日本からニューヨークまでは12時間以上の長時間フライト。海外旅行の醍醐味でもある機内食で、何が食べられるのか気になりますよね?世界の航空会社7社の国際線エコノミークラスで提供される機内食と、各航空会社の特長やCM、面白いセーフティビデオなどをご紹介します。
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【1】デルタ航空(DELTA)
デルタ航空は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ市に本拠地を置き、世界60カ国以上、1,000都市以上に就航があり、アメリカで最も長い歴史を持つ航空会社です。
東京からニューヨークまでの直行便も多数運行しており、ニューヨークまでのアメリカ経由便も多いので、繁忙期でもエアチケットを安く購入しやすく、閑散期に利用すると、運が良ければビジネスクラスに無償アップグレードもしてもらえることも!筆者がNYへ行く際に、一番利用することが多い航空会社です。
デルタ航空の特長として、マイレージプログラムに大きなメリットがあります。取得したマイルには「有効期限」がなく、自分が貯めたマイルを家族や友人にプレゼントしたり、マイルの特典交換に足りない分を現金で購入可能なのです。マイルを急いで使う必要も、うっかりマイルが失効する心配もないのはありがたいですね。
また、日本発着便のエコノミークラスでは、アメニティ(スリッパ、アイマスク、耳栓、ミネラルウォーターのペットボトルなど)が充実しているのも嬉しいサービスですし、エコノミークラスでも機内食が美味しいということも、デルタ航空のおすすめポイントです。
また、機内へ搭乗して間もなく流れる「機内安全ビデオ(セーフティビデオ)」では、セーフティビデオを見てもらうための工夫がされていて面白いです。カセットテープやルービックキューブなどの懐かしいアイテムが登場する、80年代風の面白いビデオなので、機内食を楽しむ前に、重要なインフォメーションも楽しみながらしっかりチェックできますね。
機内食のご紹介
デルタ航空の機内食は、品数が多く野菜が多めで、健康志向な人には嬉しい機内食メニューになっています。夕食、フライト途中の軽食(Mid-Flight Snack)、朝食の3回提供され、全てのフライトで、スターバックスの淹れたてコーヒーを無料で飲むことができます。
2018年:東京・羽田空港からミネアポリス経由でニューヨーク・ラガーディ空港へ
デルタ航空では、搭乗後すぐに機内食のメニューが配布されます。夕食にチキンかパスタかフィッシュのどれか1つを選ばなければならないので、朝食のメニューも見ながら、空腹具合も考えつつオーダーできるのが嬉しいです。また、ドリンクメニューも豊富でスパークリングワインの場合は、蓋つきのボトルで提供されるので便利ですし、たっぷり飲めておすすめです。
筆者が搭乗したときは夕食にハーブローストチキンのピカタとクリーミィーポレンタのメニューをチョイス。チキンは柔らかく、トウモロコシの粉でできたポレンタもホワイトソースとベストマッチ。豆料理やサラダもあってヘルシーですがお腹いっぱいになってしまい、ミッドフライトスナックのピザとアイスクリームはスキップしました。
朝食にはクリームチーズとチャイブのスクランブルエッグを選びましたが、卵はフワフワで、付け合わせのチキンアップルソーセージはビジネスクラスでも提供されるメニューですが、プリッとした食感でリンゴ入りという普通のソーセージではないところにこだわりを感じます。
ニューヨークから東京へ戻る帰りの便では、夕食には鮭の山椒照り焼き、ライス添えのメニューを、朝食にはホタテの炊き込みご飯のメニューをチョイス。味付けが濃すぎないので、和食も食べやすくておすすめです。
2015年:東京・成田空港から直行便でニューヨーク・JFK空港 へ
デルタ航空の場合、夕食の機内食では、シュリンプカクテルがよく登場します。ワインやビールにとてもよく合う前菜です。
2014年:東京・成田空港からデトロイト経由でニューヨーク・ラガーディア空港へ
夕食では、肉、シーフード、野菜とバランスも良くボリュームがあり、味付けも強すぎず食べやすいのが嬉しいです。
2011年:東京・成田空港から直行便でニューヨーク・JFK空港へ
夕食の前菜のスモークサーモンは濃厚な味わいで、茹で野菜が多めに添えられた太めのパスタも食感が良く、機内食とは思えない美味しさです。
【2】ユナイテッド航空(United Airlines)
ユナイテッド航空は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴに本拠を置く航空会社で、ニューヨークやロサンゼルスなどのアメリカ主要都市へ直行便を運航、米国内でも最大級のネットワークを誇る航空会社です。
ユナイテッド航空では、エコノミークラスに乗る場合、航空券の購入時や出発前、又は出発当日に、通常のエコノミークラスより足元スペースが最大12cmも広い、エコノミープラスへアップグレードすることができます。エコノミープラスへのアップグレード料金は、為替レートや時期、シートの場所によっても違いますが、相場としては片道15,000円〜20,000円程度になります。足元スペースが広いと快適さはだいぶ違いますので、ニューヨークへ行く時のような長旅にはおすすめです。
さて、ユナイテッド航空の機内で流れる「機内安全ビデオ(セーフティビデオ)」はどんなかというと、NYが舞台となっている映画『スパイダーマン』がコラボレーションしています。さすがアメリカの航空会社!という感じです。
機内食のご紹介
ユナイテッド航空の場合、機内食は夕食と朝食の2回提供され、全体のボリュームはデルタ航空と比べるとかなり少なめです。他の航空会社と比べると、ユナイテッド航空の場合は航空券が比較的安く予約できるので、機内食の満足感よりも、旅費を少しでも抑えたいという方には良いかと思います。
2019年:東京・成田空港から直行便でニューヨーク・ニューアーク国際空港へ
夕食は洋食か和食かを選べます。筆者はトマトソースのマカロニパスタ、サラダ、パンというシンプルな洋食メニューをチョイス。夕食のデザートには日本のアイスクリームが時間差で配布されます。朝食は、オムレツやソーセージ、パンケーキなどアメリカの定番朝食メニューが選べます。
【3】アメリカン航空(American Airlines)
アメリカン航空は、アメリカ合衆国テキサス州ダラスフォートワース空港を拠点とする航空会社です。日本航空と提携し、アジアの10都市からアメリカのハブ空港、ロサンゼルス、ダラス・フォートワースをはじめとした各空港へ運航しています。
アメリカン航空の機内で流れる「機内安全ビデオ(セーフティビデオ)」はカメラアングルが凝っていて、おしゃれで斬新、まるで映画のようなハイクオリティなビデオです。
機内食のご紹介
アメリカン航空の機内食は、夕食、フライト途中の軽食(Mid-Flight Snack)、朝食の3回提供されます。料理はボリュームもあり品数が多く、お酒を含むドリンクの種類がとにかく豊富で、アメリカ人の「飲みたいビール1位」に輝いたこともある、ボストン発のサミュエルアダムスのビールも無料で飲めるのでおすすめです。
2017年:東京・成田空港からダラス経由でニューヨーク・ニューアーク国際空港へ
夕食は、ビーフかチキンを選べて、筆者はチキンをチョイス。トマトソースのチキンペンネパスタ、コールスローのような前菜、トマトとレタスのサラダ、パン、デザートの袋入りブラウニーがトレーに並びます。サラダはしゃきっと冷たく、温かいメインディッシュのペンネはボリューミーで飽きのこない美味しさです。
朝食は、洋食か和食を選べて、卵焼きと鮭とご飯のプレートとカットフルーツのデザートの和食をチョイス。まるで日本のコンビニ弁当のような見た目ですが、バランスも良く量も丁度良い感じ!
2010年:東京・成田空港から直行便でニューヨーク・JFK空港 へ
2010年に撮影した機内食を見ると、NYへの直行便のため飛行時間が長いせいか、2017年のダラス経由便の時よりも、夕食の品数が豊富です。トマト入りのマカロニサラダや、いなり寿司とエビの握り寿し、トマトソースのペンネ、パン、クラッカー、kiriのチーズ、デザートのピーカンナッツタルトなどなど。
ニューヨークから東京へ戻る直行便の夕食でも、お寿司(サーモンの握り寿しとかっぱ巻き)が提供されていました。