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岡直三郎商店 大間々工場
大間々駅から5分ほどの場所には、店の前にある大きな釜が印象的な、創業230年をこえる老舗の醤油店があります。国産丸大豆を使い、こだわりぬいて作られた醤油は、その名も「日本一しょうゆ」。通常、一般的な醤油は数ヶ月の熟成ですが、こちらでは1年半以上の時間をかけて製造し、旨味と香りの濃い醤油を作っています。
店内には、1年半かけて作った一番搾りや、熟成に2年かけた二段仕込みなど、こだわりの醤油が並びます。味見もできるので、お気に入りの醤油がみつかるはず。個人的には、普段の玉子かけご飯が数倍美味しくなる、タマゴかけ醤油がお勧めです。また、名物の醤油ソフトクリーム(¥300)も頂けますし、歴史ある仕込み蔵の見学(無料)も可能です。
2012年に大改修が行われましたが、貴重な酵母菌が住み着いた梁や柱は、大切に残されたそうです。店舗兼主屋ならびに文庫蔵は、2013年、国の登録有形文化財に登録されています。
- 岡直三郎商店 大間々工場
- みどり市 / その他グルメ
- 住所:群馬県みどり市大間々町大間々1012地図で見る
- 電話:0277-72-1008
- Web:https://www.nihonichi-shoyu.co.jp/shop/
三方良しの井戸
岡直三郎商店脇の駐車場から細い路地を進んでみると、「三方良しの井戸」があります。これは、近江出身の創業者が「売り手よし、買い手よし、世間よし」という近江商人の商いの心から周囲の人も使えるようにと塀の外に造った井戸で、近年災害時に使えるよう復興整備されたそうです。
千代乃湯(閉業)
三方良しの井戸の目の前には、まるで映画のセットのように昭和レトロな銭湯があります。大正時代に建てられた木造平屋で、毎日16時から22時まで営業している現役の銭湯です。お風呂は薪で焚いているそうです。木製の下駄箱や古いマッサージ機など、現役で使われていることに感動です。夜になると、より一層レトロ感が増しそうですね。
最後に
大間々町の魅力的な散策スポットをご紹介しました。他にも地元グルメでは、上州ホルモンの聖地と言われる双葉食堂や、カレーうどんで有名な山本屋などもありますので、ぜひ訪れてみてください。
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