たこ、凧、揚がれ~♪【東京・凧の博物館】は、日本橋の老舗洋食屋が創業!

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   2017年12月5日更新

日本各地と、世界の凧が、壁から天井まで隙間なく揚げられている博物館。日本橋の老舗洋食屋、「たいめいけん」が入るビルの5階にある「凧の博物館」は、入場料たったの200円!日本橋散策にピッタリの「凧の博物館」と、「たいめいけん」名物、「タンポポオムライス」を、たっぷりとご紹介します。

「凧の博物館」と「たいめいけん」は、創業者が同一人物!同じビル内!

昭和6年創業の老舗洋食屋「たいめいけん」。知る人ぞ知る日本橋の超有名店です。創業者である茂出木心護氏は、凧好きが嵩じて、昭和52年に「凧の博物館」を設立しました。

月日と共にコレクションは充実していき、日本だけでなく、世界の凧、凧絵など多岐にわたり展示しています。「たいめいけん」と同じビルの5階にあり、ふらっと気軽に入れる博物館です。

  • 壁から天井まで、凧がぎっしり!色鮮やかで伝統的!

それでは早速、凧のコレクションを見ていきましょう。

「凧の博物館」は、江戸凧を中心に、全国・世界各地の凧がい~っぱい!

江戸凧とは、シンプルに、江戸時代から伝わる伝統的な関東近辺の凧のことを指します。特徴として、形は正方形や長方形、絵柄は歌舞伎や文字が多く、海外でも人気があります。

  • 江戸凧

館内は、江戸以外の地域の凧も展示されています。興味深いことに、地方によって材料や形・呼び方が異なります。例えば、凧の骨組みには竹を使用しますが、北海道と一部の青森では竹が少ない為、ヒバという木材で骨組みをしています。また、東海地方は風が強く、骨組みを二重に工夫した奴凧が多く見られます。

  • 写真右は「津軽風」です。まるでねぶたを彷彿させる凧絵ですね。

関東地方とは対照的に、関西地方では「いか」と呼ばれていました。形は六角形や鳥型など多岐に渡ります。海外では、日本のように「凧」と固有名詞があることが少なく、空に関連する単語を、そのまま凧と表現しています。英語の「Kite(カイト)」はとんび、ドイツ語の「Drach(ドラッヘ)」は竜、などです。

このように、江戸凧だけでなく、日本各地、世界中の凧を興味深く学ぶことが出来ます。

平安から江戸、そして現代へと受け継がれる凧の歴史・文化

凧の発祥は、紀元前300年の中国とされています。主に戦争で、敵陣を攻める為の測量に利用されていたとされ、一般に遊びとして広まったのは1000年頃と言われています。同時期に、世界中に広まりました。

  • 中国、マレーシア、ニュージーランドなど、日本以外の凧も展示されています。

日本に伝わったのは、平安時代です。当初は貴族の遊びでしたが、江戸時代に、一年を通して遊べるものとして庶民にも広まりました。参勤交代や商人により、江戸から全国に広まり、各地の特徴を持った凧が生まれていきました。

凧は現代の日本では、正月に揚げる遊びとして一般的ですが、一部地域では他の季節に揚げる風習があります。端午の節句(5~6月)に、鯉のぼりと同時期に揚げ、子供の成長を祈る祭り行事が行われています。代表的な祭りに、写真の、静岡県浜松市「凧揚げ合戦」があります。

  • 浜松祭りの凧揚げ

また館内では、凧や凧のパーツを販売しています。凧の歴史や文化を思いながら、正月や端午の節句は、凧で遊んでみてはいかがでしょうか。

  • 販売用の凧です。海外での人気を受け、英語での説明メモもあります。
凧の博物館

東京 / 博物館・美術館

 

住所:東京都中央区日本橋1-12-10 たいめいけん5階

電話:03-3275-2704

Web:https://www.taimeiken.co.jp/museum.html

「タンポポオムライス」をいただこう!老舗洋食屋「たいめいけん」

凧の博物館見学前後は、「たいめいけん」で食事をしましょう(後述しますが、先にたいめいけんで食事をするのがオススメ)。凧の博物館が入るビルの1階、2階にあります。1階は洋食屋、2階はレストランで、2階は小皿料理が多くいただけ、お値段が少し上がります。

筆者は1階の洋食屋で、名物「タンポポオムライス」(1,950円)を頂きました。

  • タンポポオムライス

ここたいめいけんは、チキンライスの上に卵をのせ、ナイフで切ると「ふわっ」と広がるオムライスの発祥とされ、見た目から、「タンポポオムライス」と名前がついたと言われています。

  • ナイフを入れると...、「ふわっ」と広がりました。

「ふわっ」となった卵の上に、ケチャップをかけて頂きます。「ふわっ」の一言で、お味が伝わると思います!チキンライスも程よい甘さで、柔らかく喉に通っていきます。写真の、筆者のケチャップのかけ方のセンスは、お許しください。

  • 言うまでもなく絶品です。

ボリューミーですが、「おかわり!」と言いたくなってしまうオムライスです。

「ボルシチ」と「コールスロー」は、50円!

創業当初のお値段から変わないという「ボルシチ」と「コールスロー」は、なんと50円!付け合わせとしてぜひ注文したいお料理です。

  • 左から、ボルシチ、コールスロー、オムライス用のケチャップです。

ボルシチは具だくさんでボリューミー、コールスローは柔らかく、甘めで箸休めにぴったりです。

行列必至!「たいめいけん」の後に、「凧の博物館」見学がおすすめ

  • 昭和6年創業、日本橋「たいめいけん」

「たいめいけん」は超有名店だけあり、行列必至です。開店時間は11時、11時10分に到着した筆者ですが、既に第一陣が着席し、かつ行列ができていました(ちなみに第二陣で着席できた為、待ち時間は30分ほどでした)。

15時位になると落ち着くようですが、いつ行列が長引くかわかりませんので、まずは並んで、タンポポオムライスを頂きましょう。その後、エレベーターで5階へ行き、「凧の博物館」をゆっくり見学することをおすすめします。

たいめいけん

東京 / 洋食・西洋料理

 

住所:東京都中央区日本橋1-12-10 たいめいけん1階,2階

電話:03-3271-2463

Web:https://www.taimeiken.co.jp/index.html

この記事で紹介されたスポットの地図

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※この記事は2017年11月25日の取材に基づき公開した情報です。
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読んでいただきありがとうございます。きょうかです。
フリーランスとしてお仕事をしております。大好きな旅行の瞬間瞬間を記事にし、読者であり旅行仲間の皆さんに、自分以上に楽しんでいただきたいという思いで、お届けしていきます。

古い街並みを歩くことが好きで、建物と街と時代との調和を考えた、当時の人々と、残そうとする今日の人々への移り変わりに、ロマンを感じます。
特に、留学していたイギリス。国としての強さを表現したロンドンの街並み、そしてコッツウォルズを代表とする地方の石造りやレンガの街並み、どちらにも萌えます。
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