お洒落カフェ、おいしいレストラン・・鎌倉には素敵な飲食店がたくさんあります。「如意庵茶寮 安寧an-nei」は北鎌倉にある、お寺の境内にひっそりと佇む茶寮。筆者の中では数ある鎌倉のカフェの中で、上位に食い込むほど、素敵な空間が広がっています。本当は秘密にしたい・・でも多くの人に知ってほしい!そんな魅力をもつ「安寧an-nei」について、詳しくご紹介いたします!
この記事の目次表示
「如意庵茶寮 安寧an-nei」とは?
JR横須賀線、北鎌倉駅から徒歩3分の場所にあるお寺、円覚寺。そのはじまりは弘安5年(1282年)。幾度の大火に遭うものの、復興し、明治には関東禅会の中心となりました。現在でも僧堂、坐禅会などに引き継がれています。多くの方に親しまれ、「心の寺」とも呼ばれています。
- 円覚寺
- 鎌倉 / 寺
- 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内409地図で見る
- 電話:0467-22-0478
- Web:http://www.engakuji.or.jp/
そんな歴史あるお寺の広い境内に「如意庵茶寮 安寧an-nei」はあります。拝観料300円を支払い、仏殿で手を合わせた後、坂続きの境内を上へ上へと進みます(緩やかな傾斜ですが、足の不自由な方は少し注意が必要です)。妙香池を過ぎ、二手に分かれる道の手前に見える階段を上ると、「安寧an-nei」がある「如意庵」です。
一見本当にこんな場所に茶寮があるのか不安になりますが、石段の途中に看板とお品書きがありますので、それを頼りに進んで行けば大丈夫。見えてくる古民家の玄関においてある鈴をちりんちりんと鳴らすと、席へ案内していただけるので待ちましょう。
日本庭園に面する縁側にあるテーブル席は、2名が座れるようになっています。お友達や家族とふたりで行くもよし、一人で本を読んだりぼーっとするのもよし。店員さんが付かず離れずの距離感で接客してくれるので、居心地が抜群です。人数が多い場合はお座敷側の席になりますが、こちらもゆったりとした雰囲気でおすすめです。
嬉しいほうじ茶のサービス
席に案内されると、まずほうじ茶を出されます。一般で言うお冷の感覚ですね。このほうじ茶がとてもおいしく、また一杯目を飲み終わると、ポットでお代わりをいただけます。たっぷりと入っているので、注文したスイーツを頂いた後もこちらを楽しむことが出来、ありがたいサービスです。
注文すべき、おすすめメニュー
ここに来たら、必ず注文していただきたいのが「お抹茶 季節の上生菓子付き(1,000円)」。程よい苦みが飲みやすいお抹茶と、月ごとに変わる、上品な甘さと見た目にかわいらしい上生菓子。
上生菓子の練り切りは逗子にある和菓子店のもので、筆者が訪れた3月は桜の形をしたお菓子でした。添えてあるお花も時期によって変わる様で、つい、毎月足を運びだたくなってしまいます。落ち着いた雰囲気のお庭を眺めながらいただく、おいしいお菓子とお抹茶に癒されること間違いなし!
他にも、安寧あんみつ(1,000円)や抹茶ババロア(700円)など、ほっと一息つけるような和スイーツを味わうことが出来ます。
また、月に一度だけ、ランチ「花むすび膳」(2,500円/要予約)も提供しているようですよ!とても人気のランチですので、予約方法は下記のホームページをチェックしてくださいね。筆者も毎月チャレンジしていますが、まだ一度も予約できていません!ちなみに、通常のカフェ予約は出来ないようなのでご注意ください。
いかがでしたか?
お店の名前「安寧」の由来は、訪れた人々の心が穏やかでありますように、という願いが込められています。忙しい毎日にちょっと疲れてしまった時、行きたいなあ・・と思わせてくれる空間ってありますよね。「安寧」を訪れたら、お気に入りの場所がまた一つ、増えるかもしれません。鎌倉に足を運ぶ機会がありましたら、美味しいお茶と和菓子で、ほっと一息してみるのはいかがですか・・?