国家安康君臣豊楽の鐘
方広寺の鐘銘の事件
1614年(慶長19)再建された京都方広寺大仏殿の釣鐘の銘に徳川家康が難くせをつけ,豊臣秀頼を開戦に追いこんだといわれる事件。秀吉が創建し,1596年の大地震で崩壊した方広寺の再建は徳川・豊臣両氏の共同事業であったが,鐘銘に〈国家安康〉の文字があったのを〈家康〉を胴切りにするものと難くせをつけた家康は,これを機会に秀頼の徳川氏への臣従化を迫った。秀頼はこれを拒否し,大坂の陣が起き,豊臣氏は滅んだ。
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スポット情報:方広寺
2023年3月12日