「マンハッタンがスケートパークに?!」「サンタ姿でハシゴ酒?!」「地下鉄車内が下着姿の乗客でいっぱいに?!」などなど、NYにはお金をかけなくても楽しめる一風変わったイベントや、日本ではなかなか見られない、撮影したくなる見所がたくさん!事前に知らないと、せっかくNY旅行をしても、うっかり見逃してしまうなんてこともしばしば。後悔しないためにも予定されているイベント日程と場所をしっかりチェックして、NY旅行の予定にぜひ組み込んでくださいね。
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【1】ニューヨーカーはパレードが大好き、ゲイパレード(PRIDE MARCH)ではNYは世界最大です!
ゲイパレードとは?
1970年から続いている毎年6月恒例のNYイベントの一つで、同性愛の人々が差別をなくし平等な権利と連帯を訴えるイベント。参加者は派手な衣装に身を包み、とても楽しげに街を練り歩きます。パレードを見ているだけでもなんだか幸せな気分に。
毎年規模が拡大しているイベントですが、2017年は世界中から集まる参加者と観客総数は150万人超えとなる見通しだそうです。
パレード参加は無料ですし、パレードではメイシーズやデルタ航空などのスポンサー企業も多数いるため、観客として見ているだけで、行進している人々から無料の配布物(うちわ、ステッカー、ジュースなど)をいただけるのもメリットです。
- 出典:www.flickr.com撮影:Jere Keys / New York City Heritage of Pride March 2012
ゲイパレードといえば、レインボーカラー!
ゲイパレードが行われる6月になると、街中のいたるところがカラフルなレインボーカラーで染まります。なぜレインボーカラーなのかというと、LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)のアイデンティティやコミュニティの多様性を表しているそうですよ。
パレードスタート時に登場するオートバイ集団も、レインボーフラッグで装飾!
過去のゲイパレード(PRIDE MARCH)の様子は下記の動画で!
プライドパレードの夜には、エンパイアステートビルディングは6色のレインボーカラーにライトアップされますのでこちらもお見逃しなく!
日時:毎年6月の最終日曜日 ※2017年は6月25日(日)
場所:5番街の36ストリートから5番街を南下、8ストリートから西に向かい、クリストファー・ストリートに入りグリニッジ・ストリートでゴール
時間:昼12時から
費用:参加無料
URL:http://www.nycpride.org
- ゲイ・アンド・レズビアン・プライド・パレード
- ニューヨーク / イベント・祭り
- 住所:36th Street and Fifth Avenue地図で見る
- Web:http://www.nycpride.org
【2】一年で一番キレイな幻想的な摩天楼の夕日「マンハッタンヘンジ」
マンハッタンヘンジとは?
NY・マンハッタンでは、年に2回(5月と7月)だけ、大通りの東西方向の通りに沿って太陽が沈む「マンハッタンヘンジ(マンハッタン至点)」と呼ばれる現象を見ることができます。
天気の良い日で、雲がないことが条件になりますが、予想日前後の期間も、夕日がとても綺麗に見えますので、この期間にマンハッタンに旅行予定がある方は夕暮れ時をぜひ気にかけておいてくださいね。
日没の際のほんの15分程度しか見られない現象ですが、ビルとビルの間に沈む眩しい太陽はなんとも幻想的です。
「マンハッタンヘンジ」の名前の由来は、イギリスにある先史時代の遺跡「ストーンヘンジ」という、夏至の朝日だけ特別な遺跡の石にあたるという現象から来ているそうです。
マンハッタンヘンジを見るベストロケーションは?
マンハッタンの大通り、14丁目、34丁目、42丁目、57丁目からハドソン川の方を眺めると見やすいです。また、国連本部に近い42丁目の1番街がベストロケーションと言われていて、大勢の写真愛好家たちが集まります。
筆者のお勧め撮影スポットは、34丁目とパークアベニューの交差点です。エンパイアステートビルディング左側にマンハッタンヘンジと一緒に撮影することができる絶景スポットなんですよ。
通りには見物客で人だかりもできており、車道に出て記念撮影しようとする人でいっぱいになります。撮影の際には、くれぐれも車や人に迷惑がかからないように注意してくださいね。
過去のマンハッタンヘンジの様子は下記の動画で!
日時:通常は5月28日と7月12日または13日の前後[2017年の予想は、5月29日(月)20:13、5月30日(火)20:12、7月12日(水)20:20、7月13日(木)20:21]
※日時は予想ですので一日程度ずれることがあるのでご注意ください。
場所:マンハッタンの大通り、見やすいのは14丁目、34丁目、42丁目、57丁目
URL:http://www.amny.com/news/manhattanhenge-when-and-where-to-see-the-sunset-1.11843421
【3】マンハッタンがスケートパークに?!謎めくスケートボードレース「ブロードウェイ・ボム」
- 出典:www.flickr.com撮影:Matt Werner / Push Culture Broadway Bomb 2010
ブロードウェイ・ボムとは?
年に一度だけ、10月にニューヨークで行われる、世界最大のスケートボードレース、Broadway Bomb(ブロードウェイ・ボム)。2名の地元のロングボードの愛好家、イアン・ニコルズとフレッド・マヘによって2002年に設立されたこのレース、約4,000人のスケーターが集まる、世界最大の「違法」スケートボードレースなのです。
スケートボーダーに寛大?!なNYだからこそあり得るようなイベントですが、マンハッタンのブロードウェイ通り(およそ13km)を数千人のスケーターたちが駆け抜ける様子は圧巻です。
ブロードウェイ・ボムのルール
- 出典:www.flickr.com撮影:Karl Stanton / Broadway, Financial District, New York
参加スケーターのルールは下記の2つ!
- スキッチ(車両に捕まってのスケート)はしないこと
- ヘルメットを着用すること
レースといっても、速さや順位はあまり関係がないようで、プロもビギナーも一緒になって楽しくレースすることが重要視されているようです。
いつかは違法ではなくオフィシャルイベントに・・・
このイベントの仕掛け人でもあるプロスケーターたちは、このイベントが大きくなっていつか違法ではなくなることを望んでいるようです。今では何万人もの人が参加する「ニューヨーク・シティマラソン」というNY恒例イベントも、1970年代には違法のイベントだったのに、年々規模が大きくなるにつれてスポンサーがつくようになり、NYオフィシャルイベントに。
この「ブロードウェイ・ボム」も、いつかテレビでも見れるようなオフィシャルイベントになれば良いなと願うスケーターも多いかもしれません。
過去のブロードウェイ・ボムの様子は下記の動画で!
今はまだ違法のイベントではありますが、普段なかなか見られない光景を見ることができますので、レース日にマンハッタンにいる方は、どうぞお見逃しなく!
日時:毎年10月の第3土曜日 12:00PM - 3:00PM ※2017年は10月14日(土)
場所:アッパーマンハッタンの116丁目と Riverside Driveの交差点からスタート
ブロードウェイ通りを南下し、ダウンタウンのファイナンシャル・ディストリクトまで
費用:参加無料
URL:https://www.eventbrite.com/e/broadway-bomb-2017-tickets-34292118650
- ブロードウェイ・ボム
- ニューヨーク / イベント・祭り
- 住所:116 Riverside Dr, New York, NY地図で見る
- Web:https://www.eventbrite.com/e/broadway-bomb-2017-ti...