中東きってのお金持ちの国・カタールには、美味しいものもたくさん集まっています。今回は、ドーハのスークを実際に散策してみた筆者が、「これは……!」と思った食品たちを3点選んでご紹介します。
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1. スパイス
まずは、スーク・ワキーフの食品マーケットで発見できる、沢山のスパイスたち。アラブ料理はもちろん、西洋料理にも欠かせない食材です。料理が好きな方へのお土産にいかがでしょうか。
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バラのつぼみ、スティックシナモン、サフラン、ローリエの葉……。でも、見たこともないスパイスのほうが多いくらい。
アニスは香辛料の一種で、ヨーロッパでも一般的に広く料理に使われています。写真は中でもスター・アニスと呼ばれる種類。筆者が宿泊したホテルのロビーの一角には、さりげなくデコレーションとして置いてありました。
星形で見た目も可愛らしく、お土産向きではないでしょうか。
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少量から購入可能な場合が多いので、ぜひ店員さんに聞いてみてください。定価がついていることも多く、ほとんどの場合英語が通じるのが嬉しいですね。一般的な印象として、ドーハの物価感覚は東京と似ています。
2. ドライフルーツ
スークに溢れているのは、スパイスだけではありません。ドライフルーツ類も種類豊富にそろいます。
特にお勧めなのは、やっぱりデーツ。ナツメヤシの実を乾かしたもので、スークでは甘さが強いもの弱いもの、噛み応えがあるかどうか、高級なものから庶民的なものまでと、ありとあらゆる種類がそろうのが嬉しいです。
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試食もさせてくれる場合があるので、ぜひ勇気を出して聞いてみてくださいね。
ナツメヤシの木はドーハ市内にも沢山植えられており、カタールの人々にとって大変身近なもの。オアシスなどでは、写真のように自生している場所も。他のドライフルーツと比べ、数倍のエネルギーになるという栄養価の高い果物で、過酷な環境で生きる砂漠の民・ベドウィンたちに古くから重宝されてきました。
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ちなみに筆者は、スーク・ワキーフ内で買い物をした際に店主と雑談が弾み、お茶をご馳走になるという幸運に恵まれました。その際、一緒にサービスされてきたのがデーツでした。
もしかしたら、日本のお茶請けのような位置付けなのかも……と思うと面白く感じませんか。
ドーハのスークでは、サウジアラビア産のデーツが多く出回っているようでした。仕入値がいちいち交渉で決まるため、市場値も本当にピンからキリまで。一番人気のある質のいいダーツの種類で、1キロ700円から1,500円くらい、と耳にしました。ご参考まで。
ナッツを使用したアラビアンスイーツも沢山あります。お気に入りの味を見つけて。
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3. サフランティー
甘いデーツには、お茶がとても良く合います。お茶を一緒に買い求めるのも悪くないでしょう。
紅茶や各種ハーブティなど沢山の種類をお茶を見つけられますが、中でもアラブの国らしいのはサフランティーではないでしょうか。
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サフランは、ギリシャのクレタ島が原産と言われ、太陽が元気な暑くて乾燥した気候が得意なお花。有名なのはスペイン産とイラン産のサフランで、ドーハのスークではイラン産を比較的多く見かけました。リゾット、パエリヤ、クスクスなど、お馴染みの料理にもしばしば使われます。
古くからお薬としても利用され、妊婦さんは控えた方が良いとも言われます。
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この真っ赤なめしべを一本一本手で摘み取り、乾かしてお茶を作ります。手間がかかる上にひとつのお花からほんの少しの量しか取れないため、本来はとても高価なもの。
筆者が求めた手軽なティーパックは、通常の紅茶に少しサフランが混ざった程度のもので、一箱約700円ほどでした。それでも、しっかりとサフランの香りがしましたよ。
サフランティーをデーツやお菓子とあわせれば、ちょっとエキゾチックなティータイムが楽しめそう!
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みなさんも、ぜひスークで美味しいお土産を探されてはいかがでしょうか。帰国後、カタールの思い出を反芻できるような時間作りのため、一役買うこと請け合いです!
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