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【2025】世界の人気美術館TOP26!旅行好きが行っている美術館ランキング

取材・写真・文:

2025年1月27日更新

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出典:tripnote.jp

パリ・ルーブル美術館、ニューヨーク・メトロポリタン美術館など各国を代表する美術館の数々を、トリップノートの10万人を超えるトラベラー会員(2025年1月現在)が実際に行っている順に、人気ランキングでご紹介します!

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1位:ルーブル美術館(フランス/パリ)

世界三大美術館のひとつで、年間800万人が訪れる世界一来訪者数が多い美術館。ルネサンス様式の豪華絢爛なルーブル宮殿をそのまま美術館として利用しており、建物そのものが世界最大級の史跡でもあります。

かつてフランス歴代国王の居城として使用されていたルーブル宮殿。ルイ14世の時代に居城をヴェルサイユ宮殿に移したことから、ルーブル宮殿は王族が収集した美術品の展示場所へとその役割を変えました。

展示スペースは6万㎡ととても広く、展示されている作品数は3万5千点とも言われています。時間をかけて全てを見学したいところですが、旅行中にあまり時間がとれない場合には『ミロのヴィーナス』や『モナ・リザ』など代表的な作品だけを見て回るのがおすすめです。

また11月〜3月の冬季期間中は、第一日曜日は入館料が無料になります。

2位:メトロポリタン美術館(アメリカ/ニューヨーク)

セントラルパークにある世界4大美術館のひとつで、アメリカ最大の美術館です。

中世〜近代ヨーロッパ、アメリカ、中東、アジア、古代ギリシャなど、時代と地域ごとにエリア分けされていますが、とにかく広い!330万点を超える膨大な所蔵品のうち10万点が展示されていますが、一日では周りきれない量なので、見たいものを絞って計画的に周るのがおすすめです。

  • 出典:tripnote.jpメトロポリタン美術館内

ゴッホの『麦わら帽子の自画像』やフェルメールの『水差しを持つ女』をはじめとする有名絵画のほか、エジプトから運んできた『デンドゥール神殿』など、見逃せない展示が揃っています。

3位:ウフィツィ美術館(イタリア/フィレンツェ)

イタリア国内に数多くある美術館の中でも、収蔵品の質・量ともに最大規模を誇る「ウフィツィ美術館(Galleria degli Uffizi)」。世界的にも有名なこの美術館には、ボッティチェッリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラッファエロなど、名だたる芸術の巨匠たちの作品をはじめ、イタリアルネッサンス時代の美術品が主に展示されています。

当時フィレンツェで権力を握っていたメディチ家が趣味で集めた作品が中心となっており、元々は個人の家のコレクションだったというのも驚きです。美術館の中は全部で45の部屋に分かれており、有名な作品だけを見て歩いても、1時間以上はかかる広さです。

45番目の最後の部屋を出ると、ゆったりと休める展望テラスが広がっています。そこから見える美しい景色は、長時間美術品を集中して見ていた疲れをほぐしてくれるでしょう。

また出口付近にはお土産屋さんがあり、美術品のマグネットや文房具などのお土産、美術館に展示されている作品の詳しい解説を載せた本(日本語版有)などが販売されています。

4位:オルセー美術館(フランス/パリ)

パリでルーブル美術館と並んで有名なオルセー美術館。元々ターミナル駅兼ホテルとして建築された館内には、当時の大時計が今もそのまま残されています。

パリには有名な美術館が複数ありますが、2月革命があった1848年から、第一次世界大戦が勃発した1914年までの作品を展示しているのがオルセー美術館。モネ、マネ、ルノワール、ゴッホなど有名な画家たちの絵画が展示されており、半日で見てまわることができるぐらいの、ちょうどいい大きさ。

またオルセー美術館は、毎月第一日曜日は無料で入館できます。あらかじめ公式サイトから入館予約が必要なので、お忘れなく。

5位:バチカン美術館(バチカン市国)

バチカン美術館は、大小合わせて24の博物館・美術館に、システィーナ礼拝堂をはじめとする複数の礼拝堂まで含めた総称です。その展示スペースは広大で、見学コースは全長7kmにも及びます。展示されているコレクションすべてを見学するには、1週間あっても足りないと言われるほど!

  • ラファエロの間

主な収蔵品は、貴重な文化遺産が海外に流出するのを防ぐために、歴代の教皇たちが集めたものなのだそう。なかでも必見なのは「ラファエロの間」。もともとは、ユリウス2世の居住域だった場所で、ラファエロとその弟子たちによって室内装飾が手がけられた場所です。

そして忘れてはいけないもう一つの見どころが、「システィーナ礼拝堂の最後の審判」。ミケランジェロ晩年の作品です。

6位:ニューヨーク近代美術館(アメリカ/ニューヨーク)

「MoMA」という愛称で親しまれている「ニューヨーク近代美術館」。現代アートを中心とした美術館で、ニューヨークの数あるミュージアムの中でも高い人気を誇ります。気軽にアートやデザインに触れることができ、アートの知識がなくても楽しめるのが大きな魅力。

5階の常設展には有名作品が飾られているので、時間がない場合は5階だけでものぞいてみて。館内には1階「The Modern」、2階「Cafe2」、5階「Terrace5」と3つのレストラン、カフェもあります。

7位:プラド美術館(スペイン/マドリード)

プラド美術館は世界最大級の国立絵画美術館で、世界三大美術館の1つにも数えられます。

コレクションはスペイン王家の人々が収集した絵画や彫刻が中心で、所蔵数は絵画8,600点、彫刻700点以上。

展示されているのは膨大な所蔵品のごく一部だそうですが、ルーベンスの『三美神』、ゴヤの『裸のマハ』、ベラスケスの『宮廷の侍女たち』と、名前を挙げたらキリがないほどの大作ぞろいです。

8位:オランジュリー美術館(フランス/パリ)

テュイルリー公園の西の端にある美術館。元々はテュイルリー宮殿のオレンジ温室として建設されましたが、1927年にモネの連作『睡蓮』を展示するために改築され、美術館として生まれ変わりました。蒐集家ポールギヨームによって収集された印象派・ポスト印象派と呼ばれるモネ、ゴーギャン、ロダン、セザンヌ、ユトリロなどの作品を多く所蔵しています。

オランジュリー美術館最大の見所である『睡蓮』は、ギャラリーを二部屋使用して合計7枚の絵が展示されています。描いた時間や季節によって、それぞれに全く違う表情を見せてくれますよ。

9位:ピカソ美術館(スペイン/バルセロナ)

ピカソの少年時代と晩年の作品を中心に、油絵をはじめとする絵画、彫刻、版画、陶器など、約4,000点もの様々なピカソ芸術を展示しています。ノートなどに書かれた少年時代の作品からは、早くからその非凡な才能が表れていたことが分かります。

1881年にマラガで生まれたピカソは、14歳からの約9年間、パリやマラガなどを行き来しながらバルセロナで暮らしました。画家ピカソに大きな影響を与えた街、バルセロナだからこそ、これだけの多くの名作に出会うことができます。

13〜14世紀に建てられた宮殿を改装した歴史ある建物も趣があります。

10位:アムステルダム国立美術館(オランダ/アムステルダム)

オランダ国内において最大規模のミュージアム。絵画だけでもおよそ6,000点ものコレクションを所蔵しており、オランダ絵画の巨匠レンブラントやフェルメールを含め、中世から現代までオランダの芸術に関する様々な作品を観ることができます。

海外の美術館には「フラッシュを使わなければ撮影可能」な美術館が比較的多いのですが、アムステルダム国立美術館もそのひとつです。

アムステルダム国立美術館の看板でもあり最も注目されているのが、世界三大絵画のひとつとも言われているレンブラントの作品『夜警』(Nachtwacht) です。作品は1642年に描かれ、その高さは約3.8m、横幅はおよそ4.5mにも及ぶとても大きな絵画で、世界中からこの『夜警』を一目見ようと、たくさんの人が見学に訪れています。

また、光の魔術師との異名を持つ「フェルメール」の作品も4点所蔵しています。彼が生涯で描いた絵画は50点と推定されており、現在37作品が確認されています。そのうちの4点もの絵画を一度に見られるのは大変貴重ですね。

  • 出典:tripnote.jpフェルメール『牛乳を注ぐ女』

フェルメールの代表作のひとつ『台所の女中(牛乳を注ぐ女)』は、40センチほどの小さな絵画です。窓から差し込むやわらかい光に、そそがれる牛乳でさえも透明感を持ち、輝いているように見えます。

11位:ヴィクトリア・アンド・アルバート美術館(イギリス/ロンドン)

通常V&Aと呼ばれるこちらの美術館は、世界的ハイブランドのファッションや珍しい宝石など、他の美術館ではあまり見られない展示品があります。

展示品は4万点以上、部屋数140室以上、見学コースが13kmと大規模ですので、1日ですべての展示物を見ることはほぼ不可能でしょう。事前にしっかり下調べをして、悔いなく回りたいですね。特に古代から現代までのステンドグラスを展示している部屋は、圧巻です。館内は撮影OKですが、宝石エリアとファッションエリアは撮影禁止ですのでご注意を。

また併設のミュージアムショップもおすすめ。かわいくておしゃれなものがたくさんありますので、ショップを見る時間も考慮してスケジュールを組んだ方がベターです。

12位:アカデミア美術館(イタリア/フィレンツェ)

フィレンツェの美術学校に付属する形で、1784年にオープンした美術館。

最大の見どころはダビデ像で、元々は、シニョーリア広場に本物のダビデ像が置かれていましたが、1873年、ミケランジェロの生誕400年祭の時に、作品の保護のためアカデミア美術館に移設されました。

世界各国からこのルネサンスの最高傑作(人類史上最も美しい芸術作品と評されることもあります)を見るために多くの観光客が訪れます。

またダビデ像の他にもルネサンス期の絵画などさまざまな作品が展示されていますが、ウフィッツィ美術館ほど広くないため、ゆっくり見ても1時間半ほどで回りきれます。

13位:ゴッホ美術館(オランダ/アムステルダム)

アムステルダム国立美術館の近くにある、オランダ出身の画家であるゴッホの専門美術館。油絵だけで200点、素描は550点もの作品が所蔵されています。

  • 出典:tripnote.jpこちらは写真撮影用のコーナー

日本語のマルチメディアガイドが用意されているので、説明を聞きながら絵を見ると、よりゴッホの作品を深く知ることができるでしょう。

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