京都は祇園、円山公園内にたたずむ、長楽館という洋館をご存じでしょうか?明治時代の実業家・村井吉兵衛が建てた、100年の歴史を誇る迎賓館で、今も当時の姿のまま、ホテルとして多くの人々に愛され続けています。ホテルの中でも注目なのは、「デザートカフェ長楽館」。特にアフタヌーンティーが有名で、観光の合間にぜひ訪れてほしいスポットです。京都市の有形文化財にも指定されている長楽館で、優雅なティータイムを過ごしてみませんか?
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長楽館とは
長楽館は、1909年(明治42年)、稀代の実業家である村井吉兵衛が国内外の賓客を迎えるため、ヨーロッパの様々な建築様式を取り入れて築いた迎賓館。1986年(昭和61年)には、建物だけでなく、所蔵する多くの家具調度品と共に、京都市有形文化財に指定されました。
現在、長楽館にはレストランが2店舗、カフェが1店舗入っていますが、今回はその中でも「デザートカフェ長楽館」にスポットを当ててご紹介します。
デザートカフェ長楽館
デザートカフェ長楽館では、それぞれ異なる様式で造られた8部屋がカフェスペースになっており、お好みで寛ぐスペースを選べます。また紅茶やケーキは季節ごとにメニューが変わるので、訪れる度に違うメニューが楽しめるのも大きな魅力です。
定番のドリンクメニューは、ブレンドコーヒー、アイスコーヒー、アメリカンコーヒー、カフェオレ、長楽館ブレンドティー、アイスティー、自家製ジンジャエール、オリジナルミックスジュース。スイーツは、オムレット・フリュイ、スコーン、本日の自家製ケーキなどが揃っています。
午後になると、ピアノの生演奏がはじまります。1955年製のベーゼンドルファーが奏でるピアノの音色に耳を傾けながら、極上のティータイムをお楽しみ下さい。
昼 12:30~・13:30~・14:30~・15:30~
夜 18:10~・19:30~
アフタヌーンティー
デザートカフェ長楽館は、何といってもアフタヌーンティーが素晴らしいことで有名です。現在、アフタヌーンティー利用者専用になっている「迎賓の間」は、かつて応接室として使われていたエレガントなロココ調のお部屋。現存する日本の西洋館では、最大規模といわれています。
シャンデリアはバカラ社製のクリスタル、壁の風景画は高木背水画伯の作品。その当時の調度品を至近距離で眺めながら食事やお茶を楽しめるのは、長楽館ならではの贅沢です。
英国式の3段アフタヌーンティースタンドには、スコーンやサンドウィッチ、季節ごとに異なるケーキが並び、お茶とともに優雅なひと時を彩ってくれます。
スパークリングワイン、またはフレッシュジュースが付いてお一人様¥4,000(※消費税別)。料金設定はやや高めですが、紅茶のおかわりが自由で、毎回種類が変更できるポットサービスが付いているので、ゆっくり時間をかけて様々なフレーバーティーを楽しみたい方にはお得かもしれません。
アフタヌーンティーは2名から利用可能。事前の予約が必要です。
- デザートカフェ長楽館
- 東山・祇園 / カフェ・喫茶店 / 女子旅
- 住所:京都市東山区八坂鳥居前東入円山町604番地 長楽館地図で見る
- 電話:075-561-0001
- Web:http://www.chourakukan.co.jp/