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【カリフォルニア】壮大な景色とワインが楽める ナパバレー・ワイントレインで小旅行

取材・写真・文:

兵庫在住
訪問エリア:4ヶ国

2017年8月16日更新

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写真:ririco

カリフォルニア州サンフランシスコから、1時間ほど北上するとアメリカを代表するワインの産地、ナパバレーがあります。そのナパバレーが誇る壮大なブドウ畑の中をゆっくりと走る「ナパバレー・ワイントレイン」。どこまでも広がるブドウ畑の車窓を楽しみながら小旅行をしてみませんか?筆者が乗車した展望車両でのランチを中心にご紹介します。

この記事の目次表示

ナパバレー・ワイントレインとは

ナパ市内にあるナパバレー・ワイントレインステーションからセントヘレナまで、有名ワイナリーやブドウ畑が広がる約30kmの道のりを、時速30キロというゆっくりとしたスピードで往復3時間かけて走る観光列車です。

車内ではカリフォルニアスタイルの食事を楽しめる

  • 写真:riricoアンティーク車両と展望車からなるワイントレイン

車内では、雄大な車窓を楽しみながら豊富なカリフォルニアワインとカリフォルニアスタイルの食事を楽しむことができます。

車両にはワインの銘柄が付けられている

  • 写真:riricoそれぞれの車両にはワインの銘柄の名前が

車両は1915~1917年製の車両を復元したアンティーク車両と1952年製の展望車両から構成されており、「カベルネ・ソーヴィニヨン」や、「メルロー」などワインの銘柄の名前が付けられています。列車の横を歩き、美しい車体とともに車両の名前をチェックしてみるのも楽しいと思います。

ナパバレー・ワイントレイン乗車当日の流れ

1.出発2時間前にチェックイン

  • 写真:riricoワインショップはナパ・バレーのワインが豊富
  • 写真:ririco英語ですが1本1本説明が添えられています

乗車当日は、ナパバレー・ワイントレインが出発する2時間前にチェックインします。チェックイン後は、豊富な品揃えのワインショップを覗いてみたり、ロビーに飾ってある電車の運転台や写真などを見たりして過ごすことができます。

2.出発1時間前に始まるウェルカムセミナー

  • 写真:ririco広い待合室で乗車を待ちます

出発の約1時間前からウェルカムセミナーが始まり、注意事項などについて英語で説明があります。英語が分からなくても、チェックインの時にいただける日本語で書かれた冊子にも記載されているので、それを参照すれば問題ありません。

3.出発30分前にいよいよ乗車

出発時刻30分前になったら、いよいよ乗車開始です。乗車券の右側に記載されたアルファベットが呼ばれたら、入り口へと向かいます。

  • 写真:ririco愛の南京錠

これは少し余談になりますが、駅のプラットフォームに続く橋のフェンスを見ると「この橋は恋人たち専用」と書かれた文字とともに多くの南京錠がかけられており、恋人たちの聖地にもなっています。

4.景色とワイン、料理を堪能する往路

出発時間になると列車はゆっくりと走り出します。今回筆者は展望車両に乗車しました。往路は景色を楽しみながら、ワインと料理を楽しみます。

  • 写真:riricoウェルカムドリンク

まずは、コースに含まれているウェルカムドリンクで乾杯。

  • 写真:ririco車窓を見ながら一杯

2杯目以降は、豊富なワインリストから、ボトルワインやグラスワインを選ぶことが出来ます。そして運ばれてきた料理の数々がこちら。

  • 前菜
  • 写真:ririco焼きホタテ
  • 写真:riricoヤム芋のラビオリ仕立て
  • ファーストコース
  • 写真:ririco赤りんごと青りんごのエンダイブサラダ
  • 写真:ririco本日のスープ
  • メイン
  • 写真:riricoローストビーフテンダーロイン
  • 写真:ririco鮮魚のグリル

サーブされるカリフォルニアスタイルの料理は、トレイン内の厨房で作られるためどれも出来立て。どのお料理もソースが美味しく、ワインがすすみます。それぞれのお料理に合うワインがメニューに併記されており、グラスで注文することも可能です。

メインのビーフテンダーロインには、おすすめされていたナパ・バレーの「Mount Veeder Winery」産のカベルネ・ソーヴィニヨンを合わせてみましたが、ワインソースのお肉と最高のマリアージュでした。

5.ランチ後は車両散策を楽しんで

列車内には、展望車両、グルメ車両、シルバラード車両の他、ワインテイスティング車両や展望デッキなどがあり、自由に散策することができます。

歩いて行くと、厨房のカウンターやせまい通路に差しかかり「本当に通って大丈夫?」と心配になる場所もありますが、問題ありません。歩く度に装飾が異なっていく車両を楽しみながら散策してください。

6.ワイン試飲車両でお土産探しをするのもお楽しみ

  • 写真:riricoテイスティングできるワイン

ワイン試飲車両では、11:45~14:00の間に好きなワイン4種類を10ドル(約1,100円)でテイスティングすることが可能です。お土産に買うワインの参考にぜひ試飲してみましょう。

7.デザートを楽しむ復路

  • 写真:riricoチーズケーキ
  • 写真:riricoチョコレートポットパイ

復路ではデザートと食後の飲み物がサーブされます。

  • 写真:ririco車窓に広がるブドウ畑

車内から見える景色をひたすら目に焼き付けながら、デザートを楽しみ、ナパバレー・ワイントレインステーションへ向けて戻っていきます。

ナパバレー・ワイントレインの予約は、インターネット又は電話にて

  • 写真:riricoランチトディナーで選べる車両・ツアー

ナパバレー・ワイントレインは、インターネットおよび電話で予約できます。乗車時間はランチタイムとディナータイムから、車両はコース料理が提供される展望車両(12歳以下のお子様不可)とグルメ車両、食事をお好みで注文することができるシルバラード車両から選ぶことができ、それぞれの車両で出されるお料理や値段が異なります。

  • 展望車両(ランチ/ディナー):大人1人$221(約24,090円)から
  • グルメ車両(ランチ/ディナー):大人1人$146(約15,914円)から
  • シルバラード車両:注文した料理の金額+乗車料金

また、希望に応じて、グルメ車両での食事+ドメインシャンドン・ワイナリーなどのワイナリー見学ツアーなどのオプションも用意されています。

ナパバレーでのワイナリー巡りのプランに組み合わせたり、サンフランシスコ観光から一足伸ばすなどして、素敵な景色と美食のひとときを是非楽しんでください。

ナパバレー・ワイントレイン
サンフランシスコ / 乗り物
住所:1275 McKinstry Street, Napa, California 94559 USA地図で見る
電話:800-427-4124
Web:http://winetrain.com/languages/japanese/

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