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ティップリングクラブ

Tippling club

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クリエイティブなモダン分子料理に驚きと幸せの連続!

ティップリングクラブ

ローカルフードをひと通り楽しんだら、ちょっぴりお洒落をして素敵なレストランにも行きたくなります。そんな時はアクセス便利なタンジョンパガー通りに位置するティップリングクラブ。2014,15年と2年連続でアジア・トップ50レストランにランクインしている他、2012年には世界トップ50バーで29位にランクインするなど、ここ数年で注目されているお店です。分子ガストロノミーを用いた調理方法で、独創的な至福の料理を楽しめますよ。

ティップリングクラブについて

ティップリングクラブまでの行き方

マックスウェル・フードセンター前の交差点からほど近い、ショップハウスの並びに一際目立つおしゃれな店構えが、ティップリングクラブです。

MRTイースト・ウエスト線(緑)のタンジョンパガー駅からが近いですが、MRTノース・イースト線(紫)/ダウンタウン線(青)のチャイナタウン駅から、散策がてら歩いても10分かかりません。

  • タンジョンパガー通りに面した入り口

店内の様子

入り口入ってすぐが、バー・スペース。右手に進むと、オープンキッチンを見渡せるカウンターとテーブル席が並んでいます。夜20時頃には満席になってしまうことが多いので、事前の予約がおすすめ。

席に着くと目につくのは見たことのないカトラリー置き。スパイスを入れたオリーブオイルだそう。

  • 店内はテーブル席とカウンター席
  • カトラリー置きもユニーク!

ランチ・ディナーともに2種類にコース

メニューはランチ・ディナーともに2種類のコースになります。

10品 or 5品のディナーコース

ディナーでは、おすすめのお酒を合わせる「ペアリング」もあります。たくさん飲んで、たくさん食べたい!という方は、お料理10品コースの「gourmand」と「ペアリング」をおすすめ(その際は、お昼は軽めにしておきましょう)。

少食気味な方は、5品コースの「classic」でも十分満たされると思います。

ちなみにペアリングの飲み物はテイスティングサイズなので、ワインであれば普段の半分量くらいです(それでも9杯!オプションで追加もできます♪)。

ディナー10品コース gourmand+ペアリング

今回はディナーの10品コース「gourmand+ペアリング($420)」をご紹介します。(※内容は時期によって異なります。以下は2015年7月現在の内容になります。)

まずはスナック8品

メニューには「SNACKS」としか書かれていませんが、スターターとして8品が登場します。

まずはじめに、えびのムースが美しい器に盛られてやってきました。

そして続くのがチョリソーのサンドイッチ。
上にちょこんと乗ったトマトソースといくが可愛らしいですね。

  • スナックその1、エビのムース
  • スナックその2、チョリソーのサンドイッチ

さらに写真左端から順にリズム良く運ばれてくるSNACKS。いずれも少量ですが、お店の世界観をみっちり詰めて、丁寧に創っていることが伝わるお料理です。

  • スナックその3、えびのクラッカー
  • スナックその4、トムヤムカレーにパクチーの天ぷら
  • スナックその5、Gyu-Tendonと説明が。
  • スナックその6、ピンセットとは!
  • スナックその7、マッシュルーム巻き
  • スナックその8、バジルのガスパチョ
一皿目のペアリングの飲み物&一皿目

8品のSNACKSに続いて運ばれて来たのは、一皿目のペアリングの飲み物。

「DARUMA-MAZUMA」と名付けられたオリジナルカクテルで、ジンベースに桃とシトラスに加え、なんと、わさびが入ったお酒。ツンとした独特のさわやかな香りがします。

そして合わせる一皿目は、ロブスター。まるで絵の具のパレットのような美しい彩り、もちろん美味しいです。

  • 最初のペアリングはオリジナルカクテル ”DARUMA MAZUMA”
  • 一皿目、ロブスター
二皿目〜三皿目

二皿目はガーリックスープ。スープの上には薄い板状のパセリが乗っています。ペアリングは、濃厚なガーリックスープに対して、すっきりとした辛口のフランスの白ワイン。

  • 二皿目、ガーリックスープ

続けて三皿目のペアは、コニャックベースのオリジナルカクテル「Feather Man」。ドリンクも、料理に負けないプレゼンテーションでサーブされます。

トロンとした飲み口のお酒に合わせるのは、フォアグラです。

くるりと巻いたゴーフレット・ビスケットを崩しながら、フォアグラと一緒にいただきます。散りばめられているのは青りんご。フレッシュ、ソース、コンポート、フリーズドライ・・・それぞれの食感と風味の違いが楽しい一皿です。

  • 三皿目のペアリングもオリジナルカクテル”Feather Man”
  • 三皿目、フォアグラ
  • ビスケットをくずしていただきます
四皿目

四皿目に運ばれて来たのは、一瞬「これは何?」と思う花びらのような食べ物。これは凍った薄切りの巨峰なんです。職人技に感服ですね。

下に隠れているふわふわの蟹身と湯むきしたトマトと混ぜていただきます。

ペアリングには、広島県の日本酒「誠鏡」という純米スパークリング。薄にごりで日本酒ならではの甘さと爽やかさがぴったりです。

  • 四皿目、SNOW CRAB
五皿目からは3品の肉料理

ここまでで十分満ち足りた気分になってしまうのですが、いよいよお肉料理の3品が続きます。

五皿目は、シェフが目の前でソースをかけた途端に、馴染みのあるいい香り!お出汁を使ったとろみのあるソースです。

ほろほろと崩れるほど柔らかく甘い豚は、ハンガリーで国宝指定されているマンガリッツァ豚だそう。イベリコ豚と同じ祖先で、霜降り率の高い肉として知られています。

そしてつけあわせには、なんと、ぬか漬けの野菜。やわらかな豚と野菜のぽりぽりとした食感のコントラストが楽しい、とにかく驚きの一皿でした。

ペアリングは、JAUMAというオーストラリアの白ワイン。

  • 五皿目、マンガリッツァ豚

続いてやってきたスモークたっぷりのガラスカバーを開けた中から現れるのは、鮮やかな赤で統一された一皿。六皿目は、牛タンです。

つけあわせはビーツ、赤ワインビネガーで煮たキヌアとアクセントの白にパールオニオン。

ペアリングは、ナパバレーの軽めの赤ワイン。

  • 六皿目はスモークに覆われて登場
  • 六皿目、牛タンスモーク

七皿目はA4和牛の「Toriyama Beef」。薄くたたいたお肉は、昆布〆めされたものです。舌の上で溶ろけていくような口当たりを楽しめます。

下に隠れているレア気味のステーキもとってもジューシー。

つけあわせは、同じく日本からのフルーツトマトとアーティチョーク、そして海ぶどう!さっぱりとしたお酢のソースは、和牛の甘みがさらに引き出されています。

ペアリングは、「EL HOMBRE BALA」というスペイン・マドリードのワイン。日本では「弾丸男」という別名で有名ですね。

  • 七皿目、A4 TORIYAMA Beef
  • 薄切り和牛の昆布締めの下に、肉が隠れています
八皿目はチーズ

八皿目に運ばれて来たチーズは、きちんと一人分のお皿がサーブされます。いい意味で、裏切られました。この日は、パルメザンが生ハムやホワイトマッシュルームと一緒に芸術的に盛られています。

そして、一休憩とばかりに差し出されたのは、レストランで見たことのないケース。

蓋を開けて、錠剤状のものを口に入れると、ストロベリーチーズケーキ!いっきに消化が進んだ気分に。

  • 八皿目、チーズ
  • Sweet treatsの正体は?!
最後の二皿はデザート

もう食べられない・・・と思っていたはずなのに、目の前に来るとなぜか食べられてしまうものです。

九皿目は、ブラックベリーフィナンシェです。

どこにフィナンシェ?と思いきや、一番下のクランブル状態になっているものが、確かにフィナンシェ。ブラックベリーのシャーベット・りんごとセロリのグラニタとともにいただきます。

ペアリングは、オリジナルの赤ワイン。ジンジャーやカルダモンなどのスパイスの香りがデザートと好相性でした。

  • 九皿目、ブラックベリーフィナンシェ

たたみかけるように十皿目。最後の最後まで美しいマンダリンチーズケーキです。黒い枝のようなものがタイムで、香りを楽しみながらポリポリと食べられるのです。

ペアリングは、「End of Thyme」というオリジナルカクテル。ネーミングもすてきなセンスです。デザートと合わせたタイムの香りとココナッツが飲みやすいジン・ベースのお酒、最後まで楽しめました。

  • 十皿目、マンダリンチーズケーキ
  • 最後のペアリングは”End of Thyme”というオリジナルカクテル
最後にもう一皿!

食後の温かい飲み物を思案していると、さらりと出てくる一口サイズのデザートプレート。これが、本当の最後の一皿です。

総じて美しく、一皿の中で食感や風味の違いを楽しめるコースに大満足。

ペアリングを頼まない場合は、ワインや日本酒、焼酎、カクテルを頼むことができます。料理に引けをとらない遊び心満載なオリジナル・カクテルメニューは、こちら。

  • カクテルメニュー

「甘め」「フルーティー」「スモーキー」「苦め」「ドライ」「酸っぱめ」など嗜好に合わせてメニューをマッピングされているので、選びやすい。他では飲めないカクテルばかりなので、こちらもぜひ試してみてください。

旅行前にチェックしておこう!

ドリンクメニューフードメニューは、お店のホームページにもアップされています。

メニューは半年に一度くらいの頻度で見なおしているそう、掲載したメニューは2015年7月から始まっているため、2016年はじめには、また新しいメニューに変わる可能性があります。

上で紹介したメニューを試してみたいなら、2015年中にぜひ行ってみてくださいね。予算はやや高めとなりますが、いい思い出になること間違いありません!

平日は比較的直前でも予約がとりやすいようですが、週末は2週間前くらいまでに予約しておくほうがよさそう。

ホームページの予約ページで空席情報も閲覧できるので、旅行前に確認して、至福の時間を堪能してくださいね。

※これは2015年10月頃の情報です。

トラベルライター
あなたが旅するキッカケと、あなたの旅のコンシェルジュに。

旅行好きなメンバー数名で、この tripnote[トリップノート] を運営しています。日帰りのお出かけから、長期の海外旅行まで、もっとたくさんの人たちに旅をしてほしい!そんな想いから、少しでもみなさんに役に立つ旅情報を発信していきたいと思っています。

https://tripnote.jp

ティップリングクラブの写真

  • ティップリングクラブ
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    十皿目、マンダリンチーズケーキ

  • ティップリングクラブ

    九皿目、ブラックベリーフィナンシェ

  • ティップリングクラブ

    Sweet treatsの正体は?!

  • ティップリングクラブ

    スナックその8、バジルのガスパチョ

  • ティップリングクラブ

    スナックその7、マッシュルーム巻き

  • ティップリングクラブ

    スナックその6、ピンセットとは!

  • ティップリングクラブ

    スナックその5、Gyu-Tendonと説明が。

ティップリングクラブの基本情報

  • アクセス
    最寄駅:タンジョンパガー駅から徒歩5分、チャイナタウン駅から徒歩7分。

    ※徒歩の分数は直線距離を元に自動計算しています。

  • 住所
    38 Tanjong Pagar Rd, Singapore [地図]
  • 電話番号
    6475-2217
    ※お問い合わせの際は「トリップノートを見た」とお伝えいただければ幸いです。
  • WEB
  • 営業時間
    ランチ:月〜金曜日 12時〜15時
    ディナー:月〜土曜日 18時〜深夜
    バー:月〜金曜日 正午〜24時/土曜日 18時〜24時
  • 定休日
    日曜日
  • 料金
    ランチ:2品のコース $46、3品のコース $60
    ディナー:5品のコース $160、10品のコース $265
  • 予約
    Webから予約可能、5人以上は電話予約が必要。
  • キーワード
  • 備考
※このスポット情報は2015年1月3日に登録(2015年10月8日に一部変更)した時点の情報です。
 内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

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