アジアの近現代の美術作品を展示する「福岡アジア美術館」や、池泉回遊式の日本庭園が美しい「楽水園」、博多駅に入っていく列車の様子を眺められる「つばめの杜ひろば」など、知る人ぞ知る、博多の穴場観光スポットをご紹介します。
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1.福岡アジア美術館
「博多リバレイン」の7階・8階にある穴場スポット。アジアの近現代の美術作品を系統的に収集し展示する世界に唯一の美術館です。アジア23か国と地域の作品を対象に約4,000点の作品を所蔵しており、テーマごとに年8回ほど展示の入れ替えを行っています。
また館内にはカフェ「MUSEUM CAFE by IENA COFFEE」があり、そちらも居心地がいいと評判です。
- 福岡アジア美術館
- 福岡市 / 美術館
- 住所:福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階地図で見る
- 電話:092-263-1100
- Web:https://faam.city.fukuoka.lg.jp/
2.楽水園
- 出典:showcase.city.fukuoka.lg.jp写真提供:福岡市
博多駅から徒歩8分ほどの場所にある日本庭園。博多のオフィス街の中で静寂を感じられる癒しスポットです。博多の商人が1906年(明治39年)に別荘として建てたもので、戦後は旅館「楽水荘」として使用されていました。
その後1995年(平成7年)に福岡市が整備し、「楽水園」として開園。池泉回遊式の日本庭園をゆっくりお散歩することができます。当時の茶室を復元した「楽水庵」で、抹茶(有料、季節のお菓子付き)を味わうのもおすすめです。
- 楽水園
- 福岡市 / 庭園 / 紅葉 / 穴場観光スポット
- 住所:福岡市博多区住吉2-10-7地図で見る
- 電話:092-262-6665
- Web:http://rakusuien.fukuoka-teien.com/
3.承天寺
- 出典:showcase.city.fukuoka.lg.jp写真提供:福岡市
博多駅から徒歩10分ほどの場所に鎮座する「承天寺」は、うどん・そば・饅頭・羊羹の製法が日本で最初に伝えられた発祥の地。さらには日本三大祇園祭のひとつ「博多祇園山笠」の発祥地でもあります。博多祇園山笠は現在、櫛田神社を中心に行われていますが、もともとは1241年(仁治2年)に博多で疫病が流行した際、聖一国師が施餓鬼棚(せがきだな)に乗り、それを棒で担がせて祈祷しながら町中を歩き、病魔を退散させたのが由来という説があります。
- 出典:showcase.city.fukuoka.lg.jp写真提供:福岡市
境内には玄界灘をモチーフにした美しい石庭「洗濤庭」があり、通常は非公開ですが、「博多旧市街ライトアップウォーク博多千年煌夜」の期間のみ見学が可能。ライトアップされた幻想的な石庭の様子を鑑賞できます。
4.つばめの杜ひろば
JR博多駅直結の駅ビル・アミュプラザ博多の屋上にある庭園。博多駅に入っていく列車の様子を眺められる展望スペースでは、電車を見ながらゆったりと過ごせます。
また「つばめ電車」と呼ばれる小さな列車や駄菓子屋さんがあるなど、子連れにも便利。けん玉づくりや夏祭りなどのイベントも開催されているので、いつ訪れても楽しめます。
- つばめの杜ひろば
- 福岡市 / 展望・景観 / 夜景 / 穴場観光スポット
- 住所:福岡県福岡市 博多区博多駅中央街1-1 JR博多シティ屋上地図で見る
- 電話:092-431-8484
- Web:https://www.jrhakatacity.com/floor/rf.php
5.十日恵比須神社
東公園の片隅に鎮座する、1592年創建の神社。恵比須神と大黒神を祀っており、商売繁盛や縁結びのご利益で知られています。
- 出典:tripnote.jpphoto by okaraさん
また例年1月8日〜11日にかけて行われる「正月大祭」が有名で、商売繁盛を祈願しに多くの参拝客が訪れます。特に9日の午後に行われる、博多芸妓による「徒歩(かち)詣り」は見どころ。世話人による「大当たり!」の掛け声とともに必ず縁起物がもらえる「福引き」も、ぜひ試してみてくださいね。
- 十日恵比須神社
- 福岡市 / パワースポット / 神社 / 縁結びスポット
- 住所:福岡県福岡市博多区東公園7−1地図で見る
- 電話:092-651-1563
- Web:http://www.tooka-ebisu.or.jp/
6.博多町家ふるさと館
- 出典:showcase.city.fukuoka.lg.jp提供:福岡市
博多の繁華街・中洲からも近い場所にある「博多町家ふるさと館」は、みやげ処・町家棟・展示棟からなっている穴場の観光施設です。
- 出典:tripnote.jp
中でも見どころは、福岡市の指定文化財になっている町家棟。明治中期に建てられた住居兼博多織の工房である町家を移築復元したもので、入り口が狭いながらも奥行きが長い、町家独特の造りを見学することができます。タイミングが良ければ博多織の手織りの実演などもあるほか、手織り体験なども可能です。
- 博多町家ふるさと館
- 福岡市 / 博物館 / 雨の日観光
- 住所:福岡県福岡市博多区冷泉町6−10地図で見る
- 電話:092-281-7761
- Web:http://www.hakatamachiya.com/
7.波葉の湯
- 出典:tripnote.jp
博多ポートタワーから徒歩約1分の場所にある天然温泉。露天風呂はもちろん、岩盤浴サウナ、そしてエステなどが揃っています。貸切風呂もあるので、家族やカップルで利用するのも可能。休憩スペースには6,000冊の漫画や雑誌などが置かれ、ゆったりのんびりできます。癒されながら遊べる穴場スポットです。
- 波葉の湯
- 福岡市 / 日帰り温泉
- 住所:福岡市博多区築港本町13番1号地図で見る
- 電話:092-271-4126
- Web:http://www.namiha.jp/
8.東長寺
- 出典:showcase.city.fukuoka.lg.jp提供:福岡市
空海(弘法大師)が日本で最初に創建したお寺。見どころの一つが「福岡大仏」です。高さ10.8m、重さ30tの大仏は、木造の座像では日本一の大きさを誇ります。人間の煩悩の数とされる108にちなみ10.8mなのだそう。
大仏の台座には「地獄・極楽巡り」の入り口があり、地獄八景の絵に迎え入れられ進むと、大人でも怖いぐらいに真っ暗。暗闇を歩き続けると、出口の光が見え安心に包まれます。
また純木造総檜造りの五重塔も見どころ。2011年(平成23年)に造られたもので、高さは26m。空海が持ち帰ったと言われる仏舎利(釈迦の骨)が納められています。
9.博多港国際ターミナル
- 出典:tripnote.jp博多港国際ターミナル
博多港国際ターミナルは中央ふ頭地区にあり、高速船の「ビートル(JR九州高速船)」、「コビー(未来高速)」、フェリーの「ニューかめりあ(カメリアライン)」など、韓国・釜山へ定期航路が就航しています。
フェリーに乗らなくても、施設内にある喫茶店やレストランを利用するのもおすすめ。また展望デッキからは美しい博多湾の景色が楽しめ、穴場のビュースポットとしても知られています。
- 博多港国際ターミナル
- 福岡市 / 駅・空港・ターミナル
- 住所:福岡県福岡市博多区沖浜町14−1地図で見る
- Web:http://www.hakataport.com/
10.博多座
- 出典:tripnote.jpphoto by まこりさん
歌舞伎やミュージカルなどの演劇を開催する、九州最大級の劇場。地下鉄中洲川端駅直結と、便利な立地にあります。
劇場内にはレストランやカフェがあるほか、公演グッズや博多座オリジナルの商品を販売する売店も揃っており、初めて訪れる方なら早めの来場がおすすめ。昼の部は開演1時間前から、夜の部は開演の1時間前~30分前から入場できます。
- 博多座
- 福岡市 / エンターテイメント
- 住所:福岡市博多区下川端町2-1地図で見る
- 電話:092-263-5555
- Web:http://www.hakataza.co.jp/
11.板付遺跡
- 出典:showcase.city.fukuoka.lg.jp写真提供:福岡市
縄文時代晩期から弥生時代後期の複合遺跡。環濠集落や水田が復元された遺跡公園と、出土遺物の展示や映像を通して弥生時代の人々の暮らしぶりを学べる資料館「板付遺跡弥生館」で構成されています。
資料館では復元した道具に触れられるなど、楽しみながら学べる工夫がなされており、子供とのお出かけにもぴったりの穴場スポットです。