#2023年8月フィンランド旅行記 番外編
〜エストニア・聖ニコラス教会で『死のダンス』と対面〜
エストニアの首都タリンの旧市街観光のうち、時間を費やした場所の一つが聖ニコラス教会。現在は主に中世美術の博物館として使用されています。
1枚目、要塞としての目的もあったせいか質実剛健な印象の建物外観。
2枚目、所蔵品の目玉である15世紀後半の作品『死のダンス』。遠景でディテールが伝わりませんが、法王、皇女といった当時の身分の高い人々が骸骨(=死)と踊る様子が描かれています。作品下部には「身分に関わらず死は等しく訪れる」という内容が皮肉っぽい口調で書かれています。
死のダンスは戦乱と疫病の時代でもあった中世ヨーロッパで普及した絵画モチーフ。現存するものは殆どなく、聖ニコラス教会に残るものも作品の一部分だけで、オリジナルは様々な身分の人々が描かれるかなり長い作品だったとのこと。
皇女様の憂鬱な表情の一方、骸骨達が嬉々として踊っている様子は不気味でありながらユーモラスでもあり、、見入ってしまいました。
3〜7枚目、祭壇画や木彫刻などの貴重な作品が広々とした空間にゆったりと展示されています。バグパイプがありコンサート会場としても使われるそうです。
8〜9枚目、塔の展望フロアからの眺め。エレベーターで行けて楽ちんでした👍展望スポットがたくさんあるタリン、こちらからの眺めも思い出に残るものとなりました。
#エストニア
#タリン
#世界遺産
スポット情報:聖ニコラス教会
2023年9月6日