鳥羽の大石
伏見の鳥羽街道沿い、鴨川の河原に忽然と現れる巨石群。古代文明の遺跡か?はたまた信仰の聖地の御神体か?その謎の答えは、二条城の城郭石材として利用される予定であった、いわゆる「残念石」でした。
鳥羽街道から鳥羽の大石がある河原に降りる場所にある由緒が記されている看板です。河原を公園化する整備事業の際に川底に眠っていたものが数百年の時を経て偶然にも発見されたのこと。
この石材は寛文2年(1662年)に京都を中心に発生した大地震で被害を受けた二条城の石垣の修復のため大阪(大坂)から淀川を船で遡り、当時の京都の水運の玄関口である「鳥羽の港」に陸揚げされ運ばれる予定の石が、何らかの原因で鴨川の川底に沈み現代まで眠っていた説が有力です。
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スポット情報:鳥羽の大石
2022年9月4日