1日目は厳美渓、達谷窟毘沙門堂を散策し、2日目は中尊寺、平泉文化遺産センター、毛越寺、観自在王院跡を巡ってわんこそばランチの後、猊鼻渓で舟下りを楽しむ平泉・一関1泊2日のおすすめ観光プランをご紹介します。
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1日目午後:東北屈指の渓谷「厳美渓」&岸壁に沿って建つ「達谷窟毘沙門堂」へ
1日目の午前中のうちに岩手・一関まで移動してきたら、まずは景勝地「厳美渓」の観光からスタート!厳美渓の散策を終えた後は、まるで岸壁に食い込むように立つ姿が印象的な「達谷窟毘沙門堂」を訪れてみましょう。
“空飛ぶだんご”も人気の「厳美渓」
東北屈指の美しさを誇る「厳美渓」。磐井川の急流で侵食された、変化のあるダイナミックな景観が2kmにわたって続く渓谷で、国の名勝天然記念物にも指定されています。
渓流沿いには往復およそ45分間の遊歩道が整備されており、自由に散策が可能です。紅葉の名所としても知られており、見頃は10月中旬〜11月中旬。
また“空飛ぶだんご”とも言われる、対岸の茶屋からロープで飛んでくる厳美渓の名物グルメ「郭公(かっこう)だんご」もぜひお試しを。
- 厳美渓
- 一関市 / 自然・景勝地 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / 桜の名所 / インスタ映え / ツーリング
- 住所:岩手県一関市厳美町地図で見る
- 電話:0191-23-2350
- Web:https://iwatetabi.jp/spot/detail.spn.php?spot_id=7...
崖に彫刻された大仏も見どころの「達谷窟毘沙門堂」
厳美渓に続いて訪れる「達谷窟毘沙門堂」は、征夷大将軍であった坂上田村麻呂が蝦夷を討伐した際に、毘沙門天のご加護に感謝し建立したと言われているお寺。境内全域が国の史跡に指定されています。
- 出典:tripnote.jp
切り立った岩壁にくっつくように建つ毘沙門堂が印象的。そしてこの毘沙門堂に向かって左側の岩壁に目をやると、そこには崖に彫刻された「岩面大仏」が。桜や紅葉の季節に合わせて訪れるのもおすすめです。
- 達谷窟毘沙門堂
- 平泉町(西磐井郡) / 遺跡・史跡 / 紅葉 / パワースポット / 穴場観光スポット / 桜の名所 / インスタ映え / 観光名所
- 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉北沢16地図で見る
- 電話:0191-46-4931
- Web:http://www.iwayabetto.com/mysite1/top.html
1日目夜:一関の宿に宿泊がおすすめ
達谷窟毘沙門堂の拝観を終えた後は、そろそろ1日目の宿へチェックイン。2日目の平泉観光にも便利な、一関市内の宿に泊まるのがおすすめです。温泉好きな方なら、8つの温泉宿を総称する「一関温泉郷」の宿に泊まってみるのも◎
2日目午前:平泉の観光名所「中尊寺」「平泉文化遺産センター」「毛越寺」「観自在王院跡」を巡ろう
2日目の午前中は、平泉にある観光名所を順に巡りましょう。金色堂で知られる「中尊寺」、平泉の歴史を学べる「平泉文化遺産センター」、かつては中尊寺を凌ぐ規模だったと言われる「毛越寺」、浄土庭園の遺構が残る「観自在王院跡」の順にめぐるのがおすすめです。
国宝や重要文化財を多数所有する「中尊寺」
2011年に世界遺産に登録された、平泉の5つの遺跡群。そのひとつが「中尊寺」で、平泉観光ではマストで訪れたいスポットです。
中尊寺といえば、藤原氏の富の象徴ともいえる豪華絢爛な「金色堂」が有名。中尊寺が創建された頃からのこる平泉を代表するお宝です。この国宝第一号の「金色堂」をはじめ、境内には3000余点の国宝や重要文化財を所有しています。
- 中尊寺
- 平泉町(西磐井郡) / 寺 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / 花畑(7月) / 桜の名所 / インスタ映え / ツーリング / 世界遺産
- 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉衣関202地図で見る
- 電話:0191-46-2211
- Web:http://www.chusonji.or.jp/
入場無料の歴史施設「平泉文化遺産センター」
- 出典:tripnote.jp
中尊寺の拝観を終えた後は、次の目的地である「毛越寺」へ向かう途中にある「平泉文化遺産センター」を訪れてみましょう。
平泉文化遺産センターは奥州藤原氏を中心に、平泉の歴史を図解パネルや展示で学ぶことができる施設。入場は無料ながら内容が充実しており、平泉についての知識を深められる格好のスポットです。
- 平泉文化遺産センター
- 平泉町(西磐井郡) / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉字花立44番地地図で見る
- 電話:0191-46-4012
- Web:http://www.town.hiraizumi.iwate.jp/site/entry/cat1...
境内全体が特別史跡に指定されている「毛越寺」
- 出典:tripnote.jp毛越寺の庭園
平泉文化遺産センターに続いて訪れる「毛越寺」は、中尊寺と同じく平泉の5つの遺跡群の構成資産のひとつ。最盛期には中尊寺を凌ぐ規模だったと言われています。
当時の堂塔は全て焼失してしまい、現在境内に建つ伽藍はすべて新しく造られたものですが、当時の遺構が多数残されていることから境内全体が特別史跡に指定されています。
こちらでは、東西約180m、南北約90mの大きな池泉を中心に作庭された浄土庭園も見どころ。池に水を取り入れるための水路である遣水は、平安時代から残る唯一の遺構で、大変珍しく貴重です。庭園は特別名勝に指定されています。
- 毛越寺
- 平泉町(西磐井郡) / 寺 / 観光名所 / 紅葉 / パワースポット / 花畑(6月) / 花畑(7月) / 花畑(9月) / 桜の名所 / ツーリング / 世界遺産
- 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉大沢58地図で見る
- 電話:0191-46-2331
- Web:http://www.motsuji.or.jp/
庭園の遺構が残る「観自在王院跡」
毛越寺に隣接する「観自在王院跡」は奥州藤原氏二代基衡の妻が建立したと伝えられる寺院の遺跡で、こちらも世界遺産の構成資産のひとつ。
平安時代に書かれた日本最古の庭園書『作庭記』にのっとった庭園の遺構が完全に残っており、池の北岸に大阿弥陀堂と小阿弥陀堂が建てられていたことから、浄土庭園であったと考えられています。発掘調査後に復元整備され、現在は史跡公園として観光スポットとなっています。
2日目ランチ:岩手名物「わんこそば」をいただこう
- 出典:tripnote.jp
観自在王院跡の観光を終えた後は、そろそろランチタイム。岩手名物の「わんこそば」をいただきましょう。
中尊寺へと続く月見坂の途中にある「そば処義家」や、“盛り出し式”と呼ばれる平泉わんこそばの元祖である「芭蕉館」などがおすすめです。
- 芭蕉館
- 平泉町(西磐井郡) / 和食 / ご当地グルメ・名物料理 / わんこそば / そば
- 住所:岩手県西磐井郡平泉町平泉字鈴沢3-1地図で見る
- 電話:0191-46-5155
- Web:http://www.bashokan.co.jp/
2日目午後:「猊鼻渓」で岸壁の合間を抜ける舟下りを楽しもう
わんこそばでお腹がいっぱいになった後は、北上川の支流・砂鉄川にできた全長2kmほどの渓谷「猊鼻渓」を散策しましょう。高さ100mを超える岸壁の合間を往復90分ほどかけてめぐる、舟下りが人気の景勝地です。
奇岩・奇勝を眺めながら、ユーモアあふれる船頭のガイドを聞き、そして船頭さんが唄う「げいび追分」に耳を傾けるのも楽しみの一つ。折り返し地点に着くと、一旦舟から降りて周辺を散策できるのも魅力です。
舟の上で飲食もできるので、ビールや鮎の塩焼きなどを購入して乗船するのがおすすめ。また冬には屋形船、12月から2月はこたつ舟が運行しています。
- 猊鼻渓舟下り
- 一関市 / 体験・アクティビティ / 紅葉
- 住所:岩手県一関市東山町長坂字町467 地図で見る
- 電話:.0191-47-2341
- Web:http://www.geibikei.co.jp/funakudari/