エルイー・カフェ 本店

LE CAFEと店名だけ見ると、フランスっぽいカフェなのかしらと思ってしまいますが、こちらはシンガポールで人気の老舗ローカルスイーツ屋さんです。

リトルインディアとブギスの間あたり

近くにMRT駅はなく、リトル・インディア、ブギス、ドビーゴート駅のちょうど真ん中あたり。一番近いリトル・インディアのA出口からSelegie roadを下ると、ビルの軒下を歩け炎天下から逃れられるので、比較的歩きやすいと思います。

小さなお店の店頭には、看板スイーツの写真と共に、今までに紹介された記事や有名人の写真が飾られ、老舗の風格を漂わせています。中には香港スター、アンディ・ローの姿も。

看板メニューはパイナップルタルト

店頭にはクッキーが並んでいるだけで、看板メニューのパイナップルタルトや豆乳タルトの姿は見えません。カウンターで注文すると、その後ろの冷蔵庫や沢山積んである所から出してくれます。

パイナップルタルトのサイズは10個入りボックスで$9.00、レトロなジャー入りは$9.50です。20個入り＄16.50

パイナップルタルトは、外の皮部分は薄く、ショートブレッドのようにほろほろっと口の中で崩れます。
中の餡は、パイナップルの繊維が見え隠れし、酸味と甘さがぎゅーーっと濃縮されて絶妙な甘酸っぱさが本当に美味しい！中国茶、紅茶、日本茶とどんなお茶にもマッチします。賞味期限は常温で6週間と日持ちもするので、お土産や、ホテルステイ中のお茶請けにもぴったりです。

台湾のパイナップルケーキは四角く、クッキー部分も厚めでどっしりとしていて、１つでお腹いっぱいになるのですが、LE cafeのパイナップルタルトはゴルフボールくらいの大きさで、重すぎないので２、３個ぺろり食べられます。台湾パイナップルケーキで有名なサニーヒルズのものと食べ比べしても面白いかも。

このお店のいい所は、何か買うと必ず他のスイーツを試食として、まるごと１つくれること！
パイナップルタルトを買うと、ひとつ豆乳タルトをくれる事が多いようです。
おもむろに、むき出しで１つ手渡されるので知らないとビックリしてしまいますが豆乳タルトはバラ売りしていないので、買わずとも食べられて嬉しいですね。

カフェ、と名前がつきますが、小さなお店は持ち帰り用だけで、イートインスペースはありません。要冷蔵のお菓子をむき出しで貰って、どうしよう・・と一瞬考えてしまいますが、交差点を渡ったところにテラスのあるスターバックスがあるので、そこで休憩がてらパクっと食べてしまいましょう。

豆乳タルトは、タルトもプリン部分も、甘さを極限まで抑えてあり豆乳の味が際立っています。なめらかで、豆乳好きにはたまらない一品。（こちらは賞味期限が２日なので、お土産には不向きです）

ちなみにパイナップルタルトを買うと、店員さんが「Noスーツケース、テニモツ」と観光客前提でアドバイをくれます（笑）繊細な皮部分は衝撃で崩れやすいので、手荷物でやさしく持ち帰ってくださいね。

もうひとつ注意点として、こちらのお菓子はパイナップルタルトを含め縁起をかつぐ伝統菓子がほとんどで、旧正月の時期は、予約だけでいっぱいとなっています。旧正月前～期間中にふらっと行っても、販売してくないので2015年2月中旬～2月24日の期間にご旅行に行かれる方はご注意ください。