カタール
カタール観光
首都ドーハは世界でも急速に発展している都市のひとつ

美の殿堂!ドーハ・イスラムアート美術館の楽しみ方(1)~建築~

取材・写真・文:

トラベルライター

2017年2月14日更新

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写真:トラベルライター

中東はアラビア半島の小国・カタールの首都ドーハ。ここには、世界でも有数のイスラムアートのコレクションがあります。コレクションが集まるのはイスラムアート美術館(通称MIA)。MIAの楽しみ方を3通りご提案してゆきます。今回のテーマは「建築」。実はMIAは、ルーブル美術館のガラスピラミッドなども手がけた、世界的に著名な建築家の作品。ガラスピラミッドに決して劣らない美の殿堂は、カタール観光で絶対に外したくないスポットです!

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まずは、おさらい。カタールと首都ドーハってどんなところ?

お金持ち!砂漠の国なのに水がタダ!?

アラビア半島にある小さな国、カタール。石油や天然ガスなど豊潤な天然資源のおかげで、今や日本を凌ぐどころか世界一とも言われるほど、大変なお金持ちになった国です。

どれくらいお金持ちかというと、電気・水道代、医療費、教育費、所得税、消費税が全部無料でも国がやっていけてしまうほど!

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人口の9割近くを占め、劣悪な環境での労働を余儀なくされている外国人労働者との格差問題などを抱えていますが、日本と比べても治安は大変良く、イスラム教の国ですが女性の一人旅も問題なく出来てしまうほどです。

王様の政策で文化・教育を重要視

お隣のアラブ首長国連邦と同様に首長制を採用しており、1868年以降はサーニー家が首長として国を統治しています。王様は文化や教育を重要視し、長期的視野からサステイナブルな発展を志向していて、国民からの支持も厚いとか。

下の写真は、今回取り上げるイスラム美術館(Museum of Isramic Art, 通称MIA)。これも実は、なんとサーニー家の個人コレクションが元になっているというのですから驚きです。

「退屈」どころか、今が旬!サッカーワールドカップのホストも

王様のそんな政策が功を奏してか、近年は2022年サッカー・ワールドカップのホスト国としても選出されました。現在は、国を挙げてスタジアムやメトロをはじめ多くのインフラを建築中。

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首都・ドーハは数年前まで「世界一退屈」などと呼ばれたこともあったそうですが、それはもう昔の話。ここ10年で急成長を遂げたカタールは、今や将来がますます楽しみな「旬」の国です!

イスラムアート美術館(MIA)と建築。見どころは

「幾何学の魔術師」。ガラスピラミッドの建築家がデザイン

MIAは、中国系アメリカ人のイオ・ミン・ペイが立地からデザインまでを担当し、2008年に建築されました。ペイの名前を知らなくても、あのルーブル美術館のガラスピラミッドの建築家、と聞けば何かピンと来るものがあるのではないでしょうか。

20世紀を代表する建築家の一人で、彼の作品は世界中にあります。筆者が個人的に好きなのは、アメリカのボストンにあるジョン・F・ケネディ図書館。

モダンでとってもカッコいい!建物の、刃物のようにシャープで無駄のない線は彼の美意識の現れでしょうか。作風から「幾何学の魔術師」という異名をとっています。

一度見たら忘れられない外観。幾何学の美はイスラムの美

MIAは、ペルシャ湾を臨むドーハの港からたった一本の通路で結ばれた、人工島の上にあります。写真右手に見えるのがMIAです。左手奥に立ち並ぶ高層ビル群との対比が面白いですね。

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イオ・ミン・ペイらしい幾何学的な外観。これはピラミッド?角砂糖の山?いえ、それともアートの神殿でしょうか。

91歳にしてこの仕事を引き受けたペイは、6ヶ月かけてイスラム圏を旅行。ムスリムの建築と歴史を学び、アラビア語の文献を読むなどしてデザインのインスピレーションを捜し求めたそうです。

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幾何学模様は、偶像崇拝を禁じるムスリムが伝統的に好んできたもの。「幾何学の魔術師」ペイには、まさしくうってつけの仕事だったのではないでしょうか。

エントランス。極上の洗練とイスラムのエッセンス

贅沢に空間を使ったエントランスにほれぼれしつつ、ふっと天井を仰ぐと、思わず息をのみます。

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よくよく見れば、それは中央に天窓を備えたドーム型の天井。

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天井に咲く大輪の花?星?万華鏡?それともダイヤモンドでしょうか。館内にいる間飽きることなく何度も見上げてしまいます。

メタリックな幾何学の組み合わせが光を反射し合い、館内に優しい光を落としていました。

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足元にも幾何学模様が広がり、時々民族衣装を着た地元の人たちが行きかう様子は、それだけで絵になります。

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奥は一面ガラス張り。おかげで館内はとても明るく、気持ちよい空間です。

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カフェスペースもあるので、ペルシャ湾を眺めながら是非優雅に休憩したいですね。

広々として、静謐。見る人に優しい展示室

5階のうち2階と3階が常設展示室となっており、後は企画展や図書館などになっています。1階にはカフェの他ミュージアムショップ、そして地下にはイスラムの国らしく、男女別のお祈りの部屋も設けられています。

筆者は平日午後に訪れたのですが、入り口では全く並ばず、見学客の数が少なく静かなことに驚きました。

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とても広々とした展示室。小さなオブジェもひとつひとつ大切にガラスケースに入れられ、どの角度からでも作品と向き合えるようになっています。

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実際に見てみると、オブジェの並べ方すら思わずうなってしまうほどの美しさ。それもそのはず、展示室の内装は、ペイとルーブルでも組んだジャン・ミシェル・ウィルモットが手がけています。

各部屋では、民族衣装に身を包んだ係員が見学客を見守っていました。

イスラムアート美術館
カタール / 博物館・美術館
住所:P.O Box 2777, Doha地図で見る
電話:974-422-4444
Web:http://www.mia.org.qa/en/

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※この記事は2017年2月15日に公開した情報です。
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