橘寺
橘寺は、いわゆる俗称であって正式には昆陽山地蔵院という。現在は西大路通一条の交差点の南東角(山門は交差点を東に入ってすぐのところ)にあるのだが、創建時は摂津国昆陽池のほとりにあり、平安時代には京都へ移って衣笠山の麓に堂を構えていたという。その後、一時は廃絶していたが足利義満によって復興され、秀吉の時代に紙屋川畔の現在地に移されたとのこと。この地蔵院を「椿寺」と呼ぶのは、加藤清正が文禄・慶長の役の折に朝鮮から持ち帰って秀吉に献じたとされる五色八重散椿が、秀吉から地蔵院へ贈られたからとされている。現在、本堂に前にあるのは二代目で、清正・秀吉が愛でたとされる散椿は、伝承の中に残されるのみとなっている。
此の橘寺は小さなお寺ですが、見所は満載です。
① 五劫思惟の阿弥陀仏
② 義商天野屋利兵衛之墓
③豊公愛樹五色八重散椿
④鍬形地蔵
⑤キリスタンの墓
⑥火天閻魔天図
#サント船長の写真 #五劫思惟の阿弥陀仏
スポット情報:地蔵院
2023年1月30日