南極
南極観光
氷河や海氷などの雄大な景色

究極の秘境地・南極で手つかずの大自然を満喫しよう

取材・写真・文:

トラベルライター

2020年4月16日更新

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写真:トラベルライター

一生に一度は行ってみたい南極。最近では、南極観光ブームのおかげでクルーズ船が増え、南極はだいぶ行きやすくなってきています。南半球が夏の11月から3月までが南極旅行のシーズン。自然界の偉大さと澄んだ空気をぜひ直接肌で感じてみませんか。

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動物たちが極地の厳しい自然界で生きている様子を見てみよう

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ペンギンをはじめ、動物たちの生きる様子を自分の目で見ることができるのは南極に行く醍醐味!ちょうどクルーズのシーズンである11月から3月頃は、ペンギンの赤ちゃんが生まれる前後の時期であり、卵を温める様子や子育ての姿を見ることができます。2月下旬になると、子供のペンギンが海で泳ぐ練習をするところも見られるのでお勧めです。

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繁殖が一段落すると羽の抜け変え(換羽)をする時期で、ボサボサのペンギンやモヒカンスタイルの様に、一風変わった羽の抜け変えをしているペンギンもおり、見ていて飽きません。この換羽の時期、ペンギンたちは保温と防水効果のある羽がうまく機能しないため海に潜れません。食料を海から得ているペンギンたちは絶食しなければならない時期でもあり、ストレスが溜まっています。

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ペンギンはトウゾクカモメ等の鳥類やヒョウアザラシ、シャチなどの天敵が多く、常に命の危険と隣り合わせ。ペンギンたちが仲間と協力しながら身を守る様子、子供を必死で守る親子愛など、自然界と戦う様子は見ていて感激です。

氷山がごろごろ転がる広大な景色

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南極の海にはたくさんの氷山が浮かんでいます。その中でも、プレノー湾にある“氷山の墓場”には、いろいろな形をした新しいものから古い氷山までが集結しています。ここでのゾディアッククルーズ(ゴムボート)では、自分のお気に入りの氷山で休むアザラシを見ることもできるでしょう。

クルーズ船には、常に南極のスペシャリストが乗船しているため、どの氷山がいつ頃できたものなのかなどを案内してくれます。静寂した南極では、しばしば聞こえる巨大な氷山が崩れ落ちる音も迫力満点。

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アンターティックサウンド(氷河街道)にはたくさんのテーブル上の氷山(卓上氷山)があり、クルーズ船から差し迫る光景は迫力満点。

海の王様ともいわれるクジラが広い海で気持ちよく泳ぐ様を見てみよう

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広大な南極海で自由に泳ぎ周るクジラを見つけるのは、クルーズ船に乗っているときの醍醐味の一つ。エクスペディションチーム(乗務員)も常に動物たちを探しているので、何か見つけるとアナウンスが流れ船内は大興奮!特にパラダイスベイやウィルヘルミナ湾はクジラがよく出没するスポット。南極海には座頭クジラ、ミンククジラ、シャチなど約15種類のクジラが生息しています。

違った顔を持つ上陸地

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クルーズ船からゾディアックというゴムボートで半島に上陸します。上陸するのは天候の良い日なので気温は5度~10度位あり、散策していると汗ばんでくるほどです。パルカという防寒着、長靴を履いて上陸するので寒さが苦手な方でも安心していけます。しかし、上陸中に天候が急変し吹雪いてくる時もあるので、重ね着をしておくとよいかと思います。

雪で覆われている島もあれば、植物が生い茂っている島もあり、南極の厳しい気候を生き抜いて育つ生物の生命力に圧倒されることでしょう。

クルーズ船で行く快適な旅

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南極観光に行く場合、ほとんどがクルーズ船で行きます。ホテルのような設備が完備されているクルーズ船はとても居心地が良く、ゾディアック(ゴムボート)に乗って上陸する以外は、雄大な景色をクルーズ船から眺めます。

南極に行く船会社はたくさんあるので好きなスタイルの船を見つけていくのがポイント。南極条約では1度に上陸できる人数は100人未満と決まっているので、なるべく定員の少ない船がおすすめです。また、長い時間クルーズ船で過ごすことになるので、食事やアクティビティの充実度も視野に入れておくとよいと思います。

南極への行き方

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南極観光は、南半球が夏の11月から3月。南米最南端の都市アルゼンチンのウシュアイアから、クルーズ船で周遊するのが今の主流ですが、チリのプンタ・アレーナスから飛行機で行くことも可能。ウシュアイアからのクルーズ船だと、南極まで世界一荒れ狂うドレーク海峡を渡るため、ここの通過だけで片道2日かかりますが、プンタ・アレーナスからの飛行機だと、たった2時間で行くことが可能です。

南極へは日本発着ツアーの手配している阪急交通社やクルーズ専門会社クルーズネットワーク、現地発着ツアーを手配している南米専門旅行会社のメルカードツアーなどがあります。また、日本人コーディネーターが乗船する船もあるので英語に自信がない方でも安心していけると思います。

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