ユニークな展示が見どころの小さな博物館から、何時間も楽しめる大規模な博物館まで、個性もさまざまな魅力あふれる東京の博物館を集めました。無料デーや割引クーポン、割引チケットの情報もあわせて紹介しています。
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【1】東京国立博物館/上野
”トーハク”の愛称で親しまれている、1872年(明治5年)に創設された日本最古の国立博物館。日本を中心としたアジアの美術作品や考古遺物などを約11万7,000件(国宝が89件、重要文化財が643件含む)所蔵し、日本一のコレクション数を誇ります。
敷地内には、日本美術を展示する「本館」、中国、朝鮮半島、東南アジアなどの美術を展示する「東洋館」、そして黒田清輝の油彩画などを展示する「黒田記念館」など6つの展示館があります。
そのほかミュージアムショップは3ヶ所、レストランやカフェは4ヶ所。レストランのうち2ヶ所はホテルオークラが運営しており、博物館でオークラの味が楽しめます。
無料デー・割引チケット情報
- 特別文化展無料デー:国際博物館の日(5月18日)、敬老の日(9月第3月曜日)、トーハク感謝DAY(年内の最終開館日当日・前日・前々日の3日間)
- 特別文化展割引チケット:子ども(高校生以下および満18歳未満)同伴の場合、通常の一般料金620円(一般料金)を団体料金520円に割引。(※子ども1名につき同伴者2名まで)
- 東京国立博物館
- 浅草・上野・谷根千 / 一人旅 / 博物館 / 歴史博物館
- 住所:東京都台東区上野公園13-9地図で見る
- 電話:03-5777-8600
- Web:http://www.tnm.jp/
【2】国立科学博物館/上野
1877年(明治10年)に創設された、国立唯一の総合科学博物館。1931年(昭和6年)に建設された、ネオルネサンス様式の「日本館」と、1999年(平成11年)に新設された「地球館」からなります。「日本館」では、日本列島の自然や生物についてのダイナミックな歴史を紹介し、「地球館」では、宇宙史、生命史、人間史を紹介するほか、科学技術について体験しながら学ぶことができます。
展示品をモチーフにしたオリジナル商品などを販売するミュージアムショップはもちろん、レストランやカフェ、そして地球館の屋上には見晴らしのいい「スカイデッキ」や「ハーブガーデン」もあります。
無料デー情報
- 常設展無料デー:5月18日(国際博物館の日)、11月3日(文化の日)、2019年2月24日(天皇陛下御在位三十年慶祝のため)
- 国立科学博物館
- 浅草・上野・谷根千 / 雨の日観光 / 博物館 / 歴史博物館
- 住所:東京都台東区上野公園7-20地図で見る
- 電話:03-5777-8600
- Web:http://www.kahaku.go.jp/
【3】江戸東京博物館/両国
1993年(平成5年)に開館した、高床式の倉をイメージした個性的な建物の博物館。江戸と東京の歴史と文化を紹介しています。
特に注目の展示は常設展示室の大型模型。「江戸ゾーン」では、棟割長屋(むねわりながや)や絵草紙屋(えぞうしや)の実寸大模型が展示されており、江戸時代にタイムスリップしたよう。そして「東京ゾーン」では、明治や昭和の建物の復元模型が展示されており、まさに体感しながら歴史を学べます。
館内には、眺望とともに、江戸の食文化をテーマにしたお食事やカフェが楽しめる「桜茶寮」や、銀座の地で90年余りの歴史を刻んできた、三笠會館伝統の洋食がいただける「銀座洋食 三笠會館」などのグルメスポットも充実しています。
割引チケット情報
- 常設展割引チケット:毎月第3土曜日、翌日曜日(家族ふれあいの日)のみ、東京都内在住でかつ子ども(18歳未満)同伴の場合、通常の一般料金600円を半額に割引。(※子ども1名につき同伴者2名まで)
- 休業中
大規模改修工事のため、2022年4月〜2025年度(予定)まで休館中
- 江戸東京博物館
- 錦糸町・両国・清澄白河 / 一人旅 / 博物館 / 歴史博物館
- 住所:東京都墨田区横網1丁目4−1地図で見る
- 電話:03-3626-9974
- Web:https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
【4】凧の博物館/日本橋
- 出典:tripnote.jp
日本橋の老舗洋食屋「たいめいけん」が入るビルの5階にある博物館で、「たいめいけん」創業者の茂出木心護氏が、凧好きが嵩じて、1977年(昭和52年)に設立しました。小さな博物館ですが、壁から天井まで隙間なく展示されている凧は圧巻!日本だけでなく、世界の凧、凧絵など多岐にわたり展示しており、ぜひ「たいめいけん」でのお食事とあわせて訪れたい博物館です。
- 凧の博物館
- 東京駅・丸の内・日本橋 / 博物館
- 住所:東京都中央区日本橋1-12-10 たいめいけん5階地図で見る
- 電話:03-3275-2704
- Web:https://www.taimeiken.co.jp/museum.html
【5】江戸東京たてもの園/武蔵野市
- 出典:tripnote.jp
園内に30ほどの復元建造物が並び、まるで昭和や大正、明治の時代にタイムスリップしたような町歩きが楽しめる「江戸東京たてもの園」。映画のセットのような雰囲気もあり、夏には浴衣で訪れる人の姿も見られます。
園内には、ジブリ映画『千と千尋の神隠し』で、千尋の両親が廃墟となったテーマパークで料理を食べることに夢中になり、豚になってしまうシーンで使われたと言われる下町の居酒屋「鍵屋」や、映画のメインの舞台”油屋”のモデルと言われる銭湯「子宝湯」、そして千尋とカオナシが乗った電車のモデルとなったと言われる電車も展示されており、ジブリファンにもたまらないスポットです。
お腹がすいたら、復元建造物「デ・ラランデ邸」の一階にあるカフェ「武蔵野茶房」や、たべもの処「蔵」などを利用できます。
割引チケット情報
- 割引チケット:毎月第3土曜日、翌日曜日(家族ふれあいの日)のみ、東京都内在住でかつ子ども(18歳未満)同伴の場合、通常の一般料金400円を半額に割引。
- 江戸東京たてもの園
- 吉祥寺・中野・荻窪 / 博物館 / 歴史博物館
- 住所:東京都小金井市桜町3-7-1地図で見る
- 電話:042-388-3300
- Web:http://tatemonoen.jp/
【6】日本科学未来館/お台場
毛利衛さんが館長を務める「日本科学未来館」は、最先端の科学技術をわかりやすく展示する博物館です。目で見るだけでなく体感しながら学ぶことができ、カップルやファミリーにもおすすめ。プラネタリウム「ドームシアターガイア」は、全天周超高精細立体視映像システム「Atmos」と、ギネスワールドレコードにも認定されている500万個の恒星を映し出す「MEGASTAR-II cosmos」とのコラボで人気です。
- 出典:tripnote.jp
また7階にあるレストラン「Miraikan Kitchen」からはお台場や東京タワーまで見渡せ、景色を眺めながらのお食事が楽しめます。”地球肉まん”や”地球アイスクリーム”という、「日本科学未来館」らしいメニューも味わえますよ。
無料デー・割引クーポン情報
- 無料デー:「天皇陛下御在位三十年慶祝事業」(2019年は2月24日(日))、「科学技術週間」期間の金曜日・土曜日(2019年は4月19日(金)、20日(土))、「こどもの日」は18歳以下の方(2019年は5月5日(日・祝))、「開館記念日」(ただし、2019年は開館記念日(7月9日)が火曜日のため休館)、「敬老の日」は満65歳以上の方(2019年は9月16日(月・祝))、「教育・文化週間」期間の土曜日(2019年は11月2日(土))
- デイリーPlusのクーポン提示で常設展入館料おとな(19歳以上)620円⇒ 490円、常設展入館料こども(18歳以下)210円⇒ 160円 【2020年03月31日まで】
※デイリーPlusはYahoo! JAPANが提供する月額制(540円)の有料サービスです。登録初月は会員費無料。詳しくはこちら
- 日本科学未来館
- お台場・豊洲 / 博物館 / プラネタリウム
- 住所:東京都江東区青海2-3-6地図で見る
- 電話:03-3570-9151
- Web:https://www.miraikan.jst.go.jp/
【7】目黒寄生虫館/目黒
- 出典:tripnote.jp
医学博士・亀谷了(かめがい さとる)氏の創意と私財投入により、1953年(昭和28年)に設立されました。雑誌やネットではデートスポットとして取り上げられることも多く、”寄生虫”というある種のドキドキ感が、カップルにおすすめの理由なのでしょう。
見どころの一つが、ガラス瓶の中で液漬けにされている寄生虫の数々。カブサラやギロコチレ、ヒモビルなど数多くの寄生虫が、まるでアートのように展示されており、館内でも人気の展示になっています。苦手な人にはゾッとするような展示ばかりですが、多くの謎に包まれたその生態や姿は見る価値がありますよ。入館料は無料です。
- 目黒寄生虫館
- 品川・目黒・大井町 / 穴場デートスポット / 博物館
- 住所:東京都目黒区下目黒4-1-1地図で見る
- 電話:03-3716-1264
- Web:http://www.kiseichu.org
【8】東武博物館/東向島
東武鉄道の創立90周年を記念して、1989年(平成元年)に開館。館内を8つのコーナーにわけ、東武鉄道の歴史や役割を紹介しています。東武鉄道の出発点となった5号蒸気機関車をはじめとする、引退後も大切に保存された実物車両の展示や、東武鉄道の1日の走行風景をイメージした大パノラマ、そして電車の運転体験ができるシミュレーターなど、子どもから大人まで楽しめます。
また東向島駅のホーム下に位置する場所に「ウォッチングプロムナード」があり、実際に走行している電車を至近距離で観察することができ人気です。
- 東武博物館
- 柴又・亀有・北千住 / 博物館 / 子供が喜ぶ
- 住所:墨田区東向島4丁目28−16地図で見る
- 電話:03-3614-8811
- Web:http://www.tobu.co.jp/museum/
【9】ポリス・ミュージアム 警察博物館/銀座
1961年(昭和36年)に、旧京橋警察署に「警視庁PRセンター」として併設され、その後「警察博物館」に改称。2017年(平成29年)に「ポリス・ミュージアム 警察博物館」としてリニューアルオープンしました。
1階〜6階まであり、展示は5階まで(6階はイベントスペース)。明治から平成にかけての事件史や、警視庁の活動紹介などのほか、子ども向けの制服試着体験や交番体験、指紋採取疑似体験と、体験を通して楽しみながら学ぶことができます。入館料は無料です。
- ポリス・ミュージアム 警察博物館
- 銀座・有楽町・築地 / 博物館
- 住所:中央区京橋3丁目5番1号地図で見る
- 電話:03-3581-4321
- Web:https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/about_mpd/...
【10】野球殿堂博物館/後楽園
1959年(昭和34年)に日本初の野球専門博物館として開館し、1988年(昭和63年)に東京ドーム内に移転しました。
プロ野球12球団の主力選手のユニホームやバット、グラブ、スパイクなどを展示するコーナーや、野球史を彩った名選手の記念品を展示するコーナーなど、実物および写真を含め約30,000点を収蔵。その中から常時2,000点余りを展示しています。
プロ野球以外にもアマチュア野球、高校野球に関する展示もあり、展示を通して野球の歴史や魅力を伝えています。東京ドームでの野球観戦とあわせて訪れたい博物館です。
- 野球殿堂博物館
- 神楽坂・飯田橋・後楽園 / 博物館
- 住所:東京都文京区後楽1−3−61地図で見る
- 電話:03-3811-3600
- Web:http://www.baseball-museum.or.jp/