国立文楽劇場(大阪市)
文楽(ぶんらく)とは大阪で発展した日本伝統芸能で、太夫・三味線・人形が一体となった総合芸術。
江戸初期に成立し古くはあやつり人形、後に人形浄瑠璃、そして幕末に淡路の植村文楽軒が大阪ではじめた一座が最も有力で中心的な存在となり、「文楽」と呼ばれるようになりました。
2008年にユネスコ無形文化遺産に。
橋本市長以後の補助金カットで民間から支援を得て運営を継続できていますが、後継者育成問題など抱えています。
本日、私が観覧した公演は近松門左衛門が脚本を手掛けた「心中天網島(しんじゅうてんのあみじま)」。
紙屋治兵衛と妓婦の小春が現世で結ばれないことを嘆き網島(大阪の地名)の大長寺で心中する物語です。
なんと治兵衛は妻子持ちの身でありながら3年も遊女通いしていたという碌でなしですが、大坂市内各所に所縁の碑文が建てられるなど府民から愛される演目のようです。
文楽には
・時代物(じだいもの)
・世話物(せわもの)
・景事(けいごと・けいじ)
の3種類あります。
時代物や景事も見てみたい…
2022.07.30
Slytherin🐍
スポット情報:国立文楽劇場
2022年7月30日