飛雲閣 西本願寺

飛雲閣は、境内の東南隅にある名勝 滴翠園(てきすいえん)の池に建つ三層柿葺(こけらぶき)の楼閣建築です。初層は入母屋造りに唐破風(からはふ)と千鳥破風を左右に、二層は寄棟造りに三方には小さな軒唐破風を配し、三層は寄棟造りと実に変化に富んだ屋根になっています。二層、三層と建物は小さくなり、その中心も東に移るという左右非対称ながら巧みな調和を持つ名建築として知られています。全体的に柱が細く障子の多いことから、空に浮かぶ雲のようだということで、飛雲閣と名づけられたといわれています。
一層は主室の招賢殿(しょうけんでん)と八景の間、舟入の間、さらに後に増築された茶室・憶昔(いくじゃく)からなります。二層は三十六歌仙が描かれた歌仙の間、三層は摘星楼(てきせいろう)と呼ばれています。庭園と一体となった、日本を代表する建築の一つです。

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飛雲閣 西本願寺

京都市下京区の西本願寺境内の庭園「滴翠園(てきすいえん)」に建つ、3層の楼閣建築。国宝。16世紀末ごろの創建と伝えられる典型的な庭園建築の一つ。豊臣秀吉(とよとみひでよし)が造営した聚楽第(じゅらくだい)の遺構ともいわれる。

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飛雲閣 西本願寺

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宗谷岬

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