百万遍の知恩寺の
五劫思惟阿弥陀仏
(ごこうしゆいあみだぶつ)
此処には3躰の五劫思惟阿弥陀仏が有ります。
五劫とは時の長さで一劫が五つということです。
一劫とは「四十里立方(約160km)の大岩に天女が三年(百年という説もある)に一度舞い降りて羽衣で撫で、その岩が無くなるまでの長い時間」のことで、五劫はさらにその5倍ということになります。
そのような気の遠くなるような長い時間、思惟をこらし修行をされた結果、髪の毛が伸びて渦高く螺髪を積み重ねた頭となられた様子を表したのが五劫思惟阿弥陀仏で、全国でも16体ほどしかみられないという珍しいお姿です。
落語の「寿限無寿限無、五劫のすり切れ」はここからきています。
京都には俺等が知る限り後2躰、知って居ます。金戒光明寺の1躰と椿寺の地蔵院の1躰です。
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スポット情報:知恩寺
2023年10月15日