野良時計

夏にはひまわり畑が広がる、のどかな田園風景に溶け込む時計台

まだ時計が一般的に普及していなかった明治20年、この地の地主だった畠中源馬氏が、自分で時計の組み立て技術を学び、手作りで作り上げたと言われています。遠くからでも見える時計台は、当時、周辺で農作業をする人たちの役に立っていたそう。平成8年（1996年）には、国の登録有形文化財となりました。120年にわたって時を刻んできましたが、現在は観光シーズンなどの時のみ動きます。また、民家のため内部の見学はできません。

毎年夏には、時計台を背景に、約27アールの畑に2万本ほどの黄色いひまわりが咲き誇り、絵になるような風景を楽しむことができます。また秋にはコスモスが咲き乱れます。