2度目の金沢はここを歩いて堪能しよう！【石川】

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• 3つの茶屋街を散策しよう
•    夕刻からのひがし茶屋街がねらいめ
•    夏の夜の主計町茶屋街は雅やか
•    昼間でもゆったり散策できるにし茶屋街
• 話題の忍者寺を見学しよう
• 長町（ながまち）武家屋敷街散策と大野庄（おおのしょう）用水にも足を運ぼう
• 地元民やリピート族に人気のせせらぎ通りへ行こう
• 太陽が丘ニュータウンのメタセコイア並木にも注目

3つの茶屋街を散策しよう

• 写真：Olive

金沢は、今では数少ない茶屋文化が残る町。芸妓さんとのお座敷遊びなどが楽しめるお茶屋さんは、当時より縮小されたものの、「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」「主計（かずえ）町茶屋街」の、市内の3か所に残されています。そんな茶屋街を歩けば、雅な和文化を感じることができます。

夕刻からのひがし茶屋街がねらいめ

• 写真：Olive

観光客に大人気のひがし茶屋街。日中は多くの人でにぎわっていますが、茶屋街の魅力を感じるには、観光客の数が減少する夕方以降がお勧めです。黒瓦に出格子の軒先には明かりが灯り、芸妓さんがお茶屋さんに向かう姿が見られたり、三味線の音が聞こえてきたり、一気に雅な世界が広がります。

夏の夜の主計町茶屋街は雅やか

• 写真：Olive

ひがし茶屋街から浅野川大橋を渡り、すぐの場所にある主計町茶屋街は、明治時代からと歴史も浅く、規模も小さいお茶屋街ですが、細い路地や石段などがある町並みは、他の2つの茶屋街とはまた違った風情を醸し出しています。

• 写真：Olive

特に毎年7月末から始まる川岸に設ける桟敷席・浅の川園遊会 白糸川床（しらいとかわどこ）に明かりが灯ると、芸妓さんたちのおもてなしが始まり、唄や舞、三味線の音色と華やいだ空気に包まれています。申込順で各日40席の予約が可能なので、興味のある方は、浅の川園遊会実行委員会事務局（電話：076-256-0897）へ連絡してみましょう。加賀料理と共にお座敷遊びを垣間見られるチャンスですね。2023年は、7月27日～8月13日開催予定。

昼間でもゆったり散策できるにし茶屋街

• 写真：Olive

ひがし茶屋街と同じく江戸時代から続く茶屋街で、伝統的な出格子が軒を連ねます。茶屋様式の家並みは同じですが、観光客は少なめなので、日中でも比較的ゆったりと散策を楽しめます。

• 写真：Olive

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国の登録有形文化財に登録されている西検番事務所は、大正時代に建てられた芸子さんたちの稽古場兼管理事務所で、和様式の町並みの中でハイカラな雰囲気が異彩を放っています。運がよければ、芸妓さんのお稽古の音色が聞こえることも。茶屋街の一角には、西茶屋資料館（無料）があり、1階には大正期の作家・島田清次郎に関する資料館、2階には当時のお茶屋の華やかな雰囲気が再現されています。

話題の忍者寺を見学しよう

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にし茶屋にもほど近い、日蓮宗の寺院・妙立寺（みょうりゅうじ）は、通称「忍者寺」として、昨今、国内はもちろん海外からの観光客にも人気です。実際に忍者が修行していたわけではありませんが、忍者がいてもおかしくないくらいに、敵を欺く仕掛けがあることからそう呼ばれるようになりました。

床板を外すと落とし穴になる落とし穴階段や隠し階段、賽銭箱が落とし穴に変化する仕掛け賽銭箱など、その精巧な造りに驚かされるばかりです。ガイドさんによる案内になるので、事前予約が必要です。

長町（ながまち）武家屋敷街散策と大野庄（おおのしょう）用水にも足を運ぼう

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昔ながらの土塀や石垣が残り、しっとりとした雰囲気を醸し出しつつも、華やかな香りが漂う茶屋街とは、また違った雰囲気の長町武家屋敷街。この地区には、前田家に仕えていた武士たちが固まって住んでいたので、家老から足軽まで、様々な階級の人々の暮らしが垣間見られる貴重な場所です。「武家屋敷跡野村家」、「金沢市足軽資料館」などが揃っているので、ぜひ散策したいですね。

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散策時に注目したいのが、犀川（さいがわ）を水源として長町を流れる大野庄用水。防火、融雪、灌漑、物資運搬、防御などの多目的な用水で、金沢城の築城に大きな役割を果たしたと伝えられています。中級武士だった「旧加賀藩士高田家跡」では、用水から水を引き入れ、池泉（ちせん）回遊式庭園を見ることもできます。

地元民やリピート族に人気のせせらぎ通りへ行こう

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何度も金沢を訪れている人たちに人気なのが、裏金沢とも呼ばれる香林坊＆長町地区のせせらぎ通り。江戸時代に造られた鞍月（くらつき）用水が流れ、ガス燈が並ぶ通りは、古都は十分に堪能しました！という方たちを満足させてくれる、おしゃれで個性的なお店が点在しています。代表的な店舗が、チョコレート専門店の「サンニコラ」。店内では、ケーキやパフェなどのチョコスィーツが頂けます。

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大正時代、鉄工所だった建物をリノベーションした「ひらみぱん」も、せせらぎ通りにあります。午前中には売り切れになるほどの人気のブラッセリーです。他にも、イタリアンにフレンチ、カフェ、和食ダイニングなど、地元の方々に人気のお店が多数あるので、グルメにショッピングに、訪れてみたい通りですね。

太陽が丘ニュータウンのメタセコイア並木にも注目

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金沢市郊外にある住宅地のメインストリートが、メタセコイアの並木道になっています。最近ではじわじわと人気になり、メディアに出てくる機会も増えてきています。落葉樹であるメタセコイアは、四季を通してフォトジェニックな光景が見られるので、時間があれば足を伸ばしてみませんか？

車なら金沢駅前から20分ほどで到着します。路線バスでも1本で行けるので簡単です。駅前にあるリファーレ前のバス停より「北陸大学薬学部行」のバスに乗って「太陽が丘ニュータウン」で下車すればすぐにわかります。バスの場合は、40分弱で到着します。