旅行好きが行ってるイスタンブールの人気観光スポットランキングTOP20!

旅行好きのトラベラー会員が登録した「行ったスポット」のデータを元に、トラベラーのみなさんが実際に行っている順に、イスタンブールの人気観光スポットランキングTOP20をご紹介します。

1. アヤソフィア

イスタンブールを象徴する建造物

アヤソフィアの歴史は古く537年、ユスティニアヌス皇帝の時代にビザンツ様式の聖堂が完成しました。ギリシア正教の大本山として人々の信仰を集めましたが、メフメト2世が1453年にコンスタンティノープル(現イスタンブール)を攻略して以来、聖堂はモスクに改修され、ムスリム(イスラム教徒)の祈りの場となりました。その後、トルコ共和国初代大統領のアタテュルクによって、モスクは博物館に転用され、現在は一般公開されています。その後長年博物館として利用されていましたが、2020年7月よりモスクに転用されたため、以降は毎日の礼拝の時間を除き、無料で入場できるようになりました。

2. ブルーモスク

モスク内部に使われている青いタイルが美しい!

  • 出典:tripnote.jpスルタンアフメット・ジャーミィ内部

アヤソフィアの向かい側にあるのが、ブルー・モスクという愛称でも親しまれているスルタンアフメット・ジャーミィです。天に突き抜けるような細長い6本のミナーレ(尖塔)からは、毎日礼拝の時間になるとアザーン(礼拝を呼びかける声)が街中に響き渡ります。モスク内部の装飾には2万以上のイズニックタイルが使用されており、このタイルの青の美しさ故にブルー・モスクと呼ばれているのです。260もある小窓から差し込む光が堂内を一層美しく神聖な空間にしています。

3. グランド・バザール

中東最大級の市場!4,000以上のお店が軒を連ねます

イスタンブールの旧市街にある、中東最大級の市場といわれるグランドバザール。トルコ語ではカパル・チャルシュ(Kapalı Çarşı)、屋根つきの市場と呼ばれており、雨の日でも濡れることなくショッピングや観光を楽しめるスポットです。オスマン帝国時代の雰囲気を存分に感じることのできるこのバザールには、4,000以上のお店、60以上の通り、20以上の出入り口となる門があり、まるで迷路のように入り組んだ空間になっています。活気あふれるバザールでは定番のトルコランプ、ナザールボンジュウなどの雑貨や、絨毯、クッション、香水、貴金属類、スパイス、ナッツなどありとあらゆるものが販売されていて、観光客を楽しませてくれています。

4. トプカプ宮殿

オスマン帝国時代にスルタン(皇帝)の居城として栄えた宮殿

オスマン帝国時代のスルタン(皇帝)たちの居城として、約400年ものあいだ政治や文化の中心として栄えた、トルコの歴史上とても重要な場所。スルタンが代わるたびに、新しいスルタンが必要に応じて増築を繰り返したため、宮殿内には大小様々な建物がいくつもあります。まるでひとつの街を散歩しているかのような感覚で見学することができます。各建物、各部屋ごとにデザインが異なるタイルの模様やアラビア文字にも注目。また日本でも放送され話題を集めた、トルコの宮廷歴史ドラマ『オスマン帝国外伝』の舞台となったハレムも見逃すことができません!

5. ガラタ橋

新市街と旧市街を結ぶ橋

  • 出典:tripnote.jpガラタ橋 新市街のガラタ塔と一緒にカメラにおさめたい

ガラタ橋(Galata Bridge)はイスタンブール金角湾(Golden Horn)にかかる橋です。カラキョイ(Karaköy)とエミノニュ(Eminönü)をつないでいます。ガラタ橋には移動できるスペースが2層あり、上の層は車道、下の層はレストラン街になっています。ガラタ橋の釣り人の姿はもはや風物詩となっており、下の層から見上げると釣竿が見えます。

6. 地下宮殿

4~6世紀という大昔に造られた貯水池

日本語では地下宮殿といわれていますが、トルコ語ではYerebatan Sarnıcı(イェレバタン・サルヌジュ)といいます。Yere「池に」batan「沈んだ」Sarnıcı「貯水池」という意味で、実際は周辺地域の水がめとなっていました。

イスタンブールがまだイスタンブールと呼ばれるよりずっと以前、4世紀から6世紀ごろに造られたとされる貯水池で、オスマン帝国時代にはトプカプ宮殿のスルタンたちの喉を潤したといいます。内部は薄暗く少しひんやりとしていて、コリント様式の柱とアーチが続く様子はまるで宮殿のような造りそのものです。何世紀も前の東ローマ帝国時代の宮殿にタイムスリップしたかのような気分を味わえる、静かで神秘的な空間です。

住所:Yerebatan Caddesi 1 34110 Alemdar İstanbul

7. ボスポラス海峡

トルコのヨーロッパ側とアジア側の間を流れる海峡

ボスポラス海峡とは、トルコのヨーロッパ側とアジア側の間を流れる海峡のこと。3つの橋が架けられており車での行き来が可能なほか、2013年には海底トンネルが開通し、鉄道での横断も可能となりました。

また海峡でのクルーズも観光客には定番のアクティビティ。北の黒海から南のマルマラ海までを流れるボスポラス海峡沿いにはイスタンブールの観光名所がずらり並んでおり、クルーズ中は船から優雅に観光することができます。

8. イスタンブール旧市街

イスタンブールの見どころが凝縮されているエリア

  • 出典:tripnote.jp旧市街 トラム沿線上の街並み

イスタンブールは、ボスポラス海峡によってアジアとヨーロッパに分かれています。そしてヨーロッパ側はさらに、金角湾によって旧市街と新市街に分かれます。世界遺産に登録されている「イスタンブール歴史地区」は、ヨーロッパ側の旧市街のことです。旧市街には、ビザンツ建築の最高傑作とも評されるアヤソフィア博物館や、イズニックタイルが美しいブルー・モスク(スルタンアフメット・ジャーミィ)、オスマン帝国時代の皇帝(スルタン)の居城として栄えたトプカプ宮殿、貯水池として利用されていた地下宮殿、中東最大級の屋根付き市場として知られるグランド・バザールなど、イスタンブールの見どころが凝縮されています。

9. ボスポラス海峡クルーズ

イスタンブールの風を感じながら優雅に観光スポットを眺めよう!

イスタンブールはボスポラス海峡を挟んでヨーロッパ側とアジア側にまたがる街です。その境目となっているボスポラス海峡では、クルージングを楽しむことができます。北の黒海から南のマルマラ海までを流れるボスポラス海峡沿いには、イスタンブールの観光名所がずらり並んでおり、クルーズ中は船から優雅に観光することができます。クルーズにはロングクルーズとショートクルーズがあり、ロングクルーズはほぼ丸一日かけて黒海の方へ北上します。ショートクルーズはフェーティフ・スルタン・メフメト大橋辺りで折り返し、所要時間約2時間ほどで出発地に帰ってくることができるので、初心者にはこちらがおすすめです。イスタンブールのヨーロッパ側、旧市街のエミノニュ(Eminönü)埠頭でチケットを買うことができます。船は最初にヨーロッパ側、Uターンしてアジア側を進んでいきます。そのため、進行方向に向かって左側に座るとイスタンブール現代美術館やドルマバフチェ宮殿、ルメリ・ヒサルなどの海峡沿いの見どころをより間近に見ることができるでしょう。

10. スルタンアフメット広場

イスタンブール旧市街の観光の中心

イスタンブール旧市街の観光の中心となる広場で、昼でも夜でもつねに観光客で賑わっています。ブルーモスクやアヤソフィア博物館、地下宮殿など見所が集まっており、観光では必ずと言っていいほど訪れることになるでしょう。広場には噴水があり、また、トルコに訪れたらぜひ食べてみたい「スィミット」をはじめとする屋台も出ています。

住所:Binbirdirek Mh., Sultan Ahmet Parkı No:2, 34122 Fatih/istanbul

11. ガラタ塔

鉛筆のようなトンガリ屋根がかわいい、新市街のランドマーク!

ガラタ塔は、イスタンブールのヨーロッパ側、新市街にある石造りで鉛筆のようなシルエットが特徴的な塔です。高さは約67メートル。6世紀初めに灯台として建設され、その後は牢獄や天文台としても利用されてきました。戦争の砲撃で損壊しますが、1960年代に修復され、現在に至ります。

17世紀には、発明家のヘザルフェン・アフメト・チェレビーが世界で初めて人工の翼を持って、ガラタ塔からアジア側のÜsküdar(ユスキュダル)という街まで飛んだという逸話も残されています。

展望階までは、エレベーターとらせん階段で上ります。地上53メートルの展望階では、イスタンブールの景色を360度楽しむことができます!丘の斜面に建っているので、実際の塔の高さ以上のところから景色を眺めているように感じるでしょう。

金角湾の向こう側に広がるモスクのシルエットが美しい旧市街やマルマラ海、ボスフォラス海峡、アジア側の街。イスタンブールの空を気持ちよさそうに飛んでいるカモメになったかのように、心ゆくまで絶景を楽しめます。

12. タクシム広場

イスタンブール新市街の中心地

  • 出典:tripnote.jpTaksim Meydanı タクシム広場

イスタンブール新市街の中心地で、地下鉄M2号線やケーブルカー(funiküler)のタクシム駅で下車するとこの広場に出ます。広場の中心には、トルコ共和国建国を記念して1928年に建設された記念碑があります。タクシム広場から南へ下るようにしてガラタ塔までつづくのが、おしゃれなカフェやデパート、ブティックが建ち並ぶ「イスティクラル通り」で、また新市街でも特に、旅行者が利用しやすいホテルはタクシム周辺に密集しており、タクシム広場を拠点にしての新市街観光もおすすめ。

住所:Taksim Square, Gümüşsuyu Mahallesi, 34437 Beyoğlu/イスタンブール県 トルコ

13. スレイマニエ・ジャーミィ

イスタンブールの大パノラマを見渡すことができるスポット

ガラタ橋から旧市街を見たときに見えるモスク群のひとつが、スレイマニエ・モスク(スレイマニエ・ジャーミィ)です。このモスクの庭から見える景色も非常に美しいです。スレイマニエ・ジャーミィは旧市街の丘の上に建てられているため、庭からは新市街のガラタ塔はもちろん、さらに遠くの方のボスポラス海峡やボスポラス大橋、アジア側の街まで見渡すことができます。イスタンブールの街に徐々にライトが灯りはじめる様子を大パノラマで見渡すことができるスポットです。

14. イスティクラル通り

赤いレトロな路面電車が走る、ショッピングにおすすめのエリア

トルコ、イスタンブールにあるイスティクラル通りは、いつも観光客や地元の若者で賑わう、いわば日本の銀座?!のようなところです。新市街の高台にあるタクシム広場から、南へ下るようにしてガラタ塔まで続く通りで、おしゃれなカフェやデパート、ブティックも建ち並んでいます。赤いレトロな路面電車が走り、お土産探しやショッピングを存分に楽しむことができます。

15. エジプシャンバザール

別名「スパイスバザール」と呼ばれる通り、香辛料の販売で有名!

イスタンブールで歴史あるバザールの一つ、エジプシャンバザール。エジプトから持ち込まれる商品を売買する場となったことからエジプシャンバザールと呼ばれますが、香辛料の販売でも有名なため、スパイスバザールという異名もあります。旧市街の交通の要所であるエミノニュにあり、アクセスしやすいのも嬉しいポイントです。

エジプシャンバザールといえば、真っ先にチェックしておきたいのがスパイスです。トルコ料理にあうスパイスから、日本でも使えそうなシナモン、ミント、カレー用のスパイスなど、エジプシャンバザールならでは香辛料が見つかるはず。匂いを嗅いでいるだけでも、楽しむことができます。

16. イスタンブール新空港

2019年4月開港のイスタンブール新空港

トルコのメイン空港であったアタテュルク国際空港が閉鎖され、2019年4月からイスタンブール新空港の運用が本格的に開始されました。新しく開港した空港ということで、わかりやすくİstanbul Yeni Havalimanı(イスタンブール新空港)ということもありますが、正式名称はİstanbul Havalimanı(イスタンブール空港)です。市内からはなかり遠く、黒海に面するアルナヴトキョイというエリアに建設されました。当初の予定では、開港に間に合うように空港から市内まで地下鉄が開通するはずだったのですが、地下鉄は2019年4月現在工事中のため、空港へはタクシーかバスを利用するのが一般的な方法です。空港は市内までかなり遠く、タクシーではかなりぼったくられる可能性があるため、安全なバスをおすすめします。

住所:Tayakadın Mahallesi Terminal Caddesi No:1 34283 Arnavutköy/İstanbul

Web:https://www.igairpor...

17. ドルマバフチェ宮殿

白亜の宮廷ともいわれるドルマバフチェ宮殿、豪華絢爛な儀式の間は見応えあり

新市街の観光名所のひとつであるドルマバフチェ宮殿は、当時のスルタン(オスマン帝国の皇帝)、アブデュルメジドの命により、1843年から10年以上の歳月をかけて建てられました。設計は宮廷に仕えるアルメニア人の建築家が手がけています。バロック様式とオスマン様式の折衷が見事な外観は、旧市街のトプカプ宮殿とは全く違う雰囲気を醸し出しています。

宮殿内部には部屋が285室、広間が43室もあり、それぞれの部屋が趣の異なる内装です。特に見ごたえがあるのはスルタンの寝室や、トルコ共和国初代大統領のアタテュルクの執務室、そして見学の最後に訪れる儀式の間です。自由に見学することはできず、時間ごとにガイドと一緒に宮殿内を見学します。宮殿の外にはセラムルク庭園、鳥庭園、ハレム庭園、皇太子庭園が整備されており、こちらはガイドなしで自由に見学できます。

18. オルタキョイ

平日でもお祭りのような雰囲気が漂う、賑やかなスポット

  • 出典:tripnote.jpOrtaköy モスクとボスポラス大橋

イスタンブール随一の景勝地として有名なオルタキョイ(Ortaköy)は、優美な外観のモスクと海峡に架かるボスポラス大橋の見事なコラボレーションがなんとも美しいスポットです。モスク周辺には屋台が常設されており、指輪やブレスレットなどのアクセサリー類や雑貨、食べ物では名物のクンピル(ふかしたジャガイモに様々なトッピングをしたもの)やワッフルが販売されています。平日でもお祭りのような雰囲気が漂う、賑やかなスポットです。

19. アタテュルク国際空港

20. オルタキョイ・メジディエ・ジャーミィ

淡いピンクの壁が印象的なネオ・バロック様式のモスク

ボスポラス海峡に面して建つネオ・バロック様式のモスク。アルメニア人の建築家による設計で、アブデュルメジド1世の時代、1855年に完成しました。ほかのモスクではなかなか見ることができない、淡いピンクの壁が印象的です。

ひとつのドームに覆われたモスク内部はそれほど広くはないものの、高い天井から吊るされた豪華なシャンデリアがボスポラス海峡から差し込む日光に反射して、キラキラ眩しい空間です。まるでヨーロッパの宮殿の中のような雰囲気を醸し出しています。

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