「嵯峨野トロッコ列車」や「保津川下り」が人気のダイナミックな保津峡や、秘境の自然美が魅力の瀞峡、夏には川遊びも楽しめる穴場の福知渓谷など、関西のおすすめの渓谷&峡谷をご紹介します。
この記事の目次表示
1.保津峡(京都)
亀岡市の保津橋付近〜嵐山の渡月橋まで続く渓谷で、一帯は京都府立保津峡自然公園に指定されています。深いV字型の渓谷は断崖と奇岩がひしめくダイナミックさで、山肌を覆う木々が四季折々に彩りを添えます。
- 出典:tripnote.jpphoto by ykiyo3さん
保津峡を船で下る「保津川下り」は、保津峡の渓谷美を堪能できる人気のアトラクション。船頭が巧みに操る船に乗り、約16kmの蛇行した渓流を約2時間かけて下ります。
また、人気の観光列車「嵯峨野トロッコ列車」では、眼下に保津峡を眺めながら、約7.3kmの道のりを約25分かけてのんびりと走り抜けます。
2.瀞峡(三重・奈良・和歌山)
「瀞峡(どろきょう)」は、三重県・奈良県・和歌山県と3県にまたがる秘境地帯。山中の自然美が魅力の渓谷で、別名「瀞八丁(どろはっちょう)」とも呼ばれています。
- 出典:tripnote.jpphoto by はせべさん
吊橋や展望台から渓谷を見下ろしたり、遊覧船に乗って渓谷を見上げたりと、様々な角度から鑑賞を楽しめる景勝地です。
3.摂津峡(大阪)
- 出典:tripnote.jp
摂津峡(せっつきょう)は、大阪府高槻市を流れる芥川の中上流域に広がる渓谷です。その長さは、約4km。道中にある夫婦岩や八畳岩などの奇岩、断崖、滝などの様子が大分県の景勝地「耶馬渓(やばけい)」に似ていることから「摂津耶馬渓」と呼ばれています。
3月から4月にかけては桜が咲き広がり、5月下旬から6月下旬はホタルが乱舞します。そして、11月から12月には紅葉の絶景を楽しむことができ、四季を通じて多くの人が摂津峡を訪れます。
- 出典:tripnote.jp
都心からほど近くにありながら、鳥の声や清流の音に心癒される、貴重な森林浴スポットということで「大阪みどりの百選」にも選ばれています。
- 摂津峡公園
- 大阪 / 紅葉 / 公園 / 桜の名所 / ハイキング / ツーリング
- 住所:摂津峡公園地図で見る
- Web:https://www.takatsuki-kankou.org/settsukyo/
4.奇絶峡(和歌山)
田辺市の会津川河口より上流8kmにある渓谷。春には新緑や桜が美しく、夏には涼を感じられる場として、そして秋には紅葉の名所として賑わいます。
また滝見橋の先、不動滝の上方にある高さ16m、幅22mの巨大な一枚岩には、見事な「磨崖三尊大石仏」が刻まれています。この石仏は堂本印象の原画をもとにしたもので、昭和41年、お釈迦さまの誕生日である4月8日に完成しました。
5.みたらい渓谷(奈良)
- 出典:tripnote.jpphoto by なたくさん
奈良の奥地に位置する「みたらい渓谷」。清流に沿って遊歩道のハイキングコースが整備されており、渓谷美を堪能しながら、気軽にハイキングを楽しむことができます。大峯山を源流とする渓谷の水の美しさは、関西随一。また、上流にある洞川温泉(どろがわおんせん)は、古くから山伏が体を癒してきた秘湯としても知られています。
- 出典:tripnote.jpphoto by miiiiiiさん
みたらい渓谷には天川村~洞川温泉までおよそ7kmの遊歩道が整備されており、休憩時間を含めておよそ3時間のハイキングで洞川温泉に到着します。道は1本道でところどころに看板もあるので、道迷いせずに歩くことができますよ。
6.福知渓谷(兵庫)
- 出典:tripnote.jpphoto by fuji.maさん
奥播磨に位置する、山深い渓谷。春には新緑が美しく、夏には川遊び、秋には紅葉が楽しめ、「関西の風景100選」や「ひょうご風景100選」にも選ばれています。
また作家・田辺聖子さんの著書『すべってころんで』に紹介されたことでも知られる景勝地です。
周辺にはキャンプ場や宿泊施設もあるので、泊まりがけでのお出かけにもおすすめ。