部分はガレージとして造られ、車は7台まで駐車することができたそうです。1960年代初期にリノベーションが行われ、ショップとして利用されるようになります。そして、2014年からは現在の「エンジェル・アイス（Angel Ices）」というアイスクリームショップが営業しています。

ガソリンポンプ（A National Benzole petrol pump）

• 写真：Noz

ネプチューンの脇にあるこのガソリンポンプは、天辺についているフィギュアヘッドのユニークな外観に、外灯か何かのモニュメントと勘違いしてしまうかもしれません。しかし、よく見ると黒い給油のホースやノズルが付いているのがわかります。1926年に設置されたこのガソリンポンプは、ガソリンスタンドの少なかった当時のポートメイリオン村では必須の設備でもありました。

目印のように天辺に置かれたフィギュアヘッドは19世紀に造られたものですが、実は1983年に何者かによって盗まれてしまいます。その後クラフ氏の娘スーザンがスケッチして造られたレプリカが設置されますが、なんとオリジナルのフィギュアヘッドが、1996年にイギリスの人気雑誌『Country Life（カントリー・ライフ、イギリスの田舎の暮らしを特集する専門誌）』に投稿され発見されます。

せっかく発見されたにも関わらず、盗まれてから何年も経っていたために警察の捜査も入らなかったそうです。最終的にオリジナルのフィギュアヘッドはオークションにかけられ、1,300ポンド（約21万3千円）でポートメイリオンに売却されて戻ってきました。元の場所に戻ってきたフィギュアヘッドは、今ではしっかりと固定されています。

その12.　トリニティー（Trinity / Y Drindod）

• 写真：Nozトリニティーは、写真の中央より右にある、上がクリーム色で下階が白の外壁の建物。

トリニティーは、1933から1934年に完成したコテージです。元々ガレージだった1階部分には車を3台まで駐車することができたそうですが、現在は「ポット・ジャム（Pot Jam）」というジャムと食器の専門店になっています。

• 写真：Noz

2階部分の宿泊スペースには3名まで宿泊することができ、庭園を望む窓からの眺めが素敵なコテージです。