ベラルーシ

日本人の99%が一生行かないかもしれない国!?ベラルーシを徹底解剖!

取材・写真・文:

トラベルライター

2018年10月16日更新

28,335view

お気に入り

写真:トラベルライター

皆さんは、ベラルーシという国をご存知ですか?世界で最後の共産主義国家といわれている、ロシア大好き!な国です。日本人には全くと言っていいほど知られていないのですが、実は、中世の名残やかわいいお城がたくさんある国なんです!また、美食の国ポーランドのやリトアニアに接しているため、食べ物もすごくおいしいです。今回は、そんな摩訶不思議なベラルーシを徹底解剖します!

この記事の目次表示

ベラルーシの基本情報

まず、ベラルーシの基本情報をチェックしてみましょう!

ベラルーシ共和国は東西をポーランドとロシア、南北をリトアニアとウクライナで挟まれた、海なし国です。日本からの直行便はなく、フランスやオランダまたエストニアやトルコでの乗り換えが必要です。というより、そもそもこれらの国としか飛行機が通っていません!

  • 写真:トラベルライター

こちらは筆者が到着した時の到着便案内掲示板なのですが、飛行機の本数の少なさに驚きですね(笑)。

また、人口は約900万人、首都はミンスク、ロシア語に似ているベラルーシ語を公用語としています。宗教はロシア正教で、熱心にお祈りしている姿が印象的です。

歴史としては、隣国リトアニアやポーランド、またはロシアに占領されたり、、、ベラルーシ共和国という名前で誕生したのは、なんと1991年のことです。しかし、だからこそ独自の文化を発展させてこられたのかな~とも思います。

それでは、実際にベラルーシを覗いてみましょう!

空港到着!入国の手順

  • 写真:トラベルライター

ベラルーシの首都ミンスクにあるミンスク国際空港に到着!写真のような感じでお出迎えされた後は、まず、パスポートコントロールに行きましょう。

ここで一つポイントが!ベラルーシは30日以内の滞在ならば、事前にビザを申請する必要はありません。しかし代わりに、パスポートコントロールの隣にある窓口で海外旅行保険書を購入する必要があります。そしてその保険書を持って、パスポートチェックに行かなければなりません。

保険書を購入する際は、素直に、1枚!とジェスチャーで伝えれば発行してくれますので安心して下さい。また例外として、ロシアを経由してベラルーシに入る場合は、事前にビザを申請する必要がありますので、ご注意ください。

空港での豆知識!

ミンスク国際空港は中国の資本をもとに建てられたらしく、あらゆるところに中国語が書いてあります。そのため、英語が見当たらずに書かれていることが分からなかったとしても、漢字から何とか推測できます(笑)。

また、ベラルーシではクレジットカードが使えるのですが、市内へ向かうバスに乗るときには現金が必要です。空港内にあるATMで現金を引き出しておくのが無難です。

ミンスク国際空港(MSQ)
ベラルーシ / 駅・空港・ターミナル
住所:Minsk National Airport, Minsk 220054, Belarus地図で見る

空港から市内への向かい方!

荷物もすべて取り終わったら、空港の外へ出ましょう。国際空港といっても、大きさは日本の地方空港みたいなものです。出口を抜けたらずっと左に向かってください。そこに市内行きのバスがありますので、乗りましょう!

  • 写真:トラベルライター

写真のような感じでバスの時刻表があります。この時刻表の下に券売機がありますので、そちらでチケットを購入してください。

  • 写真:トラベルライター

それでは出発~。

市内探検

ベラルーシ市内に到着後、まず一番に目を引くのは、中央駅の目の前にある大通りではないでしょうか。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター

ここは、本当に東欧か?と疑うような、ヨーロッパ特有のごてごてした建物がたくさんあります。もちろん、下の写真のように、皆さんが思うTHE共産党的な建物もあります。

  • 写真:トラベルライター集合住宅

また、ベラルーシは街のあらゆるところに銅像があります。

  • 写真:トラベルライターレーニン像
  • 写真:トラベルライターアフガニスタン戦争十字軍犠牲者の慰霊碑

近代的な建物もあり、いろんな建築スタイルが交差する街です。

  • 写真:トラベルライター図書館
  • 写真:トラベルライターミンクス中央駅

中でも注目は、この建物です。

  • 写真:トラベルライター

独立へ向けて立ち向かう人々の姿が特徴的な像ですが、この下にあるお店、なんだと思いますか?

実はケンタッキーなんです!これは写真に撮りたくなっちゃいますね。

KFC Minsk(ミンスク店)
ベラルーシ / ファストフード
住所:KFC, Pobediteley 1, Minsk 220004, Belarus地図で見る
電話:17 203-13-58
Web:http://www.kfc.by/?utm_source=tripadvisor&utm_medi...

お城紹介

それでは、かわいいお城をご紹介します!

ネスヴィジ城

  • 写真:トラベルライター

ネスヴィジ城は、この地方を納めていたラジヴィウ家のお城です。大きな池を持つ庭園を進むと、このお城が見えていきます。ベラルーシの方たちからは、最もきれいなお城と言われています。庭園内では、池の周りを散歩したり読書をしたりと、皆さん思い思いの時間を過ごすことができます。

  • 写真:トラベルライター
  • 写真:トラベルライター
ネスヴィジ城
ベラルーシ / 建造物
住所:улица Замковая 2, Нясвiж 222603地図で見る
Web:https://niasvizh.by/en/

ミール城

  • 写真:トラベルライター

ミール城があるミール地域は、ミール城を中心に世界遺産として登録されています。

やはり、ポイントはこのかわいい外観!ピンクを基調としたお城は世界でも珍しいのではないでしょうか?中世のおとぎ話の雰囲気を思わせます。

  • 写真:トラベルライター内部。お城でぐるっと囲まれており中央に井戸があります
ミール城
ベラルーシ / 建造物
住所:Krasnoarmeyskaya Ulitsa 2, Mir 231444 ベラルーシ地図で見る
Web:https://mirzamak.by/en/

おいしい食べ物

ベラルーシで絶対食べてほしいもの!それは"ドラニキ"です。

  • 写真:トラベルライターカフェネスヴィジのドラニキ

じゃがいもをペースト状にして揚げたもので、パンケーキともいわれています。写真はネスヴィジ城周辺にある「ホテルネスヴィジ」に併設している「カフェネスヴィジ」でいただいたドラニキですが、これが大変おいしかったです!お値段は、1,000円以下でした。

マッシュルームをベースにしたクリームソースとベーコンを合わせて食べるのですが、なんといってもパンケーキがカリカリしていておいしい!!ソースも程よい塩加減で飽きない味となっています。ぜひ、ベラルーシを訪れる方はドラニキを食べてみてください!

カフェネスヴィジ
ベラルーシ / 洋食・西洋料理
住所:Беларуская вуліца 7-1, Нясвіж地図で見る

実は日本とかかわりが深い!?

  • 写真:トラベルライター

写真の中に、日本の旗が見えますでしょうか?実はベラルーシは日本ともかかわりが深く、日本の旗が添えられたこのような記念碑がレーニン像近くにある聖シモン・エレーナ教会の前に建てられています。

ベラルーシは隣国ウクライナで起きたチェルノブイリ事故の影響も大きく受けており、これはその被害に対して核なき世界を訴えた記念碑です。日本もまた原発事故で同じ思いをしていることから、この記念碑の建造に参加しています。

意外な場所で日本の旗を見ると、やはり世界は広いんだなあと実感しますね。

レーニン像
ベラルーシ / その他スポット
住所:Lenin Monument, Minsk, Belarus地図で見る
聖シモン・エレーナ教会
ベラルーシ / 社寺・教会 / 教会
住所:Saint Simon and Saint Helena Church地図で見る
Web:https://chyrvony.by/

おわりに

一般的に東欧の人たちは優しいかと思いますが、筆者がベラルーシを訪れた際、そこに住む人たちは本当に優しかったです。アジア人が物珍しいというのもあるかもしれませんが、やはり歴史的背景から他者への気遣いができる民族なのかもしれません。英語が全くと言っていいほど話せませんが、それでもあの手この手で、周りにいるみんなが一丸となって助けてくれます。

今回の記事で、ベラルーシに対する「なんだか怖い、、、」というイメージを持つ人が減り、たくさんの方々がベラルーシに足を運んでくださるといいなと思います。

ベラルーシの旅行予約はこちら


ベラルーシのパッケージツアー(新幹線・飛行機付宿泊プラン)を探す

ベラルーシのホテルを探す

ベラルーシの航空券を探す

ベラルーシの現地アクティビティを探す

ベラルーシのWi-Fiレンタルを探す

この記事で紹介されたスポットの地図

関連するキーワード

※記事内容については、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。

あなたにオススメの記事

トラベルライターインタビュー Vol.3 Emmyさん

【トラベルライターインタビューVol.3】一人旅を応援する記事を多数執筆!Emmyさんならではの人気記事執筆のコツやその原動力に迫ります