最近世間でも注目を集めている鎌倉野菜ですが、農家の方々から直接購入できる即売所が鎌倉にあるのをご存知ですか?鎌倉市農協連即売所、通称「レンバイ」には、日本の伝統野菜から色鮮やかなフランス・イタリアの野菜まで、様々な種類の新鮮なとれたて野菜が毎日並びます。そこで、鎌倉に住み日々「レンバイ」を利用している筆者がオススメの野菜をご紹介します!
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鎌倉市農協連即売所、通称「レンバイ」とは?
鎌倉駅東口を降りて真っすぐ進むと、若宮大路という大通りに出ます。交差点を渡り、右に数分歩くと左側に現れるのが鎌倉市農協連即売所、通称「レンバイ」です。一見すると入りづらい雰囲気かもしれませんが、一般の方も自由に入れるのでご安心を!
昭和3年に始まり85年以上の歴史があるこの直売所は、地元の人にはもちろん、一流レストランのシェフや観光客など多くの方々に親しまれています。
年始の4日間以外は年中無休。営業時間は8時から日没まで。30軒ほどの組合員の方々を4班に分け、4日ごとに出店するというシステムです。
レンバイの魅力は何と言っても、農家の方々と直接やり取りをしながら野菜が購入できること。初めて見ることも多い鎌倉野菜ですが、オススメの食べ方を教えてもらえるので安心して買えますよ!
そもそも鎌倉野菜って?
鎌倉野菜とは、京野菜とちがって特別な種類があるわけではなく、鎌倉で育った野菜のことを差します。それらのほとんどが仲卸を通さず、直売されるのも特徴の一つです。
レンバイに置かれる野菜は、「鎌倉ブランドマーク」の登録農家が生産した鎌倉野菜のみ。それを表しているのがこの袋に描かれたマークです。新鮮で安心安全な農産物を普及すべく、1995年から表示を行うようになったとのこと。
鎌倉の畑は「七色畑」と呼ばれ、一つの畑に何種類もの野菜が栽培される少量多品目生産。実際、年に30種類以上の野菜を育てる農家さんもいらっしゃるとか!
購入できる鎌倉野菜
それでは、レンバイで購入できるアイテムをいくつかご紹介します!(季節によってラインナップや価格は変動します)
サラダミックス
その季節オススメの葉物野菜が、4種類ほど組み合わさっています(250〜350円くらい)。これだけでバラエティ豊かなサラダが作れる便利なセット。バラバラで購入するよりもお得感があり、新鮮なうちに食べ切れる量もまた魅力です!
温野菜セット
人参、紫人参、大根、紅芯大根、カブ、ズッキーニなどが入っています(250〜350円くらい)。「そのままグリルしたり蒸したりするのが一番美味しい」と農家さんがおっしゃっていました。オリーブオイルと塩をかけたり、バーニャカウダにしてもいいですね!
個性的な大根や葉物野菜も
大根だけでもこれだけバラエティ豊か!青首大根、おでん大根、紅芯大根、紅化粧など、様々な色・形の大根が所狭しと並んでいます。カットすると中がきれいなピンクや紫色のものもあるんですよ!色が付いている大根は、生で食べるのがオススメ。
葉物野菜は、定番の小松菜やほうれん草だけではありません!わさび菜、サラダからし菜、水菜、紫水菜、グリーンフリル、ルッコラ、スイスチャード、サラダブーケなども。
また春には通常の菜の花だけでなく、小松菜やカブの菜の花もありました。苦みが少しマイルドだそうです。
午前中に訪れるのがポイント!
お天気のよい日や土日は朝早くから人が殺到し、昼前にはほとんど野菜が残っていないことも多々あるレンバイ。確実に購入したい、いろいろな種類が見たい場合は、なるべく午前中に行くことをオススメします。
鎌倉観光の際には、神社仏閣などのスポットと併せて訪れてほしい場所のひとつ。ちょっとお荷物にはなるかもしれませんが、ぜひ行って新鮮な鎌倉野菜を手に取ってみてくださいね。
- 鎌倉市農協連即売所
- 鎌倉 / 市場・朝市 / ファーマーズマーケット
- 住所:神奈川県鎌倉市小町1-13-10地図で見る
- 電話:0467-44-3851
- Web:http://kamakurarenbai.com/