日本の食卓にも登場することの多い中華料理は、家庭の定番料理のひとつでもあります。そんな家の中華を本場の味にできるのが、現地で買える調味料。帰国してからも本場の味を食卓に再現できる中華の醤(ひしお)は、お土産に最適。今回は日本の食卓でも使いやすい、おすすめの調味料をご紹介していきます。
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1, 香港一おいしいと言われる辣椒醤
香港で飲茶を食べるときに出てくる辣椒醤(Chili Sause)。この1922年創業の老舗「余均益」の辣椒醤(チリソース)は辛いだけでなく酸味、甘みもありとっても癖になる味。その美味しさは高級ホテルに卸しているほどで、現地香港人にもお墨付きです。
「余均益」は辣椒醤をはじめ、2,3で紹介する香辣油や豆鼓醤も有名です。大量生産はせず、少しずつ生産しています。飲茶や大根餅にはもちろん、水餃子や、チャーハン、フライドヌードルにも合うので、ぜひ試してみて下さい。
2, ラー油感覚で使える香辣油
香辣油(Chilie& Spicy oil)は、日本でいう辣油(ラー油)。食べるラー油と似ていてオイルだけでなく、唐辛子がたくさん入っています。余均益の香辣油には、ごま油と唐辛子の他、ニンニクと酢が入っていて絶妙なバランス。餃子のたれもこれがあればより美味しくなることでしょう。日本の辣油感覚で使えるので、お土産に持ち帰っても使いやすいと思います。
3, これを入れるだけでおいしさアップ 豆鼓醤
続いてこちらが余均益の古方豆鼓醤(classic Black Bean Paste)。豆鼓とは黒豆に塩、麹、酵母を加えて発酵させたもので、それをペースト状にしたものが豆鼓醤。塩辛い味でアミノ酸などのうまみ成分が入っているので、味わい深いです。
麻婆豆腐や回鍋肉に少し加えるだけで本場の味に大変身。一気に料理にコクが出ておいしくなります。そのほか、野菜炒めやせいろなどにも合います。
なお1~3の「余均益」の商品は、大量生産していないためスーパーでは取り扱いがありませんので、実店舗にてお買い求めくださいね。
- 余均益
- 香港 / その他グルメ
- 住所:g/f, 66a third Street, Sai Ying Pun地図で見る
- 電話:2568 8007
- Web:http://www.yukwenyick.com.hk/home_eng.html
4, 口の中がしびれる本場の花椒
花椒とは、日本料理でよく使う山椒とは違い中華で用いられるスパイスの一つ。さわやかな香りとピリッとした辛さがあり、口の中がしびれる感覚が広がります。ミルで砕いてから使ったり、すり棒で砕いて使ってみて下さい。
麻婆豆腐に入れると、ぐんと本場の味になります。「麻婆豆腐」の”麻”は花椒の痺れるような辛さを意味していることもあり、本場四川の料理にはふんだんに花椒が使われています。麻婆豆腐の他、酸辣湯や、鶏のから揚げに入れてもおいしいです。
スーパーではあまり売っていないので、街市という生鮮食品を扱う市場の中の調味料屋さんで購入してみて下さい。現地の市場を見るだけでなく、本場の調味料も見つかり楽しいですよ。