大都会として知られる大阪ですが、実は府内には美しい公園がいくつもあり、遠出せずともアウトドアを楽しむことができるんです!今回はその中でも、北摂にある「摂津峡」についてご紹介♩涼しい場所で、暑い夏のお出かけにも最適です!
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摂津峡って、どんなとこ?
摂津峡(せっつきょう)は、大阪府高槻市を流れる芥川の中上流域に広がる渓谷です。その長さは、約4km。道中にある夫婦岩や八畳岩などの奇岩、断崖、滝などの様子が大分県の景勝地「耶馬渓(やばけい)」に似ていることから「摂津耶馬渓」と呼ばれています。
3月から4月にかけては桜が咲き広がり、5月下旬から6月下旬はホタルが乱舞します。そして、11月から12月には紅葉の絶景を楽しむことができ、四季を通じて多くの人が摂津峡を訪れます。
都心からほど近くにありながら、鳥の声や清流の音に心癒される、貴重な森林浴スポットということで「大阪みどりの百選」にも選ばれています。
摂津峡ハイキングコース
森林浴スポットの「摂津峡」には、高槻市観光協会がオススメしているコースが5つあります。コースのマップはこちらからご確認ください♩
A:渓谷コース (コース全長 3.1km)
- ルート:塚脇バス停ー山口誓子句碑ー上の口バス停
※それぞれ分岐に看板がありますので、それに従って進んでください♩
このコースは比較的道も整備されており平坦なので、山登りではなく散策気分で行きたい方にオススメです!コースの途中にある摂津峡公園以降は、川沿いを歩くルートになります。
コースの終盤に出てくる分岐5で、一度Aコースを外れてBコースの方向に約5分進むと、白滝を見ることができます!体力と時間に余裕があれば、ぜひ足を伸ばしてみてください♩
B:中腹自然林コース (コース全長 3.8km)
- ルート:塚脇バス停ーもみじ谷・くぬぎ谷ー第2キャンプ場ー上の口バス停
山道をガツガツ歩きたい方、自然を感じたい方にオススメです。摂津峡公園までは、Aコースと同じ道を進み、そこから「もみじ谷」という看板を目印に進み、山道に入っていきます。
道がぬかるんでいたり、蜂や毛虫に遭遇したりするので、気軽に散策というわけにはいきません。できれば、恰好もハイキングシューズや長袖シャツ着て、帽子を被っていくことをオススメします。
このコースには「もみじ谷」という360° の紅葉を楽しむことができる場所もあり、そこまでは摂津峡公園から約20分~30分ほどで行けます!もみじ谷だけを見るというもの、アリです!
C:スカイラインハイキングコース (コース全長 4.0km)
- ルート:塚脇バス停-第1キャンプ場ー上の口バス停
車で大阪市を一望しに行きたい方にオススメです!摂津峡公園までは、Aコースと同じ道。公園にある分岐にて「もみじ谷」という看板がさしている道を進み、その後、山道に入る道と車道を歩く道に分かれる分岐2に出ます。
このコースでは、車道を進みましょう。もし、ここをハイキングコースとして選ぶ場合には、車が通る中を歩く必要がありますので安全に注意しましょう。行き着く先にはキャンプ場があり、また、関西大学もあります♩
キャンプ場から先は、またBコースに戻る分岐点にたどり着きます。もし、白滝を見る場合は、山道のBコースを通ることになりますので、服装もBコースを歩く時同様に注意してください。
D:原八景コース (コース全長 5.0km)
- ルート:原立石バス停ー牛地蔵ー神峯山寺ー大森橋ー八阪神社ー上の口バス停
A、B、Cコースと全く関係ない、原八景を楽しみたい方にオススメです。原八景とは、原八景の一つでも「神峯山寺(かぶさんじ)」のお坊さんが選んだ、原地区の特に美しい景色のことです。
原立石バス停から坂道を登り、神峯山寺まで向かいます。そこでお参りを済ませたら、来た道を少し戻り、芥川を横目に橋を渡ったら、今度は八坂神社でお参りです。
山や田んぼなどの田舎の景色を見ることができ、写真を撮ったり、絵を描いたりして楽しむのも粋ですね♩
E:自然歩道コース (コース全長 9.2km / 一部 (分岐6~分岐4) 6.3km)
- ルート:原立石バス停ー萩谷公民館前バス停-第2キャンプ場-第1キャンプ場-塚脇バス停
このコースは、本格的な山登りをしたい方にオススメです。東海自然歩道の一部を歩きます。原立石バス停から神峯山寺へ向かう道とは反対の道を、案内板が見えるまで真っすぐ進みます。
案内板から先は、6.3kmの山道が続きます。ちなみに山道の終盤にお手洗いが2か所あります。山道が一旦終わると、分岐点に看板があります。そこから帰る場合は、「第2キャンプ場」という看板を目印に進んで下さい。その途中、急な階段が続きます。そこから第1キャンプ場に向かう道は、Cコースと同じ道を辿ります。その後もしまだ体力がある方は、Bコースの道を帰ってもいいと思います。