御所の三井戸(井戸)
縣の井戸(あがたのいど)
昔この井戸のそばに縣宮(あがたみや)という社があり、地方官吏として出世を願う者は、井戸の水で身を清めて祈願し、宮中にのぼったといいます。この付近は江戸時代まで五摂家の一つ一條家の屋敷地内となっており、井戸水は、明治天皇の皇后となった一條美子のうぶ湯に用いられたともいわれています。大和物語では病気を治す水とも紹介され、井戸と辺りの山吹の風情は、後鳥羽院などの歌にも詠まれました。
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スポット情報:県の井戸(縣の井戸、縣井)
2022年1月19日