伊丹市

有岡城

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かつて存在していた有岡城というお城の跡地

有岡城

JR伊丹駅の西側には、かつて有岡城というお城が存在していました。もともとは、伊丹氏が戦国時代から南北朝時代に「伊丹城」を築いていましたが、天正2年(1574)に、織田信長の武将荒木伸重が伊丹城に入り、大改修を行いました。この頃に、名前も「有岡城」と改められたそうです。有岡城は、お城本体の主郭部、家臣団の住む侍町、町人の住む町屋地区に分けられていました。天正6年(1578)、伸重が信長に反逆したため信長方から攻撃を受け、約1年後に陥落、その後廃城となりますが、江戸時代には焼け残った町屋地区を中心に酒造りが発展しました。明治に入ると、鉄道の建設工事により、主郭部の東半分を失ってしまいましたが、昭和50年からの発掘調査では、本丸跡の石垣、建物跡、庭園などの遺構が多数発見されました。その後、昭和54年には、本丸跡、後述の猪名野神社境内にあった「岸の砦」が、国の史跡に指定され、昭和58年からは、本丸、堀跡一帯が史跡公園として整備されました。現在は、土塁の石垣や堀跡などが復元され、市民の憩いの場となっています。

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2019年2月24日|17,961 view|ゆきたか

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有岡城の基本情報

※このスポット情報は2016年10月11日に登録(2021年11月8日に一部変更)した時点の情報です。
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